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チョコレートを食べながら  作者: 藍沢凪
110/250

ランチタイム ※未完

お題:2つのバラン 制限時間:15分 文字数:418字


休憩室の明かりをつけ、手にしていた弁当とお茶をテーブルに置く。すると、室内の電灯がチカチカ点滅しだした。ああ、忘れてた。電灯が切れかけていたんだ。遅番の誰かが買ってくるって笹木さんが言っていたはず。

無視して食べようかと思ったけれど、明るくなったり暗くなったり、光がちらつくのはどうにも気になる。弁当の蓋を開けたところで部屋の明かりを消し、代わりにブラインドを上げた。外の光が入って室内は途端に明るくなる。たまには良いかもしれない。


手を合わせて、メインのハンバーグにかぶりつく。安い弁当だからかハンバーグやフライといったものが多いけれど、午後もしっかり働くためにもりもりと食べる。

弁当に入っているバランをよけて、サラダを口にしたところで、休憩室に新田くんが入ってきた。


「おつかれ」

「おつかれー、新田くんもお昼?」

「うん、ここいい?」

「うん」


新田くんは向かいに座って、同じ弁当をテーブルに置いて手を合わせ、食べ始めた。


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