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チョコレートを食べながら  作者: 藍沢凪
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退屈な一日のつぶし方 ※未完

お題:不思議な演技 制限時間:15分 文字数:464字


「今日も素晴らしい天気ね」


ユリアはマグカップを両手に包み、窓の外をあたたかな眼差しで見ていた。「そうだね」と頷いて私もコーヒーを飲む。

今日は朝からどしゃ降りの雨だった。この数ヵ月でいちばん激しい雨模様であり、昼を過ぎてもなお雨足は衰えない。洗濯物が干せない、とリリカはひとしきり愚痴ると部屋に戻ってふて寝してしまった。


「せっかくのお天気なのに出かけられないなんて退屈だわ」

「仕方ないよ。今日は家でゆっくりしよう」


ユリアは尖らせた唇をマグカップにつけた。目覚めて間もなくキルシュから外出禁止を言い渡されたユリアは今も納得していないようだった。彼女の目には今も快晴の空が映っているらしい。

雨が降って外に出られないとなれば室内で暇つぶしすることになるわけだけれど、今日は洗濯もできないし、掃除は昨日済ませたところだった。アンズとのお菓子作りは明日の予定で、つまり私とユリアは暇をもて余していた。


「お二人さん、お暇かい?」


リビングにひょっこりと顔を出したのは何冊も積み重ねた本を体の前で抱えているメイジだった。


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