3.魔物退治と、エルフの弱点?
朝日が昇る頃、マルジョンスは気持ちよく伸びをして、エルフの村で過ごした初めての朝を迎えた。木々の間から差し込む光が、彼の部屋を優しく照らしていた。
「いい朝だなぁ」彼はのんびりと呟いた。「でも、今日は魔物退治か…まあ、頑張るか」
部屋から出ると、すでにライラが待っていた。彼女は昨日よりも厳重な装備を身につけており、表情も引き締まっていた。
「おはよう、ライラちゃん!」マルジョンスは陽気に声をかけた。「今日もかわいいね!」
「む、無駄口を叩くな」ライラは顔を赤らめながらも冷たく言い放った。「早く準備しろ。魔物の巣窟へ向かうぞ」
「はいはい」マルジョンスは笑った。「朝食は?」
「すでに用意されている」ライラは中央広場を指差した。「急いで食べろ。時間がない」
二人は広場へ向かい、簡単な朝食を取った。エルフたちが作った果物と特製のパンは、昨夜の料理に負けないほど美味しかった。
「うまい!」マルジョンスは満足げに言った。「エルフの料理って最高だね」
「当然だ」ライラは少し誇らしげに頷いた。「我々は自然の恵みを最大限に引き出す技術を持っている」
食事を終えると、エルドゥン長老が近づいてきた。
「勇者よ、準備はいいか?」長老は穏やかな表情で尋ねた。
「バッチリ!」マルジョンスは胸を張った。「新しい装備も手に入ったし、もう魔物なんか怖くないよ」
「そうか」エルドゥンは微笑んだ。「魔物の巣窟は、ここから東へ二時間ほど歩いた場所にある洞窟だ。ライラが案内するだろう」
「任せといて!」マルジョンスは親指を立てた。「帰ってきたら、また宴会開いてよ!」
「もちろんだ」エルドゥンは笑った。「だが、油断するな。あの魔物たちは単なるゴブリンとは違う」
「大丈夫、大丈夫」マルジョンスは手を振った。「ライラちゃんも一緒だし」
ライラはため息をついた。「私を当てにするな。あなたが勇者なのだから、しっかりしろ」
「まあまあ」マルジョンスは笑った。「二人でバッチリ協力しようよ、パートナー!」
ライラは何か言いかけたが、諦めたように黙り込んだ。
村人たちに見送られながら、マルジョンスとライラはエルフの村を後にした。
森の中を進みながら、マルジョンスは昨日手に入れた装備について質問し始めた。
「ねえ、この風の腕輪って、どうやって使うの?」彼は腕輪を見ながら尋ねた。
「心で風を呼び寄せるのだ」ライラは簡単に説明した。「集中して、風を感じるんだ」
「へえ…」マルジョンスは腕輪を見つめ、集中してみた。「風よ、来い!」
何も起こらなかった。
「違う」ライラは呆れた表情で言った。「言葉で呼びかけるのではなく、心で感じるんだ」
「心で感じる…?」マルジョンスは首を傾げた。「難しいなあ」
「まあ、人間には扱いづらいかもしれないが」ライラはわざとらしく肩をすくめた。「エルフにとっては簡単なことだが」
「へえ、じゃあライラちゃんが使ってみせてよ」マルジョンスはニヤリと笑った。
「私は自分の魔法で十分だ」ライラはきっぱりと言った。
「そうそう、魔法!」マルジョンスは思い出したように言った。「昨日は見せてくれなかったけど、今日こそ見せてよ」
「必要になれば使うさ」ライラは前を向いて歩き続けた。
彼らが歩いていると、徐々に森の雰囲気が変わっていくのを感じた。木々は少し枯れたような色をしており、小動物の姿も見えなくなった。
「ここら辺から魔物の影響が出ている」ライラが説明した。「森の生命力が奪われているんだ」
