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チョコレートを食べながら  作者: 藍沢凪
140/250

振り向かない君の

お題:どす黒い戦争 制限時間:15分 文字数:290字


風に乗ってかすかに火薬と血の入り交じった匂いがした。

嫌な予感を振り切り、相川を探して走り続ける。

シャッターの下りた薄暗い商店街の前へたどり着いたとき、近くから乾いた発砲音が2発聞こえた。

音は商店街隣の横道の方からした。

足を向けると、更に銃声が2発。

程なくして地面にうつ伏せで倒れている相川を見つけた。


「相川!」


相川は真っ白い服の腹部を赤く濡らし、荒い息をしていた。

私の声に反応した相川は目だけ動かして私を確認すると、少しだけ唇の端を持ち上げた。


「山神、無事だったか」

「誰にやられた」

「青い髪、黒いトレンチコートの男」


相川の話す男は見覚えがあった。


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