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チョコレートを食べながら  作者: 藍沢凪
84/250

雪の町 ※未完

お題:東京の風 制限時間:15分 文字数:307字


自販機で買ったばかりのコーヒーを両手で包む。吐息は白い。この寒さならば今月中に雪が降るかもしれない。小学生の頃は雪が降ると嬉しかった。真っ白い雪原に足跡をつけたり雪だるまを作ったり雪合戦をしたり、冬だけの遊びが楽しかった。しかし、大きくなって雪も見慣れてくると面倒に感じはじめた。雪かきや交通渋滞は避けられない。いつしか雪が降っても嬉しくはなくなった。ああ、今年もそんな季節なのか、と。


電車を待っていると足元から冷えていく。待合室に入れば良かったのかもしれないけれど混んでいるので諦めた。マフラーをきっちり巻いて、コートにブーツと安全防備していてもすきま風が冷たい。今はカイロ代わりのコーヒーだけが温かい。


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