「そうなんだ…」マルジョンスは周りを見回した。「確かに、なんか雰囲気が悪いね」
さらに進むと、一匹の奇妙な生き物が彼らの前に飛び出してきた。それは大きなコウモリのようだったが、赤い目をしており、鋭い牙を見せていた。
「血の翼だ!」ライラは弓を構えた。「気をつけろ!毒を持っている!」
「毒?」マルジョンスは光剣を抜いた。「それはマズいな」
コウモリは高い声で鳴きながら、二人に向かって急降下してきた。
「うわっ!」マルジョンスは身をかわした。「素早いな!」
「下がっていろ!」ライラは前に出て、詠唱を始めた。「森の精よ、我が呼びかけに応えよ…風の刃となりて敵を切り裂け!」
彼女の手から緑色の光が放たれ、それが風の刃となってコウモリを切り裂いた。コウモリは悲鳴を上げて地面に落ちた。
「おおっ!」マルジョンスは目を輝かせた。「すげえ!それが魔法か!」
「ふん」ライラは少し誇らしげに弓を下げた。「これくらいは基本だ」
「俺も使いたい!」マルジョンスは子供のように喜んだ。「教えてよ、ライラちゃん!」
「無理だ」ライラはきっぱりと言った。「エルフの魔法を人間が使えるわけがない」
「えー、そんなの分からないじゃん」マルジョンスは不満げに言った。「俺は勇者だぞ?特別かもしれないじゃん」
「…」ライラはマルジョンスをじっと見つめた後、小さくため息をついた。「まあ、試してみることはできるが…期待するな」
「やったー!」マルジョンスは手を叩いた。「早速教えてよ!」
「今は魔物退治が先だ」ライラは厳しく言った。「集中しろ」
「ケチー」マルジョンスは口をとがらせた。
彼らが話している間にも、さらに何匹かのコウモリが飛んできた。マルジョンスは今度は素早く剣を振るい、一匹を切り落とした。
「よっしゃ!」彼は喜んだ。「風の腕輪、使えなくても剣で十分だな!」
「調子に乗るな」ライラは警告した。「本当の敵はまだ先だ」
彼らはさらに森の奥へと進んでいった。道中、何匹かの小さな魔物と遭遇したが、二人の連携でうまく倒していった。マルジョンスの予測不能な戦い方と、ライラの正確な魔法攻撃は、意外にも良い組み合わせだった。
二時間ほど歩いた後、彼らは大きな洞窟の前に立っていた。洞窟からは不気味な気配が漂っており、入り口には何かの骨が散らばっていた。
「ここが魔物の巣窟か…」マルジョンスは少し緊張した様子で言った。
「そうだ」ライラは頷いた。「準備はいいか?」
「うん」マルジョンスは光剣をしっかりと握った。「行こう」
二人は洞窟に足を踏み入れた。中は予想以上に広く、所々に奇妙な光を放つ苔が生えており、薄暗い中でも進むことができた。
「この光る苔、きれいだな」マルジョンスは感心した。
「魔力を含んでいる」ライラが説明した。「だが、魔物の影響で変化したものだ」
彼らが洞窟を進むと、徐々に唸り声や何かが動く音が聞こえてきた。
「気をつけろ」ライラは小声で言った。「近づいているようだ」
洞窟が少し開けた場所に出ると、そこには数十匹の魔物たちがいた。ゴブリンのような姿をしているが、皮膚は紫色で、目は赤く光っていた。
「闇ゴブリンだ」ライラは説明した。「通常のゴブリンより強く、知能も高い」
「へえ…」マルジョンスは魔物たちを見つめた。「でも、数が多いな」
「どうする?」ライラは尋ねた。「正面から行くか、それとも策を練るか」
マルジョンスは少し考えた後、ニヤリと笑った。「作戦があるよ」
「作戦?」ライラは不思議そうに尋ねた。
