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チョコレートを食べながら  作者: 藍沢凪
119/250

君のようにはなれない

お題:右の犬 制限時間:15分 文字数:437字


渋谷駅前ハチ公像。

来る日も来る日も主人の帰りを待った忠犬の銅像はその目立ちやすさから待ち合わせ場所として利用される。

スマホをしきりに確認したり、きょろきょろと辺りを見回したり、誰かを待っている様子の人が多い。


私は右隣のハチ公像を見上げた。

連絡も何もなく、ただひたすら主人を信じて駅前にいたハチ公。私には真似できない。

ポケットからスマホを出し、LINEを確認する。

20分前に送った、今どこ?というメッセージには既読がついていない。着信への返信もない。

溜め息をついた。

約束の時間から30分が経とうとしているのに、彼はどこで何をしているのか。


電車やバスが遅れていたら、それこそLINEで遅れる旨の連絡はあるだろう。寝坊も然りだ。

寝ていて気づいていない、ならばいいけれど、何かしらの事故に巻き込まれていたらと思うと不安だ。

どこかのお店に入ることも考えたが、仮に彼がこちらへ向かっているのなら行き違いになってしまう。


隣のハチ公を見上げる。

どうしようか。


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