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チョコレートを食べながら  作者: 藍沢凪
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北の森の神殿 ※未完

お題:意外!それは使命 制限時間:15分 文字数:595字


いつも良くしてもらっている八百屋の娘さんに偶然街中で会って、世間話をしていると彼女はそうだ、と手を打った。


「ラインくん、ちょっと北今からの森へお使いに行ってきてくれない?」

「ええー?僕は嫌ですよう、北の森へ行くだなんて。あそこは暗くなったら狼が出るって言うし、道も見えなくなるし。お化けも出るって言うじゃないですか」


良い噂を聞いた覚えがない北の森へ行きたくなくて、僕は彼女に言い訳をした。

しかし、彼女はこんなことで引き下がるようなタイプではない。


「じゃあ、アタシが森へ行って狼に襲われてしまっても構わないのね?」

「そうは言ってないでしょう?」

「次の日になっても帰らないアタシを心配した街の人たちが森へ探しに入って、茂みの中から見つかった私は無惨な死体に変わり果てていた、と」


そんな風に言われてしまうと困る。


「明日の明るい時間帯に行けばいいんじゃないですか?今から行くと帰りは真っ暗でしょう?」

「急用で今日中に済ませたいのよ」

「…僕なんかが行っても門前払いでしょう。僕は神殿の人たちを知りませんよ?」

「だーいじょうぶ!これを見せたら通してくれるわよ」


そう言って彼女は手に下げていた籠から何かを取り出した。

見るとそれは小鳥の描かれた黄色いバッジだった。


「ずいぶん可愛らしいですね」

「これを見れば神殿の人たちも私の知り合いだってわかってくれるわよ」


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