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チョコレートを食べながら  作者: 藍沢凪
191/250

ホワイト・シンク ※未完

お題:悲観的なところてん 制限時間:15分 文字数:462字


美月さんは体の前で手を組んで、三人の話をまとめた。


「今のところ私たちには共通点も見つけられず、私たちがこの白い空間に集められた理由は不明。そして、脱出方法も不明、と」


そうだね、と長嶺さんが呆れたように相づちをうった。みたいだね、と僕も頷いた。


僕ら三人のいる白い空間にはおよそ色と呼べるものがなく、どこからか光は入っているはずなのに僕らの足元には影さえ無い。ぼうっとしていたら、上下左右の感覚が無くなって自分の足元が覚束なくなるけれど、ちゃんと足裏に地面の感覚はある。


長嶺さんがはあっと大きく息を吐いた。


「で、どうする?このままここに居たって何にもならないと思うよ」


そうだね、と僕と美月さんの声が重なった。


「探索でもしてみる?って言っても、見渡す限り白いだけだからなぁ」


ただただ白い空間なの遠近感覚にも自信はないけれど、ひとまず僕らの目に見える範囲には僕ら三人しかいなかった。他には音も聞こえないし、匂いもしないし、暑さ寒さもない。最初から手詰まりだ。


「とりあえず、ちょっと歩いてみる?」


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