桜とあなた
あなたを救いたい
ぼくを
ぼくの中のあなたを
ほんとに想ってた
僕とあなたはどこかの
桜の前で待ち合わせた
季節は春になっていた
温もりにあまえて
ぼくの嘘は
花びらが舞うように
あなたを飾った
あなたの大粒の涙を吸収して
皮肉に
枝は伸びて
分かれ
空に届きそうで届かない
感情は増していった
ぼくは
冷たさが恐かった
着飾っていたかった
あなたは
冬の季節に恋してた
ぼくは現在
ようやく
あなたが見えたよう
冷たい言葉にも
桜は
枯れ葉を残らず
脱ぎ捨てる
冬のこころは
澄みきって
嘘がない
ようやく いまになって・・
僕はこれから
あなたのために
薄着になってゆきます・・・
読んでくださりありがとうございました。