「ああ」マルジョンスは頷いた。「俺が目立つ行動をして注意を引きつける。その間に、ライラちゃんが魔法で一気に攻撃するんだ」
「…意外とまともな作戦だな」ライラは驚いた様子で言った。
「でしょ?」マルジョンスは得意げに胸を張った。「じゃあ、行くよ!」
彼は突然、洞窟の中に飛び出した。
「おーい、醜いゴブリンどもー!」マルジョンスは大声で叫んだ。「俺様が相手してやるぜ!」
闇ゴブリンたちは一斉にマルジョンスの方を向き、驚いた声を上げた。
「グラァ!」「グルル!」
彼らは武器を手に取り、マルジョンスに向かって走り出した。
「さあ、かかってこい!」マルジョンスは光剣を構えた。
闇ゴブリンたちが近づいてくる中、マルジョンスは驚くべき敏捷性で彼らの攻撃を避け、時に反撃を加えていった。風の腕輪は使えていないようだったが、それでも彼の動きは素早かった。
「なかなかやるじゃん!」マルジョンスは笑いながら言った。「でも、もっと来いよ!」
闇ゴブリンたちはさらに集まってきた。その時、ライラの声が響いた。
「森と風の精よ、我が呼びかけに応えよ…大地を揺るがし、敵を倒せ!」
洞窟の床が突然揺れ始め、緑色の光の波が闇ゴブリンたちを襲った。多くのゴブリンが光に包まれ、悲鳴を上げて倒れた。
「おおっ!」マルジョンスは目を見開いた。「すげえ!ライラちゃん、最高!」
ライラは詠唱を終え、少し息を切らせていた。「…まだだ。リーダーがいる」
彼女の言葉通り、奥から大きな影が現れた。それは他の闇ゴブリンより一回り大きく、頭には角が生えており、手には大きな斧を持っていた。
「あれがボスか…」マルジョンスは緊張した様子で言った。
「闇ゴブリンの王だ」ライラは説明した。「かなり強いぞ」
「任せとけ!」マルジョンスは光剣を構えた。「ライラちゃんは残りの小魚を頼む!」
ライラは頷き、残りの闇ゴブリンたちに向かって弓を放ち始めた。
マルジョンスは闇ゴブリンの王に向かって走り出した。王は低く唸り、斧を振り上げた。
「でかい斧だな!」マルジョンスは笑った。「でも、大きければいいってもんじゃないんだぜ!」
王の斧が振り下ろされ、マルジョンスはギリギリで避けた。地面に斧が突き刺さり、衝撃で岩が砕けた。
「おっと、危ない危ない」マルジョンスは冷や汗を流した。「力はあるみたいだね」
彼は王の周りを素早く動き回り、隙を見つけては剣で切りつけていった。だが、王の皮膚は硬く、深手を負わせることはできなかった。
「硬いなぁ…」マルジョンスは少し息を切らせた。
その時、彼はライラの方を見た。彼女は残りの闇ゴブリンたちと戦いながらも、真剣な表情でマルジョンスの戦いを見守っていた。その姿があまりにも美しく、マルジョンスは思わず見とれてしまった。
「あの耳…触ってみたいな」
突然、彼はとんでもないことを思いついた。
「よーし、ちょっと試してみよう」
彼は王から距離を取り、大声で叫んだ。
「ねえ、ライラちゃん!魔法のコツ、教えてよ!」
「は?今そんな場合か!」ライラは怒鳴り返した。
「教えてくれないと、もう戦わないよ?」マルジョンスはニヤリと笑った。
「な、何を言う!」ライラは信じられないという表情を浮かべた。「今は敵と戦っているんだぞ!」
「だから、さっさと教えてよ」マルジョンスは王の攻撃をかわしながらも、しつこく言った。
「わ、分かった!」ライラは諦めたように叫んだ。「倒したら教えてやる!だから真面目に戦え!」
「やったー!」マルジョンスは嬉しそうに手を叩いた。「約束だよ?」
