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優しい魔王の疲れる日々  作者: n
優しい魔王の疲れる日々1
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第1話:魔王の朝

nと申します。初めて小説書かせていただきます。誤字脱字あるかもしれませんが、僕の小説で笑ってくれたり楽しんでくれたりしてくれたら幸いです。


魔王兼、一応主人公、望月鋳鶴の朝、それは四時から始まる。

毎日休み無く彼は朝四時に起き家族のお弁当を作る

起きる時間は日によってばらつくこともあるが6時過ぎからは作らないのが彼のポリシー

毎朝四時になぜ起きるのかというと彼の色々な用意をするため

プラスお弁当の具作りです

学校の用意、制服に着替えて顔を洗い自分の布団をたたむ


「早くお弁当作らないと・・・みんな起きちゃうな」


まずはお弁当作り、彼の朝はここから始まる。

鋳鶴君はいつも6時か5時に家族全員のお弁当を作る

それも様々な色とりどりのお弁当

姉妹達のお弁当の中身が重なったり色合いなど同じにならないように

なぜ5時や6時からというと、彼の家族は8女1男の9人姉弟、父母をあわせれば11人となる。

しかし、母と父は仕事が忙しいため中々帰ってこないのだ・・・

そして姉妹達は家事をしない、だから彼が仕方なく家事をしているのだ。

次に昨日の夕飯の食器洗い、洗濯、朝食作りを進める。

そしてどうこうしてるうちに朝の7時、姉妹達が朝ご飯を食べに来る。

彼は小学校の時から家の家事全般を任されている


「恐子姉おはよう♪」


「おはよ・・・」


鋳鶴君がお弁当を作っていると二階から1人の黒髪で短髪の大柄な女性が降りてきました

一番最初に起きてきたのは長女の恐子さん。

彼女は元ヤンの総長です♪

現在26歳ファミレスの店長をしています。

朝起きたばかりの目付きでも一般人には睨んでる様にしか見えません。

思いっきり家族の中で一番お母さんの血を次いでいます

全国制覇という不良会では色んな意味でトップに君臨しました

でもまだお母さんには敵わないという所です

こんな面構えの女性より強い女性って鋳鶴君のお母さんはどんな人なのでしょうか・・・


「飯はできてるかな?」


「杏奈姉、おはよう♪」


そして恐子さんが降りてきて数分後

再び二階から足音をたてて少し茶髪気味に染まった髪をゴムで留めながら

眼鏡をかけている大柄な女性が顔を出し鋳鶴君に朝の挨拶を交わしました

このいかにもガリ勉なメガネは次女の杏奈さん、彼氏居ない歴25年、

弁護士なのに彼氏もできないとは・・・ある意味可哀想な人です。

いつも六法全書を持ち歩いていて好きこそあらばむかついた人間に投げつけます

元彼的な人にも六法を投げたという逸話が・・・


「あぁ~・・・眠~・・・」


「鶴君おはようございます♪」


「穂詰姉、梓姉おはよう♪」


あぁ~・・・眠~・・・とか言ってるこちらも大柄で締まる所は締まって出る所は出ている

なんとも引き締まったボディを持っているのは三女の穂詰さん、

髪は茶髪にウェーブがかかっています

そして昨日のお酒が残っているそうです。しかし!

ただの飲んだくれかと思いきやきちんとした保健の先生なのです。

こんな人でも教師・・・日本はどうなるんでしょうか・・・

それにだるだるの服装、乱れきってしまっている髪の毛、まるで酔っぱらいです

下着のラインが見えていますそれに下にはパンツしか履いていません

格闘技も心得ていて酔拳ではありませんが空手など

日本武道を嗜んでいるそうです

まぁこの人も化け物で柔道と空手道でのトロフィーもたくさんあります

そんな彼女の横にいる優しそうなお姉さん、

彼女は五女の梓さん、20歳にして望月家で一番頭がいい人です。

現在は春休みでアメリカのある大学から帰ってきています。

梓さんはアメリカの大学へ行っているだけでは無く

数々の賞も貰っているとてつもなく凄いお人なのです

小学生で検定という検定を総なめしたらしいですし

正直この家で一番敵にまわしてはいけない人です


「お姉ちゃん!起きなきゃダメだよ!朝ご飯冷めちゃうよ~・・・」


「後五分~・・・後五分~・・・」


急いで支度しているのは末っ子八女の神奈ちゃん、

まだ中学1年生だというのに背は170cmを超えていて

着々と望月家の血統を受け継いでると言えます

七人姉妹の中では

1.2を争うぐらいの鋳鶴君を愛しています♪

てか寧ろ兄を弄り倒しまくって遊ぶ事が大好きな若干おませさんです

愛しているのは家族としてですよ・・・?

