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コンピューター部の日常  作者: 小説新人
6/11

第五話 嵐のような依頼人

一週間位遅れてるけど良いよね。文字数も何時もの倍だし。

授業が全て終わったので、私は部室に行こうとした。


「おはよう。」


「おはようございます水月さん。今日も腹立つ顔してますね。」


「いきなり酷過ぎだろ…」


「水月さんでもへこむ事が有るんですね。」


「買い被り過ぎだ。」


「いや、水月さんは何も考えて無いと思ってたので」


「お前の俺に対する評価低すぎだろ…」


「そうですね…十段階で評価すると2くらいですかね。」


「現実的に低い数字を出すな…………ちなみに高めに評価するとどれくらいだ?」


「2です。」


「さっきと変わって無いじゃん。」


「高めに評価して2です。最初から高めに評価したものを言ってました。」


「俺じゃなかったら泣いてた。」


「そういうふざけた事を言うのも評価が低い一因ですよ。」


「そ、そうか。」


今度から言うの止めようかな。(止めない)




こんな風に小手毬と話してたりパソコンを弄ってたりしてたらドアがいきなり開いて先生と見知らぬ女生徒が入って来た。


「先生その女生徒はどうしたんですか?一年生のようですけど。」


「小手毬何で分かったんだ?」


「バッチの色ですよ。」


そう言えばそうだった。確か一年が青で二年が赤で三年が緑だったはずだ。


「で?どうしたんですか?その人は。」


「パソコンの操作とかEx〇elの使い方とかを教えて欲しいらしい。」


「(………小手毬、この時代にパソコンの使い方を知らない奴って居るのか?後その伏せ字に意味はあるのか?)」


「(居ないと思いますよ?小学校や中学校の授業でやりますもん。あの人が義務教育を受けていないなら別ですが。後伏せ字は意味あるんじゃないんですか?知りませんけど)」


(「そっ、そうか。)」


「…_それなら先生が教えれば良くないですか?先生は仮にも教師ですし私らが教えるより分かり易いのでは?」


「いや、それがだな、まだやらなきゃいけない事が有るから教えられないんだ。」


「えぇ…」


「ふざけんな。」


「じゃあ俺はもう出るから。」


そう言って先生は部室を出ていった


「で?どうする小手毬。」


「ここまで来たのに教えないなんて失礼でしょう。」


「あの……迷惑でしたか?」


「いや、全然迷惑じゃないですよ。なぁ水月。」


「そうそう全然迷惑じゃないから。」


「そうですか?なら良かったです……………皆さんの名前は何て言うんですか?」


「私は小手毬楓です。」


「俺は水月、水月陽翔だ。」


「小手毬さんと水月さんですね…覚えました。私の名前は香黄菊 百合(こうおうぎく ゆり)です。」


「(って、俺パソコンの操作を教えるの無理だから任せて良いか?)」


「(ダメです。)」


「(じゃあじゃんけんで決めない?)」


「(そうですね。香黄菊さんも可哀想ですし早くしましょう。)」


「(じゃーんけん)」


「「(ポン)」」


私はパーを出して小手毬はグーを出した。


「(すまん小手毬パソコンの操作を香黄菊さんに教えてやってくれ。)」


「(分かりました。)」


「すいません待たせましたね香黄菊さん。」


「いや、年下ですし敬語で話さなくても良いですよ。出来れば敬語じゃない方が良いです。」


「分かりま………分かった香…百合さ……ちゃん。」


「んーまだちょっと硬いですねぇ。」


「まぁ友達どころか後輩も居なかった小手毬だしな。」


「は?」「ほら水月先輩も。」


「え?…………分かったよ香黄菊こんな感じで良いか?」


「後で覚えとけよ。」


怖いなぁ。(すっとぼけ)


「…水月さん凄いですね」


「お前は俺の事を名前すら呼べない奴だと思ってたのか。」


「いや、そういう訳ではないんですよ………もうこの話は終わりにしましょう。……で早くパソコンの操作教えてください。」


急に図々しいな。


「小手毬教えてやってくれ。」


「分かりましたよ。」


「なんで二人で教えないんですか?って聞かない方が良いですか?」


「聞いてるよねそれもう。」


「簡単に説明すると教えるのが下手な水月さんと、教えるのがめんどくさい私が、話しあった結果私一人で教える事になっただけです。別に百合さ…ちゃんが嫌いな訳ではないから安心して良いよ。」


「いや、最後のせいで絶対安心出来ないだろ。」


「そうですか、じゃあ、よろしくお願いします小手毬先輩。」


気にして無い?凄いな。


「じゃあ、電源の付け方って分かる?」


流石にそれくらいは分かるだろ。そんな分かりきってること聞くなよ。小手毬。


「わかりません。」


え?


「え?…………電源はここを押したら付けられるよ。押してみて。」


「わぁ、付きました。」


本当に知らなかったのか。




「キーボードは基本ローマ字です。」


「へぇ~そうなんですね。」




「ここはこう操作するんですよ。」


「ほう。」




「ここはこうする事で早く出来ます。」


「へっ、へぇ。」




「まぁ、こんな感じで終わりですかね。」


「ありがとうございます。」


「ご苦労様。」


「は?」


「え?」


「え?じゃなくて、普通目上の人にはご苦労様ではなくてお疲れ様ですよね。」


「お前は目上の人じゃないだろ。なんなら俺が部長だからお前は俺より下だろ。」


「……うるさいですね。生まれた時から貴方は私より下の人間って決まってるんですよ。」


「まともな反論が出来なくなったからって暴論で返すのやめろ。」


「暴論じゃなくて正論です。」


「それを正論と言うには無理が有りすぎるだろ。」


「いや、全然無理ないですよ。これを無理だと思う水月さんがおかしいんです。」


「もうダメだこいつ。香黄菊助けてくれ………?」


香黄菊を見ると香黄菊は下を見ていた。


「……………くっ、つっ、あっはっは。」


「…………どうしたの百合…ちゃん?」


「はははっ、先輩達面白いですね。」


「「え?」」


「私この部に入部します。」


「「え?…………え????」」

香黄菊 百合 こうおうぎく ゆり

今作のご都合主義キャラ。

色々大きい。

バレー部に所属している。

好きな食べ物はハンバーグと菓子パン。

サブタイトルを変更しました。

誤字などが有れば報告してくれたら嬉しいです。

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