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第18話  変化する世界

グレイがゲイボルグとともに地下に降りている頃である。弥生遼子はグレイの考えというものに賭け、従業員の皆を連れて、赤レンガ倉庫を離れようとしていた。


「ナイン君は、オーガの中に入った?」


弥生は、意識の無いナインを抱きかかえてオーガの中へ入った西田に問う。彼女がこのように考えたのも、これから何があったとしても、プロトオーガの中が一番安全であろうし、ナインが目を覚ました場合、すぐに行動することもできるからである。


「完了です、隊長」


西田は、オーガから降りて、自分の機体の中へ入っていった。


「じゃあ、できるだけみんな遠くへ!」


弥生遼子たちは赤レンガ倉庫を後にした。


「あとは、グレイなんだけど・・・」


弥生は、隊全体の共通利益のため、グレイを置いて逃亡する選択をしてしまったことを後悔していた。グレイにどんな妙案があろうとも、あのオーガに勝てるはずはなかったからである。しかし、こうなっていしまった以上、弥生はグレイに賭けるしかなかった。

その時、弥生はリフトを使わずに地下から影を縫うように跳んでいったものを見た。それは、ゲイボルグかと思われるが、紛れもなく鬼そのものであった。胸の部分に輝くメンタルスフィアを見れば、一発でわかる。


「グレイ・・、あんたの考えたことって・・・」


弥生は悪い予感がしていたのであるが、まさかグレイが鬼と化すとは思いもよらなかった。しかし、動くことさえ困難であったゲイボルグが強大な死者たちの力を借りて蘇ったのだから、最善の一手といえば最善の一手であったのだ。

  


黒いオーガは赤レンガ倉庫に到着すると、その建物を庇うかのように自己と同じような黒い鬼がいることを確認したのである。その鬼は巨大なバスタード・ソードを大地に突き立てて、胸部を緑色に輝かせている。なぜか、その鬼は体中が穴だらけで、左腕も無く、満身創痍であるのに随分と立派に大地を踏みつけているのである。


「ここから先へは、一歩も行かせねぇ・・」


ゲイボルグは右腕の人工筋肉、いや、もう鬼の腕そのものと化してしまった生きた腕が通常の何倍にも膨れ上がる。そして、自身の大きさほどもある巨大なバスタード・ソードを大地から引き抜いては右腕だけでそれを振りかぶる。


「俺はもう、何も怖くない」


ゲイボルグは全身からメンタルスフィアの緑色の光をもらしながら、咆哮する。巨大なバスタード・ソードと見合うぐらいの巨大な太い腕が、地面と平行に水平方向に真直ぐ伸びる。


「お前が一緒なら」


ゲイボルグは、もはや存在そのものが兇器と化したような巨大な右腕を後ろにひくと、黒いオーガを目がけて跳んだ。緑の光が残り火のようにゲイボルグの通過点に置かれていく。


「お前さえいれば」


ゲイボルグは巨大な右腕をバスタード・ソードごと、地面に叩きつける。強烈な衝撃波とともに大地が割れる。だが、黒いオーガには当たっていない。そのため、隙だらけとなったゲイボルグの左側へと、黒いオーガは風のように回り込んだ。  


「俺はどこへでも飛べる!」


しかし、グレイに隙など無かった。無いはずのゲイボルグの左腕が突然復活していたのだ。ただの人工物にすぎないゲイボルグが自己再生できたのも、鬼の力を得たためであろう。いや、それだけではない。外法の力を借りたグレイは、自分の魂を生贄にもう一本、右のバスタード・ソード並みの巨大な剣をマテリアライズすることまでやってみせたのである。


「お前がいつまでも笑っていられるように」

『・・!!』


そう、完全に隙だらけであったのは黒いオーガであった。ゲイボルグの巨大な剣になぎ払われる。


「お前が寂しくならねぇように」


ゲイボルグは両腕の大剣を構える、敵がひるんでいる今のうちに敵を仕留めるために。脚部を膨張させ、一瞬でバスタード・ソードの間合いに黒いオーガをいれこませてしまうのだ。続いて、両腕を極端に巨大化させるのである。


「この街を・・」


ゲイボルグの右腕により放たれた一撃。黒い鬼の左腕をぶった切る。それに続く左の一撃。しかしながら、これは、黒いオーガが丹精をこめて創った、濃密な闇の壁の前に阻まれる。さらに、グレイはとどめとして叩き込んだ一撃で敵を仕留めきれなかったため、黒いオーガにその反撃を許してしまう。

すなわち、黒の鬼に纏まりつく漆黒の闇は一層強くなったのである。何処へまでもほとばしってくる濃密な殺気は威圧感にさえ感じられる。そして間もなくして、ゲイボルグの周辺の空気が全てどす黒くなる。これはまるで、横浜に偏在するすべての闇を、結集しているのではないかと思われるほどである。同時に、死者たちの呻きや渇望が、心へ鈍く響くのである。

