第七話 【目覚め】
新年あけましておめでとうございます。
今年もこのお話は続きます。
完結までは見通しで2、3年かかるかなと思います。
是非完結までお付き合い下さい。
同時に今年中に長編の新作を作りたいと思っています。
よろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ
ベッドで上半身だけを上げ、窓を見つめる亮誠は、夢で起こった出来事を振り返り、もう一度ベッドで横になった。部屋の時計を見てみると、時刻は6時4分。普段の土曜日よりも早めの起床だった。
だからといって、特に変わらず、1階に降り、キッチンで朝食を手早く作る。目玉焼きにベーコン、トーストと俗に見るような朝食を朝のニュース番組を見ながら食べる。
食べ終えた亮誠は出かける用意をした。この日は、図書館で借りていた本の返却日であったため、本を返却するのだが、図書館の開館時間は10時。準備を終えた段階では7時を少し回っていたので時間を持て余すことになってしまった。
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やがて9時半になると、荷物を持って家を出て、ガレージに止めていた自転車を押し運び、ガレージから出すとすぐさま乗り、図書館へと漕ぎ出した。
図書館に着くと、来るのが早かったのかまだ開館していなかった。仕方ないので、近くのベンチで読み切った本を読み暇を潰すことにした。
本を読み始めてまもなく、亮誠は誰かに声をかけられた。
「よ!リョウ。まさかこんなすぐにまた会えるとはね」
聞き覚えのある声に本を読んでいた手を止めた。
顔を上げるとそこには悠馬が立っていた。
「あれ?何してんの?」
「もうちょい喜んでも良くない?」
亮誠の反応が気に食わなかったのか、それについて悠馬に突っ込まれた。
「いや、卒業式からそこまで経ってないじゃん」
確かにね、と言いながらまた同じ質問を繰り返した。
「で、何してんの?」
「図書館に本を返しに」
早く来すぎて開いてない、と。すると、
「リョウらしいな(笑)」
「うるせえ」
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暫くして、図書館の役員らしき人が開館の時刻に図書館の大扉を開けた。そして、すぐさま二人は図書館の中へと入った。
亮誠はそのまままっすぐに返却用カウンターへと向かい、本を返却する。すると、悠馬が、
「あれ、これ、開いてなくても本返せるよ。ここのポストみたいなとこに入れれば」
いや、先に言ってくれ。
無駄な時間を過ごしたと思った亮誠は、後日に借りる予定だったが、折角だからと借りる本を探し始めた。
「これとかどう?『絵で見る原子一覧』。あれ?化学嫌いだっけ」
帰らせとけばよかった。
と、悠馬に向かって歩き、用がないなら帰って、と言おうとした時、ある本が目に止まった。
結局最後まで悠馬は一緒にいて、『さっかー』という絵本を借りて行った。帰り道で悠馬の隣を歩く亮誠の自転車の籠には借りた本が8冊程入っていた。その中にひと回り大きく、目立った本があった。すると、段差を通った弾みで籠の中の物が少し跳ねた。その時にその本のタイトルが見えた。
〜『夢と目覚め』