表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
正しい土魔法の使い方 ~理系おじさんの異世界生活~  作者: 麻鬼


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

122/127

122話 関門突破

「ってことで、こちらタケル君な。みんな、仲良くするんだぞ」


シンディ達と合流して転校生、もとい、転世界生のタケル君を紹介する。

タケル君は……おお、照れてる照れてる。

あたかも、一人だけ女子高に転入を許された男子生徒のようだ。

差し詰め、俺は担任教師ってとこだな。


「のうのう、ヨシツグよ。そんなことより、先ほどの写真とやら、そろそろ妾にも使わせてはくれんかの?」


うん? ああ、それかぁ。


「タケル君、充電器持ってないの? スマホの」


「ねえよ。あればどんだけ……」


「充電ケーブルとかは?」


「それぐらいなら、鞄に入ってるけどよ」


お、やった。


「ちょっと貸してくれ。なんとかなるかもしれないぞ」


受け取ったのは普通のUSBケーブル。

学校鞄に入れてるものなのか。もしかしたら、こっそり学校で充電してたりしたのかな?

ま、何はともあれ、コピーしておく。なにげに消耗品だしな、これ。


パソコンや充電器に繋ぐ方のコネクタは、中に4つ端子が並んでいる。

この端子の外側二つに5Vの電圧をかければ充電できるはずだ。

……どっちがプラスか憶えてないな。逆にしちゃうと壊れると思うけど、まあ収納コピー品だし壊れたら逆ってことで。


で、充電するには直流電力を起こさないといけないわけだ。以前作った手回し式電灯は交流だから、そのままでは使えない。

とはいえ、原理は同じで良い。ブラシと呼ばれるパーツで電気の流れを切り替えれば、直流電源として取り出せる。

DCモータと呼ばれるやつだ。田宮さんとか馬渕さんとかが有名。


あとは、それをエアロバイクに組み込む。ダイエットとかするのに使う運動器具だが、人力発電機には良い形状だ。


「できたぞ。あとはペダルを漕いでくれれば充電できる。電圧は漕ぐ早さで調節することになるから、充電ランプを見て判断してくれ。早く漕ぎすぎるとスマホが壊れるから注意な」


一心不乱にエアロバイクを漕ぐタケル君を余所に、ニーナに耳打ち。

さあ、悪巧みの時間だ。




汗だくになりつつも、やり遂げて満足げなタケル君にドリンクを渡す。

レモンと蜂蜜に少しの塩で作った、新作のスポーツドリンクだ。

黒いシュワシュワのとか、胡椒博士とかは遠いなぁ。


「それで、スマホの方は使えそうか?」


「おおよ、充電はバッチリだぜ。すまねえな、助かった」


うんうん。好感度がピロリロリ、と上がったな。


「一回、再起動した方が良いと思うぞ」


「ん? そうか?」


しても特に意味はないけどな。

好感度上昇の効果で、素直に再起動してくれるタケル君。

そして、それ以降はスマホに没頭する。

電源がないせいで、使えてなかったんだろうね。

大事なデータとかあったのだろうから、暫くはほおっておこう。




「どうだった、ニーナ?」


「バッチリじゃ」


タケル君が再起動処理しているところを、ニーナにテレパシーで読んでもらった。

起動時のパターン認証ゲット。

これで、スマホが使えるようになるな。良きかな良きかな。


泣きそうな目でアイリスが睨んでくるので、一台あげた。

充電は……家にも一台、エアロバイク式発電機を置いておけば良いか。

風呂に入る前にエアロバイクとか、ますますスーパー銭湯みたいになっていくな、俺の家。

漫画コーナーもあるし。

そのうちマッサージチェアでも作ってみるか。


なお、エアロバイク式発電機はタケル君が購入を希望。

金貨を支払ってくれた。

どこから手にいれた金貨なのかは知らないが。

で、エアロバイクはタケル君の持つ袋に収納された。魔法の鞄ってやつかな?

あれも神様的なアイテムなのだろうか。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
コピーした方のスマホのプライベートなデータは消してあげて…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