表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

80/104

69


コウタの「リアに言えない本音」メモ

(スマホのメモ帳・パスワード3重・タイトルは空白・誰にも見せない)


──

リアが寝てる顔、毎日見てる。

……可愛すぎて死にそうになる。

でも言えない。

「可愛い」って言ったら、絶対「知ってる♡」ってドヤ顔されるから。


──

今日、クエストで俺が転んだとき、

リアが一瞬で影で受け止めてくれた。

……あれ、俺の命何回目だよ。

ありがとうって言ったら「当然でしょ」って笑われた。

……本当は「好きだよ」って言いたかった。


──

布団全部取られた朝、

「コウタの匂いがするもん……」って言われた瞬間、

心臓止まった。

……俺の匂いってそんなにいいのか?

……って、絶対聞けない。


──

髪乾かしてるとき、

リアが「まだ乾かしたい……」って30分延長してきた。

……俺、もう乾いてたのに。

……でも、ずっとこうしてたいって思った。

言えない。


──

澪が観察日記書いてること、実は知ってる。

……全部読んだ。

「恋愛フラグ進行度94.8%(危険水域)」って書いてあった。

……残り5.2%って何だよ。

……100%にしたいって、言えない。


──

昔、俺が一人で死にそうだったとき、

夢の中でリアが来てくれた。

……あれ、現実でも来てくれたんだよな。

……ずっと、ずっと一緒にいてくれるって言ってくれた。

……俺、まだ怖いんだ。

また一人になるのが。

……だから、

「離れないで」って、言えない。


──

リアが笑うたび、

世界がちょっとだけ優しくなる。

……俺の全部が、リアでできてる気がする。

……でも、

「俺、お前がいないと生きていけない」って、

絶対に言えない。


──

いつか、

ちゃんと、

全部言える日が来るかな。


……来るって、信じてる。


(コウタのメモ 永遠に非公開・でも毎日更新されてる)

 リアの「コウタに絶対言えない本音」メモ

(スマホの隠しフォルダ>パスワード「kouta0401」>ファイル名「♡♡♡.txt」)


──

コウタが寝てる顔、毎日盗み見してる。

……ほっぺプニプニしたい衝動と戦うの、もう限界。

でも言ったら「知ってる」ってドヤ顔されるから我慢。


──

クエストでコウタが私を庇ったとき、

影で受け止めた瞬間、心臓止まった。

……「ありがとう」じゃなくて「大好きだよ」って言いたかった。

でも言えなかった。

代わりに頬にキスしたら、コウタ真っ赤になってた♡

……勝ち。


──

布団全部取っちゃった朝、

「コウタの匂いがするもん……」って本音漏らした瞬間、

死ぬかと思った。

……でも、コウタが「しょうがないな」って抱きしめ返してくれたから、

もう一生この匂いで寝るって決めた。


──

髪乾かしてるとき、

「まだ乾かしたい……」って30分延長したの、

髪じゃなくてコウタに触ってたかっただけ。

……絶対言えない。


──

澪ちゃんの日記読んじゃった。

「恋愛フラグ進行度94.8%(危険水域)」

……残り5.2%って何!?

……100%にする方法、教えてくれ澪ちゃん。


──

昔、コウタが一人で死にそうだった夢、

私、本当に入り込んじゃったんだ。

……あのとき「ずっと一緒にいる」って約束したの、

夢でも現実でも守るつもりだから。


──

コウタが「怖い」って言ってくれた日、

初めて私の前で弱さ見せてくれた。

……あのとき、

「私がいないと生きていけないって言ってもいいよ」

って思った。

でも言わせるんじゃなくて、

私がそうさせたい。


──

コウタが笑うたび、

私の世界が全部ピンクになる。

……これ以上好きになったら爆発する。

……でも、

もっともっと好きになってもいいよね?


──

いつか、

コウタに全部言える日が来るかな。

……来るって、信じてる。

だって私、

コウタの幼なじみで、

コウタの一番で、

ずっと、

コウタのことが大好きだから。


(リアのメモ パスワード変えるたび「kouta+今日の日付」に更新中)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