彼は再び真剣な表情になり、王に向き直った。
「さあ、本気出すか」
マルジョンスは風の腕輪に集中した。本当に心で風を感じようと努力した。すると、微かに腕輪が光り始め、体が少し軽くなるのを感じた。
「おっ、これは…」
彼は驚くべき速さで動き始め、王の周りを旋風のように駆け回った。王は混乱し、斧を振り回したが、マルジョンスには当たらなかった。
「よし、効いてる!」マルジョンスは喜んだ。「これが風の力か!」
彼は隙を見つけ、王の脇腹に深く剣を突き刺した。王は痛みに悲鳴を上げた。
「ここだ!」マルジョンスは叫んだ。「ライラちゃん、今だ!」
ライラは即座に反応し、強力な魔法の詠唱を始めた。
「森と大地の精よ、我が呼びかけに応えよ…敵を討つ光の矢となれ!」
彼女の手から眩い光の矢が放たれ、王の胸を貫いた。王は大きな悲鳴を上げ、その場に崩れ落ちた。
「やったー!」マルジョンスは剣を高く掲げた。「勝ったぞ!」
ライラも安堵の表情を浮かべ、近づいてきた。
「よくやった」彼女は珍しく褒めた。「風の腕輪も使えたようだな」
「うん!」マルジョンスは嬉しそうに言った。「ちょっとコツがわかってきた気がする」
「そうか…」ライラは少し驚いた様子で言った。「人間でも使えるとは…」
「でしょ?」マルジョンスはニヤリと笑った。「だから、魔法も教えてくれるんでしょ?約束したよね?」
「…」ライラはため息をついた。「約束は守る。だが、今ではない。村に帰ってからだ」
「やったー!」マルジョンスは喜んだ。
彼は周りを見回し、王のそばに何かキラキラしたものを見つけた。
「あれは?」
近づいてみると、それは美しい宝石のようなものだった。マルジョンスはそれを拾い上げた。
「これ、なんだろう?」
ライラも近づいて、宝石を見た。
「魔力の結晶だ」彼女は説明した。「闇の力が結晶化したものだが…浄化すれば、強力な魔法のアイテムになる」
「へえ、すごい!」マルジョンスは目を輝かせた。「これも村に持ち帰ろう」
彼は宝石をポケットに入れ、王の角も記念に切り取った。
「これで証拠もバッチリだね」
二人は洞窟の奥をさらに探索し、エルフの村から奪われた宝物や、魔物たちが集めた資源を回収した。全てを集め終わると、彼らは洞窟を後にした。
洞窟を出ると、すでに日が傾き始めていた。二人は森を通って村へと帰る途中、小休止を取ることにした。
「疲れたー」マルジョンスは木の根元に座り込んだ。「でも、楽しかったな!」
ライラも近くに座り、水筒から水を飲んだ。
「…あなたは本当に変わった勇者だ」彼女は呟いた。
「そう?」マルジョンスは笑った。「でも、任務は完了したよね?」
「ああ」ライラは頷いた。「村は安全になるだろう」
二人は少しの間、静かに休んでいた。マルジョンスはライラを横目で見ながら、ある考えを巡らせていた。
「ねえ、ライラちゃん」突然、彼は声をかけた。
「なんだ?」ライラは振り向いた。
その瞬間、マルジョンスは素早く手を伸ばし、ライラの長い耳に触れた。
「わっ!」ライラは驚いた声を上げ、顔を真っ赤にした。「な、何をする!」
「やっぱり!」マルジョンスは目を見開いた。「エルフの耳って、超敏感なんだね!」
「や、やめろ!」ライラは身をひるがえそうとしたが、マルジョンスは耳をそっと摘まんだ。
「うぁ…」ライラの声が急に小さくなり、力が抜けたように座り込んだ。
「おおっ」マルジョンスは驚いた。「こんなに効果あるとは」
