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コンピューター部の日常  作者: 小説新人
10/11

第九話 定期テスト

久しぶりです

ゴールデンウィーク明けの授業後私は部室に向かっていた。


「おはよう。」


「こんにちは、って、何だ水月さんでしたか。」


「何だとは何だ失礼な奴だな。」


「礼がいらない人なので。」


本当に失礼な奴め。


「ふざけやがって..」


「大真面目です。」


「そうかよ…」


下らない事を小手毬と話していたら急にドアが開いき、見たことは有るが名前が分からない女子生徒が出てきた。


「誰だっけ?」


「えっ!?」


どっかで見たことは有るんだけどな…


「失礼ですね水月さん、この人は香黄百合菊さんです。」


「違いますー!私の名前は香黄菊、香黄菊百合ですー!小手毬先輩分かっててやりましたよね!?一番失礼ですよ。」


「そう香黄菊…香黄菊百合だ、思い出した。」


「えぇ本当に忘れてたんですか、やっぱ記憶力ゴミですね。」


「うるせぇ俺はテストの点数は高い方だぞ。」


確か700点代前半だったはずだ。


「へぇ水月先輩って点数高いんですね。」


「まぁ私の方が高いんですがね。」


目立ちたがりか?


「へぇ小手毬先輩も点数高いんですか?」


「736点です。」


小手毬はしたり顔をして自分の点数を言った。


「めっちゃ高いじゃないですか!」


「これくらい当然です。百合…ちゃんはどうなんですか?」


「ええっ?..まっ、まぁ学年10位以内には入れる位は有ります。有りますとも。えぇ。」


「明らかに動揺してますね。」


「そうだな。」


「良いことを教えてあげます百合ち…ゃん。」


「何ですか小手毬先輩?」


「定期テストまであと16日です。」


「えっ?......何だテストまで二週間ちょっと有るんですか。」


「いや、二週間前には部活休止期間始まるぞ。」


「え?」


「中学がどうだったか知りませんけど、この高校では二週間前ですよ。」


「まぁ、二週間前には勉強しろってよ。」


「とゆーかそんな不味いんですか?中学ほど学力の差は無いですよね。」


「実は入るためには学力が少し足り無かったんですよ。なので必死に勉強して入れたんですけど...」


大変なんだな。俺はあんま勉強しなかったけど。


「勉強についていけないって訳ですね。」


「そうです。」


「まぁ、テストは赤点さえ回避すれば留年しないし頑張れよ。」


「うぅ、頑張ります...良い勉強法とか有りますかね?」


「私は授業聞いていれば分かるんで勉強法とか無いです。ごめんなさい力になれなくて。」


腹立つなこいつ。


「水月さんは?」


「俺は...なんも特別なことしてないぞ?強いて言うなら毎日二時間勉強してるってとこかな。」


「えぇ...」


「まぁ、人に聞くんじゃなくて自分で考えろってことだな。」


「まぁ...頑張ってください百合ちゃ…ん。」


「うぅ、今日から頑張ります。」




数日後


俺と小手毬が部室でパソコンを操作しながら話してたら部室のドアが急に開いて香黄菊が入って来た。


「えっっ!?先輩達何で居るんですか!?」


「何でって...部活だからとしか言いようが無いが。」


「いやっ、もうテスト二週間前で部活休止期間はもう始まってますよね?というか先輩達がそう言ってたじゃないですか!」


「何だ、その事ですか...別に注意されて無いですしバレても無いんで大丈夫です。」


「いや、バレて注意される前にやめましょうよ。」


「まぁ、部室の場所五階の奥の方だし大丈夫だろ...というか何で香黄菊はここに来たんだ?」


「歩いてたらなんか部室に人の気配がしたんで。」


「そういえば一年の階は五階でしたね。」


「...私は怒られる前に帰りますね。」


「じゃあな。」


「では、また今度。」


香黄菊は部室から出ていった。


「水月さん。」


嫌な予感がする。


「...何だ小手毬?」


「次のテスト何か賭けませんか?」


「何を賭けるんだ?」


「そうですね...次ゲームセンター行く時にゲーム代全奢りで。」


「...やるわけ無いだろバカ。」


「何でですか?」


「カモられる未来が目に見えてるからだよ。お前絶対俺の金減らすためだけに必死に勉強して満点近い点取るだろ。」


「残念です。」


「ふざけんな。」




テスト数日後


授業が終わった私は部室に行った。


「おはよう。」


「こんにちは水月さん。」


「こんにちはです水月先輩。」


香黄菊も居たのか珍しいな。


「そういえばお前らテスト返されただろ。何点だったんだ?」


「自分から言うのが礼儀ですよ。」


何だその謎の風習。


「えーと確か...1020点だ。今回は高かったな。」


「すごいですね水月先輩。」


「ふっ、この程度で高いって言うんですか。低レベルですね。」


「えっ。」


「そういうお前はどうだったんだよ。」


「1014点です。」


「4点しか違ってねぇじゃねぇかふざけんな。」


「4点の差で入試に落ちてください。」


「どっ、どっちも凄いですね。」


「香黄菊は何点だったんだ?」


「300点でなんと...赤点無しです。」


「頑張りましたね。」


「態度が違い過ぎだろ。」


「後輩の女の子に嫉妬ですか?キモいですね。」


は?何言ってんだ?こいつ。


「死ねカス。」


「か弱い女の子に暴言とか最低ですね。」


「か弱い...?痛っ、殴るな。しかもグーで。おまっ、そういうとこだぞ。」


「どういう所ですか?私たちには分からないですね、ねっ百合ちゃん☆」


「そっ、そうですね。(怖いなぁ。)」


「何だこいつ...」

小手毬「水月さん...」

水月「俺のせいじゃないって...」


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