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長編は書くのも読むのも大変なので詩を書くことにした。  作者: ゆくかわ天然水


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18/22

0018.年末年始の光景

年賀状の枚数が減った 

以前は何十枚も送って 同じだけ受け取っていた

別に友達が減ったわけじゃない 送らない人が増えただけ 

いまでは古い友人と親族のみ


親父は仕事の関係か そもそも知人が多かったのか

毎年何百枚も送って 同じだけ受け取っていた


毎年11月頃になると 親父は木版画で来年の干支を彫り 

一枚一枚手作業で 年賀状を刷っていた

しかも宛名を毛筆で 手書きしていた


その光景を見なくなって 何年が経つだろう

自分が実家を出て その光景を目にすることがなくなった というのもあるけれど

いまはもう 実家に帰っても親父はいない


親父が体調を崩して入院し 検査で癌が見つかったと連絡があったとき

ついにそういうときが来たのかと 心のざわつきを感じつつも

思いのほか落ち着いて その知らせを読んでいた


身近な人の死を受け入れることは 誰にとっても重いこと

それをぼくたちが冷静に 受け止められる歳になるまで 

生きてくれたことに 感謝したい


そして自分が 親より先に死ぬことなく 

見送ることができたことにも 感謝したい


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