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なすときゅうり2
小さい頃から
伯母さんとのふたり暮らしだった。
小学校の授業参観では
自分の名前の由来を両親に聞いて
発表しよう、だとか
パパの仕事を発表しよう、だとか
そんなことばっかで
私はその度に伯母さんに質問した。
「どうすればいい?」
「どうすりゃいいんかね、もう休んじまいな」
「わかった」
学校では週末にあったこと
たとえば家族で遊園地に行っただとか
ご飯を食べただとか
そんなことばかりがおしゃべりの中に
あったから
私はすんなりと学校をお休みした。
反抗期になって
周りのお友だちが
お父さんがウザイだとか
死んでほしいだとか
そんなこと言ってたけど
私には何もわからなかった。
だけど適当に相槌をうっといた。
伯母さん、
私は結構曖昧な人生だったんだね。
これから先、どうやって生きていこうか
何も知らない両親を背負って
ねぇ伯母さん。




