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とある阿呆の小話  作者: 矢瀧 忠臥
8/12

童貞の推察

とある童貞のDの推察

女の子のスカートの中はブラックホールだと思う。

冗談を言っていると思うかもしれないが、本当のことだ。

語弊を産む言い方をするが、偶々女性のスカートの中が見えるというハプニングに見舞われたのだ。

顛末は至ってシンプル。

駅の階段で、十数段先に女子高生、その下に僕という構成。

僕は階段を昇る時、上を見る癖があるのだが、それで見えてしまったのだ。

彼女の白い太腿の根元からは、漆黒の闇が覗いていた。

それで、見てしまったという一抹の不安を抱えた一方で、まるで吸い込まれそうな…ブラックホールに魅了されていた。

その瞬間、時が止まった。

例えなどでは無く本当に起こったのだ。

階段を昇り切った後、公衆トイレに籠り、物思いに耽った。

そして涙が零れた。

何故だかは分からないが、ただ一つ美しかったのだ。

芸術に関心の無い僕でも分かるほどに美しかった。

もう二度と会えないかもしれない美に、心を穿たれたのだ。

ただその黒は、スパッツなのでは?なんていう冷たい意見が聞こえた気がするのだが、そんなことは無い。

断言出来るほどの自身は無いのだが、これだけは言える…

女性はやはり美しい。

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