表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チョコレートを食べながら  作者: 藍沢凪
180/250

グリーン ※未完

お題:遅すぎたマンション 制限時間:15分 文字数:543字


植物を育てたことはないけれど、一人暮らしの殺風景な部屋に緑が欲しい、癒されたいとツキくんに愚痴ったら「サボテンとかエアープランツなんて良いんじゃないの?」とアドバイスをもらった。


「エアープランツって何?初めて聞いた」

「土や肥料が要らなくて育てやすいよ」

「え、何それ。どうやって育つの、それ」

「週に一回霧吹きで水をかけるだけで良いんだよ。面倒くさがりなハナちゃんでも、週に一回ぐらいなら大丈夫だよね?」


確かめるように尋ねるツキくんに頷く。

初心者でも育てやすいよ、というツキくんの言葉を信じ、私は早速近くの花屋へと向かい、ガラスの器から緑の葉を垂らしているエアープランツを買ったのだった。

ついでに100均へ寄って霧吹きも買った。


家に帰って、早速買ってきたエアープランツを机の上に置く。

ああ、ごちゃついた部屋に緑が、それも自然の息吹を感じられる緑があるだけでウキウキしてくる。


翌日、家へと呼んだツキくんは机の上に鎮座しているエアープランツを見て驚いた。


「わあ、昨日の今日で買ったの」

「うん。かわいいでしょ」

「ハナちゃんはそういうところ潔いというか思いきりがいいというか向こう見ずというか」

「なあに?勧めたのはツキくんでしょ?」

「まあ、そうなんだけども」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