表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チョコレートを食べながら  作者: 藍沢凪
147/250

正義の味方はどこにいるのか

お題:闇の復讐 制限時間:15分 文字数:536字


子どもの頃から俺は正義のヒーローになりたかった。

テレビに出ていたヒーローはカッコよかった。

悪者を懲らしめ、罪を憎んで人を憎まず、最後には敵も味方も一緒になって笑えるような、そんなヒーローに俺もなりたかった。

勉強して、力をつけて、仲間を探して、俺は順調にヒーローの階段を上った。

弱きを助け、理不尽なものと戦う。

夢にまで憧れたヒーローになれたと、思っていた。


「そこまでだ!」


必死に逃げ込んだ場所は袋小路だった。

唯一の出口は俺の後を追いかけ、“正義のヒーローだ”と名乗る彼が塞いだ。


「観念しろ、小悪党め!この正義のヒーローが懲らしめてくれる!」


俺は初めから正義のヒーローを目指していたし、今では正義のヒーローになったとすら思っていた。

しかし、俺に剣の先を向ける彼は俺がヒーローじゃないと言う。


「何か、誤解をしていないか。俺は悪ではない。お前たちの味方だ」


すると彼は剣をめちゃくちゃに振り回した。

危ないことをする。


「うるさい!そうやって今までみんなを騙してきたんだろうが、俺はそうはいかないぞ!」


彼が再び剣を構えたとき、俺は彼の後ろに見てしまった。

禍々しいオーラを放つ、闇の存在。

つまり、彼は闇に乗っ取られているのかもしれない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