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チョコレートを食べながら  作者: 藍沢凪
169/250

スパーク ※未完

お題:破天荒な電撃 制限時間:15分 文字数:514字


目の前に火花が散った。


「いってえ…」


ズキズキと痛む額に思わず手で触れる。

俺に頭突きした理人はケケケと妖怪みたいに笑った。


「良かったなァ、痛覚残っててよ」

「こんの、石頭め」


理人はちょっとも痛がる素振りを見せず、正気に戻って良かった良かったと頷いている。

痛みが引いてきた頃合いに理人は鞄から一冊のノートを取り出す。

それは普通の大学ノートだったがずいぶん使い込まれた様子で、表紙が色褪せていた。

理人はノートを開き、パラパラと捲って、とあるページで手を止め、俺に差し出す。


「木月がさァ、お前に見せろって言ってた。お前ならわかるって。これ、何?」


そこには一見すると意味不明な、汚い手書きの文字の羅列だった。

でも、俺にはそこに何が書かれているのか、次に何をすべきなのかを悟った。

ぐずぐずしていられない。

状況は思っていたよりも倍以上に悪化しているようだ。


「理人、行くぞ」

「行くってどこへ?」


ノートを開いたままの理人は不思議そうに首を傾げる。


「如月のとこ」

「はあ?お前、頭突きで記憶飛んだァ?如月は死んだじゃんか」

「いや、死んでない。生きてる」


はァ?と怪訝な顔をする理人におれさ


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