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願うだけじゃ何も変わらないのかもしれなくても

作者: 朝焼 悠

なんて言ったらいいんだろう


争いごとなんて

なくなるはずがない

世界中

どこもかしこも

諍いがない

そんなの無理だって

理想論だって

思っている


でも願うだろ?


差別のない世界

色分けのない世界

完全に取り払えるとは

どうしたって思えないけれど


でも願うだろ?


具体的な案を出せる頭も

大声で叫べる度胸も

持ち合わせてはいないけど


今 苦しんでいる人は

みんな報われてほしい


今 幸せな人は

これから先

誰も蹴落とさず 蹴落とされず

幸せで居続けてほしい


今日

泣きながら生まれてきた子は

笑顔で受け入れられて

笑いながら育って

生き抜いてほしい


僕は出来の良い人間じゃないから

自らの犠牲の上になんて言えなくて

僕自身も含めた

みんなが


幸せの形や捉え方は

人それぞれだから

これ自体が

僕の考えた幸せ

の押し付けみたいのものかもしれないけど


薄っぺらいって

分かっていても


願うだけじゃ何も変わらないのかもしれなくても


自分の

自分だけじゃない


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― 新着の感想 ―
[良い点] >自分の 自分だけじゃない ここが朝焼さんらしいと思いました。 今日も素敵な詩をありがとうございます。
2021/07/16 20:33 退会済み
管理
[良い点] 苦しんでいる人も、幸せな人も、幸せでいて欲しい。 ほんと…そうですね。 薄っぺらくなんてないですよ。 なんか…朝焼さんの詩のおかげで、心のものが浄化されたようです…涙が~あぁあ…………
2021/07/16 20:09 退会済み
管理
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