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チョコレートを食べながら  作者: 藍沢凪
78/250

仲直りの印 ※未完

お題:彼と地獄 制限時間:15分 文字数:403字


疲れた。

私が泣いている間に太陽はどんどん沈んでいって、明かりをつけていないこの部屋は薄暗くなった。涙もかれて、ぼーっとした頭は電気点けなきゃなんてどうでもいいことが最初に思い浮かんだ。

のそのそとリビングの電気を点けて、ついでにテレビも点けた。ニュース番組を見て、彼が部屋を出ていってから2時間も経っていることに驚いた。そろそろ晩御飯の準備を始めなければならない。

今日は帰ってこないかもしれない。でも、頭が冷えたら帰ってくるかもしれない。わからない。気まぐれな彼のことはわからない。多目に作っておくべきか。残ったら明日も食べよう。

そう決めてリビングへ向かい、米を研ぎはじめた。


二人分のハンバーグが出来上がる頃には私の頭は冷えていた。彼が帰ってきたらどうしよう、とぐるぐる考えながらフライパンの火を止める。


大喧嘩は久しぶりだったけどきっと彼は帰ってくる。好物のハンバーグは仲直りの印だから。


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