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楽しい時間

作者: 西埜水彩
掲載日:2026/01/17

「あっスタンプあった」


 ゆりちゃんは楽しそうに、スタンプを押します。


 少し広くて人が多めな、奈良レインボーフェスタの会場。そこでわたしとゆりちゃんはスタンプラリーに参加しているのです。


「これで全部ですね」


 わたしもスタンプをおします。


 スタンプラリーの図柄が全部埋まりました。これで素敵なプレゼントがもらえるのです。


「ほんぶへいこう」


「そうですね」


 ゆりちゃんに連れられて、わたしはスタンプラリーの台紙をもらったところへ行きます。


「スタンプぜんぶたまった」


「スタンプ全部たまりました」


 いつも通りゆりちゃんは雑に、わたしは丁寧に台紙をスタッフさんに渡します。


「おかしとってね」


 スタッフさんが箱を見せてくれます。そこからまずはゆりちゃんがおかしを取って、わたしも取ります。


「おなじだね」


「本当です」


 運が良いのかゆりちゃんとわたしは同じお菓子です。だから2人でにこにこしました。


 そしてスタンプラリーが終わったので、ステージの前へ行きます。


「すごいね」


「はじめて見ました」


 ステージでは三角コーンを振り回しつつ、歌っている人がいます。


 なんでしょう、こんな自由な人、初めて見ました。


「楽しそうだね」


「そうです」


 歌っている人の目がとてもキラキラしていて、魅力的です。


 もしかしたらわたしは今日ゆりちゃんと一緒にスタンプラリーができて、それで他人の幸せを素直に受け入れることができるかもしれません。


 普段はこうはいきません。


 勉強、勉強でいつもは大変です。そのせいで同じ小1のゆりちゃんよりもうーんと大人びてしまったわたしです。


 でもこういう風に遊ぶ日があってもいいなと思うのです。


 なぜなら今日はとても幸せで、何気ない1日のはずなのに、キラキラしている感じがするからです。



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