「や…め…」ライラは真っ赤な顔で言葉にならない声を出していた。
「ごめんごめん」マルジョンスはようやく手を離した。「でも、エルフの弱点発見しちゃった」
ライラはしばらく呆然としていたが、やがて我に返り、激しい怒りの表情でマルジョンスを睨みつけた。
「二度と触るな!」彼女は剣を抜きかけた。「次やったら、本気で斬るぞ!」
「わかったよ、ごめんって」マルジョンスは手を上げた。「でも、可愛かったな」
「うるさい!」ライラは顔を背けた。「もう話しかけるな!」
「はいはい」マルジョンスは笑った。
彼らは再び村への道を歩き始めた。ライラはマルジョンスから少し距離を取って歩いていたが、時折彼を横目で見ていた。
夕暮れ時、二人はエルフの村に戻った。村人たちは彼らの帰還を見て、歓声を上げた。
「戻ったぞ!」「勇者様と守護者が帰ってきた!」
エルドゥン長老も急いで近づいてきた。
「無事だったか」長老は安堵の表情を見せた。
「はい、長老」ライラは丁寧に頭を下げた。「魔物の王を倒し、巣窟も浄化しました」
「やりましたよ、長老さん」マルジョンスも笑顔で言った。「全部片付けてきました」
「そうか…」エルドゥンは深く頷いた。「よくやってくれた。我々の森は再び平和を取り戻せる」
村人たちは喜び、すぐに祝宴の準備を始めた。
夜になり、広場では大きな宴会が開かれていた。村人たちは踊り、歌い、マルジョンスとライラの武勇伝を讃えていた。
マルジョンスも村人たちと一緒に踊り、お酒を飲み、楽しんでいた。ライラはやや離れた場所で、エルドゥン長老と話をしていた。
「長老…」ライラは少し迷うように言った。「私は…勇者についていこうと思います」
「そうか」エルドゥンは穏やかに微笑んだ。「予想していたよ」
「え?」ライラは驚いた。
「あの勇者には不思議な力がある」エルドゥンは宴会でのマルジョンスを見つめながら言った。「彼の傍には、多くの仲間が集まるだろう」
「でも、あんな不真面目な…」ライラは言いかけたが、エルドゥンは静かに手を上げた。
「見かけによらず、彼には確かな何かがある」長老は言った。「そして、魔王を倒すためには、様々な力が必要だ」
「…はい」ライラは頷いた。「私も、そう感じています」
「行くがいい」エルドゥンは彼女の肩に手を置いた。「だが、時々は村に戻ってくるのだぞ」
「はい、長老」ライラの目には、少し涙が浮かんでいた。
その時、マルジョンスが踊りながら近づいてきた。
「おーい、ライラちゃん!何泣いてるの?」彼は大声で言った。「こっちおいでよ、みんなで踊ろう!」
「泣いて…いない!」ライラは急いで目を拭った。
「いやいや、泣いてたじゃん」マルジョンスはニヤニヤ笑った。「長老さん、ライラちゃんを泣かせたの?」
「いいえ、違うわ!」ライラは真っ赤な顔で否定した。
エルドゥンは穏やかに笑った。「彼女は旅立ちを決意したのだ。お前についていくようだ」
「マジで!?」マルジョンスは目を輝かせた。「やったー!ライラちゃん、これからもよろしくね!」
彼はライラの手を取り、踊りの輪へと引っ張った。
「ちょ、ちょっと!」ライラは抵抗したが、結局は踊りの輪に加わった。
村人たちも笑いながら二人を見つめ、宴は一層盛り上がった。
エルドゥンは微笑みながら、空を見上げた。
「魔王…あの勇者なら、何かを変えるかもしれないな」
月明かりの下、エルフの村は祝宴の喜びに包まれていた。そして、マルジョンスとライラの新たな冒険の旅は、これからも続いていくのだった。