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実験室へようこそ ※未完
お題:恋のあいつ 制限時間:15分 文字数:452字
「あんたは分かりやすすぎ」
「いや、私に言われても困るんですが」
蛍光ピンク色に染まった不気味な液体がたっぷり入っている三角フラスコを右手に持った博士は、私のほうを振り返ってわざとらしく溜め息をついた。
「そんなんだから毎回フラれるのよ」
「大きなお世話です」
博士は三角フラスコをテーブルに置くと、薄汚れた白衣の左ポケットから小瓶を取り出した。中には正体不明のオレンジ色をした粉が僅かに入っており、三角フラスコの隣に小瓶を置いた。
くるりと踵を返した白衣は実験器具の置かれた棚からマドラーを取ってくると私の隣に座った。
「っていうか、さっきから訳分かんないものばっかり準備してますけど、安全な実験なんですよね?」
目の前のテーブルに並んでいるものは今しがた博士か用意したピンク色の液体とオレンジ色の粉以外にも、白い紙の上に置かれた薄い緑色の固形物、ビーカーに半分ほど入った黄色の液体などがある。不安になってきて尋ねると博士は楽しそうに頷いた。
「もちろん。私の実験は安心安全が第一だからね」