そして、あの鬼に閉じ込められていた闇の巨剣が解き放たれる。グレイは、ジェット・エンジンを用いて上空に飛翔する。だが、鬼はゲイボルグを逃がさない。黒い鬼はほんの少しだけ剣を上に立てるだけでゲイボルグを滅することができるのだから。


「これ以上・・」


ゲイボルグは闇の巨剣にのまれる。脚部の先端部分からその構成力を枯渇させられていく。からからになり、ボロボロになり、何もかもが死んだ世界の灰となっていくのである。だが、グレイは、ゲイボルグの全身が闇に包まれる前に上空へ逃げることができた。すると、急に闇が消滅する。


「・・・!!」


黒のオーガは速かった。完全に読まれていた。もう避けられない。

ゲイボルグはほとんどぼろきれの様な下半身と上半身を切断される。次に、右腕も切断される。さらには、左腕も切断される。すると、ゲイボルグはばらばらと墜落していった。


「マコ・・・。俺も、今から逝くよ。ずっと、お前の隣に・・・」

 

(二)

ナインは、消えてしまいそうな意識の中で、声を聞いた。なんだかそれは、自己の魂を引っ張るような声である。


『助けて・・・』


声の主はとても小さな声で、しかし、必死にナインに語りかけようとしていた。


(俺・・助ける・・何を・・)


『・兄・・・を助けて・・・』


ふと、ナインの目の前にはとある光景が現れたのである。どこであろうか、横浜か。倉庫があって、その付近にゲイボルグがバラバラにされて落ちている。その上には、おぞましいとさえ思えるほどの闇を纏った黒いオーガ。見たことのないタイプの鬼である。


(あれは・・グレイ?)


ゲイボルグは手も足も失い、もう動くことはできない。しかし、兇悪さを滲み出している黒きオーガは確実にグレイもろともゲイボルグの息の根を止めようとしていた。


『このま・・お兄・・が死・・・』


声の主はおそらく、泣いていた。でも、ナインはどうしようもなかった。身体を動かすことすらできなかったためである。


『私・・魂を使・・・。・・ちゃん・・助・・』


それは、願いである。きれいで、純粋な光のような願い。その時、ナインの目の前は強い緑色の輝きに溢れていた。すると、酷く疲弊していたナインの心が充ちていく感じがした。ナインは、自己の魂が気力に満ち溢れてきていた。もはや、深く深海に沈んでいた意識が急激に上昇し、すぐにでも目覚めることができるほどの意識レヴェルまで回復する。


(そうだ・・急いで、グレイのところへ・・・)


ナインはこの光景がある場所へ赴くことだけを意識した。世界は再びナインと融合するのである。仲間を助けるために。


(三)

黒いオーガは、再び地に降り立った。今度は、ゲイボルグに止めをさすために。ゲイボルグはもう動くことはほとんど不可能であったが、鬼と機械の折衷的存在であるゲイボルグが気に入らないのであろう、黒いオーガは躊躇しない。瞬く間に切断された左腕を自己再生し、そのうえ右手に、闇を元素としてマテリアライズした黒塗りの剣を手にする。


「・・・」


しかし、止めをさそうとした腕に力が入らない。


「ナインの・・鬼?」


グレイは、燃え盛る焔のような怒りの塊をみた。黒い鬼の後ろにはいつの間にかナインの鬼がいたのだ。おそらく、赤鬼のときのように虚物化を応用した空間移動であると思われる。 

  ぼと。

黒いオーガの右腕は切り落とされていた。しかし、黒い鬼はひるまない。すかさず、背後にいる敵に上段回し蹴りを放つ。


「無駄だ」


だが、攻撃が命中する寸前、ナインの鬼における攻撃命中部分だけが虚物となり、消滅。そのまま回し蹴りは空を切る。その後、再び実物に戻ると、黒い鬼の首を掴み、大地へ叩きつけた。


「・・・」


黒い鬼は、全身の闇を胸部に集中させる。どうやら至近距離から闇の巨剣で吹き飛ばしてしまうつもりらしい。これなら虚物であろうが何であろうが、跡形も無く死の灰へと分解されるのだ。敵は首を押さえつけたことで動きを封じたと安心しきっているはずである。したがって、これを避けることは不可能。

