最期の手紙 ※未完
お題:私が愛した昼下がり 制限時間:15分 文字数:493字
あなたと過ごす休日の何気ない昼下がりが好きでした。あなたは本を読んでいて、私はゲームをしていて、開けた窓から緩やかな風が吹き込んで。ソファで寝転がって本を読んでいる途中に寝てしまったあなたを見るのも好きでした。ゲームの音で起きないかなと心配していましたがあなたは起きる気配がなくて、毎日遅くまで頑張っていることを感じました。
あなたは自己管理が下手ですから私がいなくなった後をとても心配しています。どうか自暴自棄にならず、三食きちんと食べて、しっかり睡眠をとってください。ゲームをやりこむのもほどほどに。
こうして書いていると、私とあなたがあの家に住んでいた期間は短いようでとても長かったのですね。私にはあなたがくれた、あなたと過ごしたたくさんの幸せな思い出が有ります。あなたは幸せでしたか?苦しくありませんでしたか?
私の人生は短かったけれど、あなたに出会えて本当に良かった。
私は最期まで幸せでした。ですから、あなたも最期までどうか幸せでいてください。私のことは忘れても忘れなくてもかまいませんから、どうか笑って生きてください。
愛してくれてありがとう。
愛しています。




