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コンピューター部の日常  作者: 小説新人
8/11

第七話 香黄菊の歓迎会

二週間も遅れてしまい申し訳ありません。

許してください。

今日の授業が終わったので私は部室に向かっていた。


「おはよう。」


「ああ、おはよう。」


「あれ?先生にしては速いですね?」


「今日は百合ちゃ…んの歓迎会をするらしいですよ。」


「へぇー、まだ入部届出して無いのに?」


「今日絶対出すだろ。」


「そうだと良いですね。」


「何でそんなにネガティブなんだよ!」


「彼女は一日ごとに性格が変わるんで。」


「変な設定を追加すんな。」


「…で、本題に入って良いか?」


「速くしてください。」


「変な事言って話逸らしたのお前だけどな。」


「今日歓迎会をするだろ?」


「まぁ、その可能性は高いですね。」


「それでだな、歓迎会はタコパをしようと思うんだよ。」


「へー。」


「そう言えば私たちの時もそうでしたね。」


「何で許されるんだろうな。」


本当に何でだろ。


「良いか?話を遮るなよ。」


先生はキレ気味だった。


「す、すいません。」


「それで自分が入れたい中身を買ってきてくれ。」


「「えー。」」


「闇鍋的な感じで他の人も食う奴だからちゃんと選んで買って来いよ。」


闇鍋的とはなんだろう。そんな事より他の人も食うのか…


「今すぐ買って来ます。」


「おっ、おお?急にやる気出したな水月。」


「生地の材料はもう有るんですか?」


「買ってきて有るから安心して買って来て良いぞ。」


「じゃあ自分が入れたい材料だけで良いんですか?」


「ああ。」


「じゃあ行くか小手毬。」


「分かりましたよ。」


「何でアイツ急にやる気出したんだ?」


「…多分……いや分かりません。」




「買いに行くなら違う所の方が良くないですか?」


「なんでだ?」


「闇鍋的な奴が何か分かりませんが、闇鍋に寄せるなら他の人が入れる奴が見えない方が良いでしょう。」


「それもそうだな。」


「じゃあ私近くのスーパー行くんで。」


「じゃあ俺は近くのコンビニだな。」


「じゃあまた後で。」


「じゃ。」




近くのコンビニに来たのだがたこ焼きの中身用の唐辛子とそれ以外に何を買おう。


まぁ俺が飲む用のジュースだけで良いか。


「唐辛子3つとレモンティー二つで540円になりまーす。」


「540円でお願いします。」


「また来てくださーい。」


なんか馴れ馴れしく無かったか?…まぁ良いか。さて、部室に戻るとしますか。




「失礼します……あれ?先生以外の方はどうしたんですか?」


「ああ、アイツらはちょっと外に居るらしい。」


「そうですか……これ、入部届です。受け取ってください。」


「ああ、これからもよろしくな。」


「よろしくお願いします。」


「それでちょっとして欲しいことが有るんだが良いか?」


「なんですか?」


「ちょっとたこ焼きに入れる物ををお前の好きな奴で良いから買って来てくれないか?」


「そんなことですかそれくらい朝飯ま…え?なんでですか?」


「お前の歓迎会したいから。」


「へぇーそうですか。なんでたこ焼きの中身を買って来て欲しいんですか?」


「闇鍋的なタコパがしたいから。」


「そういうことですか。(闇鍋的?)」


「だから買って来てくれ。」


「細かいことは後にしてとりあえず買って来ますね。」


「頼んだぞー。」




「みんな買って来たかー?」


「買って来ましたよ。」


「私も買って来ました。」


「私もでーす。」


「じゃあ香黄菊百合の入部を祝ってたこ焼き食うか。」


『『『なんでたこ焼きなんだろう。』』』


「みんな乾杯しないか?」


「え?俺飲み物持って無いけど。」


「じゃあ、先生は抜きにして部員だけでやりますか。」


「そうだな。」


「あの…私も持って無いです。」


「仕方ないなたまたま自販機で7777出て一本無料で貰ったから一本やるよ。」


