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チョコレートを食べながら  作者: 藍沢凪
203/250

夜汽車 ※未完

お題:穢された動機 制限時間:30分 文字数:606字


夜汽車に揺られる。

車内の明るさに比べ、窓の外はたっぷりとした闇に沈み、街の灯りが溺れるように浮かんでいた。目を凝らさなければ窓には常に退屈そうな己の顔がぼんやりと映っている。髪と髭が伸びてみすぼらしい人相になってしまったものだ。

ごそりと動く気配に、私は目を窓から隣人へと移した。


「寝てないんすか」


ひどく眠たげな目、というか瞼が半分も開いていない相棒はシートに預けていた頭を起こしてひどく眠たげな声で尋ねた。


「ああ、ずっと起きていた」と答えれば、隣人は眠たげな目を僅かに開いてちらと右腕の時計を確かめ、また目を閉じた。


「寝ないともたないっすよ」

「わかっている。お前も寝てろ」

「言われなくたって」


それきり相棒はシートに頭を預けると再び寝てしまったようだった。いつでもどこでも眠れるのは若さ故か、羨ましいようなそうでもないような。イケメンは寝顔までイケメンだ。


相棒はひとたび街を歩けば女も男も振り返る容姿で、私のようなくたびれたおっさんと並んでも釣り合いが取れない好青年というのが第一印象だった。初めて会ったときはジェネレーションギャップのおかげで話はろくに噛み合わなかったが、調査のバディを組んでみると相性が良かった。

二人で任務をこなすのはこれで二度目だ。


今回の調査は変わっている案件だ。自らを犯人と称し、動機がけがされたと喚く容疑者がなんと三人もいる。どんなコントだ、と現場に


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