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チョコレートを食べながら  作者: 藍沢凪
100/250

コンビ ※未完

お題:日本式のコメディ 制限時間:15分 文字数:543字


「第26回漫才ショー優勝は“つっけんどん”です!」


司会者の発表で会場がワアッと盛り上がり、花吹雪が散る。名前を呼ばれたつっけんどんの二人は喜びを隠しきれない様子で司会者のインタビューを受けている。俺はニコニコと拍手をしていたけれど、つっけんどんの二人の言葉はなにひとつとして頭に入ってこなかった。隣に立っている相方をちらりと伺えば俺と同じように笑っていた。


「それでは次回、第27回漫才ショーでお会いしましょう!さようならー!」


司会者の明るい言葉とともにもう一度花吹雪が舞い、番組が終わったと知らされる。その後、会場の人たちにも改めて礼を述べ、出演者たちは舞台をさがった。


俺と竹内は早々に荷物をまとめ、先輩方への挨拶もそこそこにテレビ局を後にした。

外は真っ暗で身をきるような冷たい風が吹いていた。寒い寒いと言いながらコートのポケットに手を突っ込んで夜の町を歩く。吐き出す息が白い。

空には星のひとつも見えなければ、月も半分ほども雲で隠れている。都会の空はなんて味気ないんだろう。


「飲みに行かね?」

「俺もそんな気分」


行く場所は決まっている。俺たちは電車を乗り継いで地元の駅へ戻り、駅前の路地を歩いて寂れた一軒の居酒屋に入った。店内のあったかさに自然と息を吐いた。


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