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チョコレートを食べながら  作者: 藍沢凪
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忘れられた場所

お題:免れた大地 制限時間:15分 文字数:481字


世界はロボットに溢れている。人間は年々厳しくなる環境に淘汰され人口が減っている一方だが、定期的にメンテナンスされているロボットの人口はほとんど変わらない。多くのロボットはプログラミングされ、様々な土地を人間にとって住み良い環境に作り替えている。もはやロボットの手が加わっていない場所はないとまで言われるほどにロボットは世界に

侵食している。


しかし、博士はロボットたちの手から免れた大地があるという。俄には信じられない僕に、博士がその場所を案内してくれるというので着いて行った。研究所から車で30分と案外近い山の中を歩いて10分。


「ここだよ」


そこは一面の花畑だった。名前を知らない花がそこら中に咲き乱れているし、あちこちに雑草も見られ、確かにこの場所は誰も手を加えていないとわかった。


「忘れられた場所なんだ。だからこそ生き残ってきたんだけどね」


そう言って博士はすぐに首を振った。


「いや、この山自体にもロボットたちの手は加わっているはずなんだ。途中で手入れされている林を見ただろう?この場所も見つかっているはずなんだけどね。不思議なことだ」


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