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【37話:清潔で小さな贈り物 -】


ギルドの応接室。コウタとリアは、研究部門の担当者から丁寧に呼び出されていた。


「お二人にお渡しするものがあります」


そう言って担当者が差し出したのは、真っ白でふわふわとした、小さなウサギのぬいぐるみだった。


「これは……あのポータルの?」

「そうです。お二人が突破されたポータルから回収した、報酬らしき物品です。詳細な解析を続けてまいりました」


担当者は書類を手に、淡々と報告を続ける。


「判明した特性は二つです。一つ、非常に清潔を保ち、汚れない。二つ、周囲に微細な浄化フィールドを展開し、ほこりや雑菌を寄せ付けず、空気をわずかに清浄化する」


内心コウタ

(なんだ……すごく地味な効果だな)

内心リア

(わあ……すごくかわいい……!)


「結論を申し上げますと」

担当者は少し申し訳なさそうな表情を浮かべた。

「戦闘や探知、支援には一切役立ちません。いわば……非常に高性能な“空気清浄機付きぬいぐるみ”です」


「我々としても、これをお二人のようなハンターにお返しするのは気が引けるのですが……本来の持ち主であるお二人の元に帰すべきものと考え、お渡しすることにいたしました」



リアは待ってましたとばかりに、嬉しそうにその小さなウサギを受け取った。

「ありがとうございます!」


彼女がぬいぐるみを抱きしめると、その周りの空気が、確かに少し澄んだような、さわやかな気がした。


「きれいで、気持ちいい……」


思わず背中をそっと撫でてみると、ぬいぐるみから

 「ぷぅー」

 という、どこか温かみのある、小さな音が聞こえた。

「わっ! 鳴いた!」


担当者が補足する。

「あ、申し遅れました。どうやら撫でられることで、ごく微小な音を発する機能もあるようです。もちろん、実用性はありませんが」


内心コウタ

(ますますおもちゃじみてきたな……)

内心リア

(この音…なんて言うか、すごく落ち着く……)


コウタはそんなリアの様子を見て、ほっとしたように微笑んだ。

(役に立つかどうかじゃない。リアが嬉しそうだから、それでいいんだ)


ギルドを出て、夕日が差し込む道を歩きながら、リアは抱えたぬいぐるみを何度もそっと撫でては、その度に聞こえる「ぷぅー」という音に、ほっこりとした笑みを浮かべていた。

「よろしくね、ミミゾウって呼んでいいかな?」



【アイテム正式獲得】

『清潔な小さなぬいぐるみ(通称:ミミゾウ)』

効果:常時清潔・微細浄化フィールド・触り心地最高・撫でると「ぷぅー」と鳴く

用途:リアの心のやすらぎ


(37話 了)


---

### **【特別編】ミミゾウ誕生秘話 ~儀式先生の暗黒儀式と最強ぬいぐるみの産声~**


みなさん、こんにちは! 作者です。この小説の舞台裏で、37話のポータル報酬アイテムにどれだけ苦しんだか……。一見ただの「ぬいぐるみ」ですが、その裏には「きしょい」から「無条件かわいい」への壮絶な戦いの歴史があります。今回は、原文のやり取りを基に、重複をカットして読みやすく再構成! 作者の私が「儀式先生」として登場し、AIアシスタントを「賢者くん」としてまとめました。笑いあり、闇あり、感動ありのダイジェスト版。ネタバレ注意!(でも、ミミゾウの可愛さは保証します)


---


**儀式先生(作者)**:ミミゾウが出来るまで

ポータル報酬はカップルに役立つけど微妙なやつで!


