表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の愛する人  作者: 黒猫キッド
6/12

6・登校

 少し短いですわ。

 ピピピピピピ…


「う…ん…」

 目覚ましの音で、海斗の意識は覚醒する。

「朝か…よいしょ」

 海斗はベッドから降りて、パジャマから私服へと着替える。そしてダイニングルームhrと行き、食パンを一枚取り出し、オーブントースターで焼いた。

 TVを見ながら焼いたパンを食べている時、インターフォンが鳴った。

「?」

 海斗はパンを咥えながら、インターフォンのモニターを見た。其処には怜奈が映っていた。

「んぐっ!? 怜奈!?」

 思わず咥えていたパンを飲み込む海斗。

『あっ、海斗君起きてる? だったら一緒に登校しよう』

「ちょ、ちょっと待ってて」

 モニター越しに語る怜奈。海斗は慌てて食べるのに使っていた食器を洗い場に持っていき、大急ぎで食器を洗い、洗い終わった食器をシンクの横に並べると、慌ててランドセルを持って玄関に向かった。

「おはよう、海斗君」

 玄関を出ると、怜奈が笑顔で迎えた。

「お、おはよう怜奈…」

「じゃあ行こうか!」

 怜奈は海斗の手を繋ぐと、通学路を歩き出した。歩きながら海斗は思った。

『怜奈は僕の手を繋ぐけど…恥ずかしくないのかな…』

 海斗がそう思うのは、実際自分が恥ずかしいと思っているからだ。

「どうしたの海斗君。だんまりしちゃって」

「! い、いや何でもないよ。それより早く行こうよ!」

 さり気なく手を放して、海斗は先に進んでいく。

「あっ、待ってよ~」

 その後を慌てて怜奈が追いかけてくる。


※         ※


 学校の教室に着くと海斗は自分の席に着いた。怜奈の方を見ると、既に何人かのクラスメートが集まっていた。

『怜奈は転校生だから人気者だもんな…性格も明るいし…何より可愛いし…今考えたら何で僕みたいな落ち込んでいた奴なんかに、声なんか掛けたんだろう?』

 そんな事を思っていると、担任の教師が入ってきた。

「ホラお前ら席に着け、一時間目の授業を始めるぞ!」

 そう担任は言い、海斗や怜奈達クラスメートは一時間目の授業の準備を始めた。その後も何時も通り授業は進み、やがて給食の時間を迎えた後、昼休みとなった。


 感想・ブックマーク登録・レビュー・ポイント評価・質問等ありましたら、何でもどうぞ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