「ありがとうござます。って、レモンティーですか。私あんま好きじゃないんですよね。」


「…贅沢言うなら返せ。」


「いや、嘘です嘘ですめっちゃレモンティー大好きですよ。好き過ぎて毎日二本は飲んでますよ。」


「そ、そう、なら良かった。」


「みなつきぃー俺のわぁー?」


「すいません、無いです。」


「俺だけハブられて可哀想だとは思わないのか?」


「思いますけどもう遅いですし…」


「今から買って来いよ。」


「嫌です。」


「買ってくるまで待ってますよ。」


「本当か小手毬?じゃ、買って来るわ。」


「…本当に待つのか小手毬?」


「待つわけ無いじゃないですか。」


「良いんですか?先生嬉しそうでしたけど。」


「まぁ大丈夫だろ。」


「じゃあ水月さん音頭とってくださいよ、部長ですし。」


「えぇ…しょうがないな。」


しかし何を言えば良いのか……これで良いか。


「じゃあ、香黄菊の入部を祝って、かんぱーい。」


「「かんぱーい。」」


「ふぅ、やっぱレモンティーはうまいな。」


「レモンティーも案外悪くないかぁ…」


「やっぱ午〇の紅茶は最高ですね。」


「なんでそんなに午〇の紅茶が好きなんだ?」


「美味しいからです。」


「そうか。」


それは知ってるんだが…


「買って来たぞー………てもう飲んでるじゃん。絶対乾杯してるじゃん。」


「すいません私たち昨日から水分とって無かったんで飲んじゃいました。」


「ならしょうがないな…って嘘ついてんじゃねぇよ。」


「すいません私は止めたんですけど。」


「俺の味方はお前だけだよ香黄菊。」


「こいつ嘘ついてますよ。止めたのは俺だけですよ。」


「嘘つくな水月。」


「嫌だなぁ嘘じゃないですよ。」


「いや、嘘だな。」


「なんでですか!?」


「日頃の行いから。」


「なら嘘じゃないと分かるはずでは…」


「嘘ついてるついてないとかどうでも良いんで、早くたこ焼き作ってください。」




その後


「辛っっっっ、誰だタバスコだけ入れた奴。」


「おや、水月さんが食うことになりましたか。可哀想ですね。」


「入れたのお前か?ふざけやがって。」


「さて私も食うとしますか………辛過ぎませんかねこれ。もしかして唐辛子?」


「ああ、お前に当たったのか。残念だったな。」


「いつか仕返しするんで覚えといてくださいね。」


「お前も俺の奴にタバスコ入れてただろ。」


「私が入れる分には良いんですよ。」


「お前ら…」


「何も入れて無い先生よりはマシじゃないですか?」


「それは無い。」


「百合ちゃ…んは何入れたの?」


「タコです。」


「反応しにくいからやめろ。」


「微妙ですね。」


「えぇ。」


「お前らの思考バグってんだろ。」




という事や


「なぁ、これ片付けどうする?」


「言い出しっぺの先生が片付けくださいよ。」


「こういうのはみんなで片付けるもんだろ。」


「そうですかね?」


「分かった、せめて誰か一人は手伝え」


「じゃあ、俺、香黄菊、小手毬でじゃんけんして勝ったら手伝うか手伝わないか決められるようにしよう。」


「良いんじゃないんですか?」


「良いですね。」


「決まりだな。」


「じゃーんけーんポン。」


私がグーを出して。香黄菊がパーを出して。小手毬がグーを出した。


「勝ちました。じゃあ、私は手伝います。」


「じゃあ私も手伝いますよ」


「え?」


「後輩だけに手伝わせる訳にはいかないですしね。」


「えぇ……じゃあ俺も手伝うよ。一人だけ帰ると何か言われそうだしな。」


「じゃあお前らよろしくな。」


「「「はい。」」」


という事が有ったがそこそこ良い一日だったと私は思う。


「なんで途中飛ばし飛ばしだったんですか?」

「作者が言うには時間が無かったらしい。」

「二週間も遅れたのに?」

「そうらしいぞ。」

「えぇ…」


誤字等が有れば報告してくれたら嬉しいです。

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