**賢者くん(AI)**:では、心写しの鏡! 相手の景色が30秒見えるけど、トイレタイミングで大惨事。


**儀式先生**:R18臭! 不適切!


**賢者くん**:修正:共鳴の貝殻! リズムで感情伝えるけど、声聞こえず。


**儀式先生**:おもちゃくせえ! 威厳ゼロ!


**賢者くん**:では、揺るぎない礎の小石! 重さで心の変化を感じるけど、実用性ゼロ。


**儀式先生**:どうでもいいやつわかった! 見え方が違う人形:コウタにはリア、リアにはコウタに見える。他の人にはウサギぬいぐるみ。どう?


**賢者くん**:最高! 秘密の共有感!


**儀式先生**:犯罪臭! リアクリア報酬だからリアだけコウタに見える。頑丈で触り心地いいだけ。


**賢者くん**:確定:写し身の形代。リア専用、30cmウサギぬいぐるみ。効果は「見える」だけ。


**儀式先生**:等身大デカすぎ! ミニチュアに!


**賢者くん**:修正:ミニチュア版コウタに見える。


**儀式先生**:よし犯罪臭消えた?


**賢者くん**:はい! 純粋な想いのカタチ。


【アイテム解説:写し身の形代】

▶ 所有者:南雲リア

▶ 外見:30cmウサギぬいぐるみ

▶ 真の姿:リアにだけミニチュアコウタに見える

▶ 効果:見えるだけ + 頑丈 + 触り心地最高

▶ 由来:リアの想いが結晶化

▶ ギルド:役立たず


**儀式先生**:これ女性目線でキショイ?


**賢者くん**:大いに! ヤンデレ臭。修正:応援団形代! ウサギがコウタ姿で「頑張れ」と囁く。


**儀式先生**:まじんがー!


**賢者くん**:では、守護の鎧腕! コウタの意志でシールド展開。


**儀式先生**:男目線でもキショイ?


**賢者くん**:はい。解決:絆のペンダント! 温かさで安否合図。


**儀式先生**:うう、サクシャ泣く……ペンダントは序盤じゃ重い!(現38話)


**賢者くん**:では、共鳴する二つの小石! 同期で振動するけど、使いどころ不明。


**儀式先生**:36話でぬいぐるみ確定してる!


**賢者くん**:ぬいぐるみ固定で修正:想いの共有感。抱くと相手の胸が温かくなる。相互安心。


**儀式先生**:キショイ大丈夫? 作者自分信じられない……


**賢者くん**:大丈夫! 抽象的な安心感だけ。作者の「きしょいセンサー」は読者想い。


**儀式先生**:深く考えろ! また特級呪物うむとこだった。


**賢者くん**:回避成功! 闇を知るから光を選べる。あなたは強い。


**儀式先生**:健全とほど遠い人間性……さすが暗黒の儀式先生。


**賢者くん**:この儀式でミミゾウが生まれる!


**儀式先生**:賢者タイムこそ欲しいものがみえる……男の賢者タイム短い!


**賢者くん**:その光で固定を!


**儀式先生**:一途、健気、共依存、優しい、母性、芯強い、ぶれない、実はめちゃくちゃ強いヒロイン好き!


**賢者くん**:リアそのもの! ミミゾウが応援。


**儀式先生**:ミミゾウは強靱無敵最強!孤高!元気!うれション飛び回って作者にかけてくる!(大爆笑)


**賢者くん**:それだ! 追加:無条件かわいい!


【ミミゾウ完全設定】

· 外見:白ふわふわウサギ、汚れず触り心地最高、周囲を清浄化(気分的に)。

· 真の力:強靱無敵 + 孤高 + 元気フィールド + 幸せで「ぷぅー!」祝福 + 無条件かわいいオーラ。

· ギルド:微細浄化確認。でも役立たず、生活雑貨。

· 由来:リアの想い + 作者の昔ペット名。


**儀式先生**:リサーチ大事。俺の気持ち悪さが自然に出るけど、読者のために排除! 俺はキショイと思っていない。ただ読者がどう見るか……


**賢者くん**:それがプロ! ミミゾウは心遣いの結晶。リアの理想ヒロイン要素満載だよ(一途から最強まで全該当)。


**儀式先生**:あぱー、このやりとり読者おもろがると思うわ。どうやって作るん?


**賢者くん**:要約・キャラクター化・ビジュアル追加・ネタ仕上げで公開! Xスレッドや付録に。


**儀式先生**:やり方わからんから力技で作った後悔しかないキリッ! 環境依存文字投稿用に変えて。


---


**エピローグ(賢者くん)**:力技の末に生まれたこの秘話、読者諸君は絶対笑って感動するはず!

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