闇が放たれる。


『ありがとう』

『お兄ちゃんをお願いします』


ナインは、一切の闇を払い去るほどの眩しすぎる少女の微笑みを見た。

闇の剣が空を切り裂いた。


「グレイ!!お前は、こんなところで死ぬんじゃねぇ!!お前の守りたいものは何だ!!」


ナインは叫んだ。自分を助けてくれた少女のただひとつの願いをかなえるために。


「お前たちは死なせねぇぇぇ!!」


プロトオーガが、その心を強く輝かせる。


『外法属性反射シールド、展開します』


突如、ナインの全身を覆うように虹色の壁が現れる。

外法属性反射シールドとは、当該攻撃方式の攻撃能力を排斥し、それを相手にはじき返す、外法の盾。そのうえで、排斥した攻撃方式の攻撃力を攻撃側に与えるのだ。それを念頭に置いた上で、闇の剣は外法属性攻撃方式である。この規則にしたがい、黒い鬼の放射した闇の剣が外法属性反射シールドにあたったことで要件を充たし、その効果として黒い鬼の闇の剣が還ってくる。


『!!!!』


つまるところ、黒い鬼が地面に叩きつけられたまま、そのすぐ上にいたナインは、闇の剣の直前に、外法反射シールドを展開していた。闇の巨剣は、地面とシールドとのほんの数メートルの空間の中で、本来1キロメートルほどの大きさがあるにもかかわらず、何処へも放出できないので行き場を失い、超高密度の暗黒の牢獄となる。黒い鬼はそこから逃げることすらできず、それに埋もれていった。この闇の巨剣は威力が大きいだけに、反射によるダメージはきわめて大きいものとなる。そして、この闇はふれたもの全ての構成力ないし結合力を奪い、分解する力。黒い鬼は自らの闇の中に、その身を粉々に砕かれていったのである。

闇は、その源を絶たれたため、次第に消えていき、後には瓦礫ひとつ残らなかった。


「グレイ!」


ナインは、グレイの下へ駆け寄る。


「マコ・・、何でまた俺の前から消えちまうんだよ・・。ずっと、ずっと一緒だって言っただろ?お前が消えることなんてなかったんだ、今も昔も」

「グレイ・・・」

「俺が守ってやれなかった」


グレイは、極めて気の強いほうの人間であるが、声を聞いただけでわかる。ぐしゃぐしゃに泣いていた。ナインは、こういう場合にどういう対応をするのが最善であるかわからなかったが、少なくとも泣いていることには触れないこととした。


「お前の妹と話をした、メンタルスフィアを通して」

「・・・」


グレイは応えない。おそらく妹は無念のうちに滅して逝ったとでも考えているのであろうか。苦しみのうちに逝ったとでも考えているのであろうか。


「最後は、ちゃんと笑っていたよ」

「・・・」


グレイの涙が、一瞬、止まった気がした。


「グレイをよろしくって、そして、お前の無事を喜んでいた」


そして、グレイの涙は再び止め処なく流れ出すのである。


「あいつは、いつもそうだった。病気がちで、なんにも楽しいことなんて知らないんだよ。だから、一番苦しいはずなのに、俺の心配ばかりして死んじまったんだ。こんなダメな兄貴なのに・・。もっと、自分の心配でもすりゃいいのに・・・」

「・・・」


ナインは応えなかった。お前は立派な兄貴だ、と言いたいところだが、ナインがこれを言っても仕方ない。


「ナイン・・、俺は戦う。あいつが守った俺の命と、このゲイボルグで」


グレイの涙はいつの間にか止まっていた。そして、手足を失った格好のつかないゲイボルグの中で、グレイは最高に格好いい兄としての決意を述べるのである。


(四)

