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見えないあの世界はいつからかーーー。  作者: 星花優架
第一章 【枯れに涸れ、嗄れ果てた世界】
6/10

第五話【明晰夢】

 こんにちは、いや、こんばんは?いやそれはどうでもいいけど、まず言いたいことがひとつある。いや、もっとあるけど取り敢えずひとつ。


 「あの、ここはどこですか?」




 ーーーーーーーーーー




 事の発端は…なんだろうか。少なくともさっきまで、自分のベッドに寝ていた筈だ。でも、気づいたら目の前には大きな川があり、いや、正確には目の前には崖があり、その下に川があり、そこには見たことのない船のような乗り物があり、とにかく全体的に大きい。そして、そのさらに奥には大きい家々があり、おそらく街であると思われる地域があり、そのさらに奥には手前の家の5倍ぐらいの建物がある。そして…

 と言っていたら終わらないような気がするから止める。


 といってもここがどこなのかよく分からない、と思ったら、よく考えるとこれは夢なんじゃないかと考えた。いや、どう考えても夢だ。


 というわけで、探索を開始します。




 ーーーーーーーーーー




 所持品はなし、もちろん所持金もなし。でもこれが夢だとすると、俺は何でも生み出せる、気がする。待って、今出せるじゃん、夢だから。

 そう思ったのも束の間、どうやって出すのか分からず諦める。

 情報を集めるために街に出ることにした。普段はあまりアグレッシブではないが、珍しくアグレッシブな自分に戸惑いながらも、街に向かった。


 街につくと、多くの店が出ていて、多くの住民がいる。しかし、そこにいる住民にはRPGでよく見るような、人間のような体に動物の顔の生き物がいて、周りの人たちは自分を見て驚いていないようだから、人間もいると思う。ので、自分以外の人間を探しに行こう。

 夢とは言えども探究心が疼き、どうしても自分で探しに行きたくなってしまう。だって、楽しいんだもん。

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