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コンピューター部の日常  作者: 小説新人
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第十話 理科室の化物

突然だが私には一人だけ仲の良い先輩が居る。


その人はひょんなことから知り合った何故か人が少ない科学部の部長で、やることなす事がはちゃめちゃでおそらく世界で最も頭が良く、世界で最も馬鹿な人だろう。


何故そんな事を言ったのかと言うと、その先輩に用が有るからである。




理科室


「先輩居ますか~?」


隣の部屋から声が聞こえて来た。


「ちょっと待っててくれー。」


隣の部屋から虹のような髪をしている白衣を着た少女が出てきた。


「ん...ああ君か、君が来たってことは終わったのかい?」


「ええ、終わりましたよ。」


私はこの先輩に、先輩が手書きで書いた論文を、先輩が中学時代の授業中に暇潰しで作ったらしい翻訳ツールで様々な言語に翻訳することを頼まれていた。


「ありがとう。報酬金は後で送るよ。」


「えっ?別にいらないですよ。」


「貰ってくれないと私の気が収まらないから貰ってくれよ。」


先輩ってそんな事気にする人だったか?いや、しない。


「...先輩それ嘘ですよね?」


「良く気付いたね。」


「で?何でですか?」


「後で色々要求とかされたく無いからね。」


「...じゃあ貰います。ちなみにいくらですか?」


「30万。」


「えぇ、流石にそんな貰えませんよ。」


「今までの迷惑料も入れてね。」


「迷惑料も入れたらそんな金じゃすまないんで飯一回奢る位で良いですよ。」


先輩のせいで三日間寝たきりとか有ったからな。


「いやーすまないねぇ。」


「...にしてもあの論文に永久機関とか書いて有りましたけど本当に出来るんですか?永久機関。よく知りませんけど出来ないんじゃないんですか?」


「私には出来たのさ、世界一の科学者桔梗沢石花(ききょうさわせっか)にはね。」


「なんでそんな人がこんな都立高校に居るんですかね...」


「高校生だったら多少の犯罪犯しても許されるだろうからね。」


「えぇ..冗談ですよね?」


「五割は。」


「半分マジじゃないですか。」


「まぁもう半分は大学に入る為だね。」


「先輩が大学入る意味有るんですか?」


「トップの大学に入って必死に勉強して入った人と自分より下の大学に入った人を馬鹿にしたいからね。」


「クズ。..って本当にそれだけですか?」


「それだけだよ。」


「多分そんなくだらない理由で大学に入ろうと思った人は先輩だけですよ。」


「私からしたら就職するために大学行く人の方が分からないがね。」


「今の学歴社会を否定しないでください。」


「私的には学歴よりもどれくらい使えるかで判断すべきだと思うんだがね。」


「そっ、そうですか。...もう帰って良いですか?」


「あっ!そういえば、これ飲んでくれるかい?」


そう言って先輩は白衣のポケットから蛍光色の液体が入った瓶を出して机に置いた。


「え?そんな色した液体飲みたく無いんですけど。てかそもそも何ですかそれ。」


「簡単に言えば栄養ドリンクさ。これさえ飲めば多分24時間は働けるよ。」


えぇ、明らかに怪しいじゃん。


「飲みたく無いんですけど。」


「命に関わるような事は起こらないから大丈夫だよ。」


「いや、先輩がそういうなら大丈夫だと思うんですけど。そういう問題じゃないんですよ。」


「じゃあ何が問題なんだい?」


「いや、命が保証されてるからって何でも飲む訳じゃないんですよ。」


「じゃあしょうがないね。」


分かってくれたか。


「じゃあ先輩、私帰るんで。」


「ちょっと待ってくれ。」 


今度は何だよ...。


「何ですかせんぱっうわつっっ!!!」


先輩は私の口に無理やり蛍光色の液体を流し込んで来た。...っかこれヤバイっ。立ってられねぇ。ふざけんなっ。


「おや、この配合だと倒れてしまうのか、これは見直しが必要だね。」


言ってる場合かっ...




8時間後...


「腹立つことに今なら何でも出来そうな気がする。」

桔梗沢石花

ご都合主義キャラ二人目

こいつが扱いずら過ぎてこんなに遅くなった

所謂天才で記憶力と理解力、創造力が桁違いに凄い。

身長は平均より少し高く髪が虹みたいな色をしてい。

好きな食べ物はビターチョコ

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