暫くすると、仲間たちがナインとグレイのところへ駆け寄ってきた。


「グレイぃー!」

「ナイン君!」


ナインとグレイはそれぞれの機体から降りて、皆と無事の再会を待っていた。


「ほんとに、ナイン君も目を覚まさないし、見たこともない鬼がでてくるし、もう生きて還れないと思ったわ。とにかく、ふたりともご苦労様」


弥生遼子が柄にもなく、ふたりをまとめて抱きしめた。


「社長、ちょっと恥ずいっすよ・・」


グレイは小麦色の肌をやや赤く染める。


「それとグレイ、あんたは無茶しすぎよ。今回は無事だったからいいものの・・」


弥生は改めて一歩後退して、グレイを細い目で凝視した。


「すいません、社長。以後、気をつけます」


弥生は、あのグレイが素直に反省の言葉を述べたため、少々面食らったが、何か彼に重大な心境の変化があったのだろうと、ため息をつくことで許してやった。


「それにしても、あんたぶっ飛んだこと思いついたわねぇ。これどうすんのよ?」


弥生は、ばらばらになったゲイボルグをちらちら見ては憂鬱そうに言うのである。


「このゲイボルグは、あいつが守ってくれた俺の剣です。俺はこいつと一生付き合っていくつもりです」


グレイは、輝きの衰えないゲイボルグのメンタルスフィアを見つめながら、自らの決意をいう。きっと、彼はそこに妹の姿をみているのだろう。


「ん、『あいつ』?」


弥生は怪訝そうな顔をした。


「ゲイボルグに住み着いていた、俺の守り神・・っすかね」


弥生はグレイの言っていることがいまいち、呑み込めなかった。しかし、グレイはそれでよかった。この広い世界に自分さえそれを理解していれば事足りるからである。


「まぁいいわ。とにかく、近いうちにゲイボルグをあんたの実家に持っていきましょう。そこで修理しないことには、ゲイボルグも使えないからね」

「了解」


グレイはゲイボルグのためならどんな命令にも従うので扱いやすい。


「あと、ナイン。あんたも大丈夫なの?」

「えぇ、大丈夫です。心配かけて、すいませんでした」


ナインは頭を下げた。自分のせいで皆を危険に曝したことを申し訳なく思っていたためであった。


「何、頭下げてんのよ、ばか」


弥生は笑いながら言う。ということは、頭を上げろということなのだろう。


「でも、本当によかった」


詩季は涙を少しだけ浮かべていう。


「ふふ、しーちゃん。ずっと、ナインさんの・・・」


詩季は、有無を言わさずにまもるの口を塞いだ。だが、まもるの言わんとしていることはナインにもよくわかっていた。ナインは魂の彼岸の中で、彼を必死に呼び続けていた声を聞いていたのだ。今思えば、あれは詩季の声だったのだろう。


「ありがとう、詩季」


ナインは心からの感謝の気持ちを表す。


「そ、そんな、大したことなんてしてないって・・」


照れくさいのか、詩季は必死でごまかそうとしていた。


「そうそう、しーちゃんはずっと、ナインさんの手をにぎ・・・」


まもるが、詩季のいう『大したこと』の内容を人指し指を立てて説明しようとしたところ、再び口を塞がれる。それにしても、まもるは攻める時は攻めるタイプなのだ、とナインは感心していた。


「アタシは、せんぱいは必ず生きて還ってくると思いましたがね」


そんな口の塞ぎあいをしているふたりをよそに、辰巳がナインの前に現れる。


「辰巳、お前こそ大丈夫か?」


ナインは、間近で辰巳が赤鬼の強烈な精神攻撃を食らっているのを見ていたことを思い出す。


「ええ。みんなが、アタシを守ってくれたから、心がやられなくて済んだのかな」


辰巳はそこで口論をしているふたりの少女を含めて、皆をみつめるのである。


「え~、ゴホン。少しよろしいかな」


すると突然、和やかな空気を引き裂くかのように聞き慣れない人間の声がした。声の方を振り向くと、軍の将校らしき中年男性、小田原が立っていた。近くにいた弥生の表情が一気に陰る。


「いやぁ、先ほどの戦いを見させていただいた。非常に素晴らしい戦闘能力だ」


小田原はひとり拍手をしながらナインの近くまでのし歩いて来る。


「申し遅れた。私は防衛省の小田原次官である」


弥生はちゃんと『補』をつけろと思った。


「君かね、この鬼の搭乗者とは?」


小田原はナインを見て質問する。後ろで、弥生がごめんのジェスチャーをしているようだ。どうやら、ナインがこれを処理するほかないらしい。おそらく、本件の一部始終は見られているであろうから、嘘をついても無駄であろう。


「えぇ、まぁ」

「やはり!あなたはまさに日本国の救世主!どうか、どうか私ども防衛省に是非ともそのお力をお貸しいただきたいのです!」


小田原は急に腰を低くし、頭を何度も下げ、ナインに頼み込む。


「あの、一体?」


ナインは状況がよく読めず、弥生のほうを見る。『コ』『ト』『ワ』『レ』そのように弥生の口が動いたように思えた。


「どうか、お願いいたします」


小田原は将校のような偉そうな風体にもかかわらず、土下座まで始める始末である。ナインはこういう人間の態度に弱いようで、彼の意思を制圧するには十分すぎる方法であり、小田原がナインに対してとった行動は恐喝に近かった。


「もう少し、考える時間をくれませんか」


その時、後ろにいた弥生はナインのはっきりしない態度にがっかりしていた。他方、小田原は土下座していて、その表情は明らかでないが、笑いは隠せなかったであろう。

この時、東京陸運保険機構のそれぞれは自分の周りの環境が大きく変わるような予感をせずにはいられなかったが、具体的にどう変わっていくのかまでは全く読めず、不安を募らせていくのであった。

そう、赤鬼の破壊にはじまり、プロトオーガの虚物化、ならびに新たな鬼、『黒鬼』の出現により、事態は一介の公益社団法人では到底収まりきらないところまで来てしまったのである。しかし、これは世界の変革の予兆に過ぎないのだ。

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