そしてようやくみなさんが食卓につきご飯を食べ始めました


「兄ちゃん!兄ちゃん!見て見て!」


「ん?」


「私のこの手が光って唸る!みそ汁投げろと!輝き叫ぶ!」


「ゆりみそ汁投げアタァーック!!」


「えっ!?みそ汁!?」


今、鋳鶴君に意味不明などこぞのアニメの技みたいのを叫んでるのは

七女のゆりさんです。彼女はギターとアニメ、ゲームが大好き♪

望月家一番の元気っ子です。

朝には凄く苦手でまだ目をゴシゴシ擦っています

ギターやアニメ、ゲームだけではなくスポーツ万能なんです

しかし腐っても望月家の血が流れるゆりさんは

空手を習っていますしかもその空手の技を兄の鋳鶴君で実験したりします

先ほどゆりさんが投げたみそ汁をもろに頭からかけられてしまった鋳鶴君はみそ汁まみれ、

それを尻目にゆりさんはご飯にガッツいてます。

味噌汁の着いた服を洗濯機に入れてきた鋳鶴君、すると?


「ふっ!なら私は結アタァッーク!」


「うべふっ!」


思いっきり吹っ飛ばされる主人公こんなのが主人公ですいませんねぇ。

いきなり鋳鶴君をなんとかアタァッーク!とか言って吹っ飛ばしたのは、

六女の結さん、高校生とは思えんダイナマイトボディ・・・

そして髪は漆黒と言っていいほど黒く艶がかかっています

なんともけしからん・・・彼女は剣道女子で去年の高校二年生の時、

全日本女子高生剣道大会でみごと全国優勝をなしとげたものすごい人です。

しかし・・・ブラコンと言う欠点がありますはい・・・そりゃあすごいですよ?はい・・・

そんな事からいっぺん結さんは倒れた鋳鶴君を見て・・・


「つ~くんごめんね・・・?痛かったよね・・・?大丈夫・・・?」


ギュッと鋳鶴君を抱きしめてあげています。


「いっ!息が!死ぬ!死ぬ!」


「大丈夫だよ~・・・

お姉ちゃんと一緒にお服脱ぎ脱ぎしようねぇ~・・・」


鋳鶴君の服を無理矢理脱がせようとする結さん

それに必死に抵抗する鋳鶴君、他の姉妹さん方はというと

無視デス思いっきり無視していますまるで眼中にありません

それにしてももの凄い食欲です

恐子さんの目の前には空になったお皿が崩れそうなぐらい積み重ねられています

まぁ抱きしめられて死にそうになっている鋳鶴君は放っておきましょう


「お兄ちゃんごちそうさま!

ゆりお姉ちゃんともう学校行ってくるね!

今日もお仕事みたいなのいっぱいあるからさ

早く終わらせないと」


「兄ちゃんも早くこないと駄目だぞ~?

先に神奈と行ってるからね~」


ご飯を食べ終え食器を流しに置いて

ゆりさんと神奈さんは鋳鶴君が作った

ゆりの花がデザインされた布に包まれたお弁当をゆりさんが

神様みたいな絵がプリントされている布に包まれたお弁当を神奈さんが持ち

学校の制服を着て急いで家をあとにしました


「さて私もそろそろ仕事に行こうかな

今日は裁判所に行かねばならないからな」


「私もめんどくさいけど学校行くかなぁ~・・・

保健医として学校離れる訳にはいかないし~・・・

めんどくさぁ~・・・」


穂詰さんが欠伸をしながらめんどくさそうに自室に戻り

杏奈さんは六法全書を片手に眼鏡のプリントされた布に包まれた

お弁当を手にとって家を出て行きました


「それじゃあ・・・

私も行くかまぁ店長が最初に行かなくても

鍵持っている奴が最初に来て開けやぁいいんだがな・・・」


こちらもめんどくさそうに椅子から重い腰を上げる恐子さん

ちなみに鍵当番は彼女です

鋳鶴君はそう伝えたいんですが結さんのせいでツッコミをさせてももらえません

恐子さんは重々とした雰囲気で家から手ぶらで出て行きました

大凡、車の中に鍵があると見ました

ちなみに望月家には大きな家がありながら車は一台しかありません

こんな大きな家には車一台は勿体なさ過ぎます


「結?

そのままじゃつー君が死んでしまいますよ?

貴方も学校なんでしょう?

つー君が死んじゃう前に行きなさい」


「むっ・・・むぅ・・・」


結さんに注意を促す梓さん

少し唸りながらも結さんは鋳鶴君の上から退きパジャマから着替えに自室に向かいました

梓さんはニコッと微笑んで鋳鶴君に視線をやると

鋳鶴君は皿洗いを始めました

そして梓さんがリビングから去ると結さんが影から現れ鋳鶴君を思いっきり抱きしめました

鼻血ぶっぱなしながら悶え苦しむ鋳鶴君・・・結さんは気づいていません・・・

別に羨ましいとか、リア充爆発しろぉぉぉぉ!とか思ってませんからね?

ホントですヨ・・・・・・?

そんなこんなで朝っぱらから死にかけてる主人公の鋳鶴君。

本当に爆発すればいいのに・・・と思わず!

我等が主人公鋳鶴君は復活するのか!

復活しなきゃ続きません!

以上空の声でした~♪


優しい魔王の疲れる日々第一話いかがだったでしょうか・・・?感想などがもらえたら嬉しいなと思っています。第二話は現在作成中です!皆さんもどうかこのリア充・・・じゃなかった!鋳鶴君を応援してあげてください!

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