第1章1-9異世界の人?
「ベルさん!料理が出来たから食べて!食べて!白い身の方が刺身でこっちが焼き魚って言う料理だから!」
『うわぁー!?』
「どちらも?!美味しそうな料理ですね!本当に頂いても良いんですか?」
「どうぞ!食べてみて?」
「では、刺身って言う料理から頂きます!刺身って言う料理は食べた事が無いので、食べ方を教えてもらっても良いですか?」
「良いですよ!まずは、白い身に少しだけ白い粉を付けて食べてみて下さい。あっ!フォークです。」
「ありがとうございます!改めて刺身を頂きますね。」
『ん?!』
「な!な!何ですかこれは?!こんな美味しい物を食べたのは、初めてですよ?!これは一体どの様な料理ですか?」
「これは刺身って言う料理で、生の魚を捌いて調理した料理になりますね!」
『えっ?!』
「これは、生の魚を捌いただけの料理なんですか?生の魚って大丈夫なんですか?」
「はい。大丈夫ですよ!それに鑑定スキルでも、確認済みですよ!」
「鑑定済みでしたら、安心して食べれますね!それじゃあ、焼き魚も頂きますね!焼き魚はどの様に食べれば良いですか?顔に木の枝が刺さっていますが?」
「木の枝と魚の尻尾を両手で掴んで、焼き魚の身を少しづつ齧って下さい。」
「はい!頂きますね。」
『ん?!』
「な!な!何ですかこれは?!魚の身がふっくらして、魚の脂も程好くのって、こんな美味しいお魚!食べた事が無いですよ?!どんなお魚ですか!?」
「両方共、ベルさんのお口に合って良かったですよ!今、ベルさんが食べた刺身と焼き魚は、同じ魚で調理した料理ですね!」
『えっ?!』
「刺身と焼き魚が、同じお魚なんですか?!全然味が違うじゃあないですか?本当に同じお魚でしたら、味が同じ様な感じになると、思いますけども?」
「魚の種類は、一緒ですよ!違うのは?魚の大きさですよ!」
『えっ?!』
「お魚の大きさが違うのですか!?お魚の大きさで?こんなにも?お魚の味が?変わるんですか?」
「そうですね?えーと?!少し待ってて下さいね。お魚の味を比較する為に、もう1品作って来ますから!」
「えーと?はい。待ってますね。」
ケイジさんは、行ってしまいましたが、こんな美味しいお魚をどうやって?味の比較をするのでしょうか?私には、同じ魚とは思えませんし?刺身って言う料理も初めて食べましたから?全然わかりません?
「ベルさん!お待たせしました!比較する1品がこれです!」
「ケイジさん?これは刺身じゃあないですか?!いくら私でも刺身の味は、わかりますよ!」
「まーまー!騙されたと思って、刺身を食べ比べて下さい!」
『むぅー!』
「わかりました。食べ比べてみます!どの様に食べれば良いですか?」
「そうですね?えーと?まずは、左側から順に刺身を白い粉に付けずに、食べてみて下さい!そして味を覚えたら、1口で良いのでお水を飲んで、口の中をリセットして下さい!」
「はい!わかりました。騙されたと思って食べてみますね!」
『ん?』
んー?この左側の刺身は、お魚の脂が余り無く身がさっぱりしていて、美味しいですけど?私には、もう少しお魚の脂があった方が大好きですね!お水を1口っと!あっ?!少しお口の中がさっぱりしましたね!
「次は、真ん中の刺身ですね!行きましょう!」
『ん?!』
「な!な!何ですかこれは?!先程の刺身と違ってお魚の脂がわかりますよ!?それにお魚の味が良く私好みの脂です!」
お水を1口っと!あっ!少しお口の中がさっぱりしましたね!でも残念です!いつでもあの味の余韻に浸って居たかったのに。
「次で最後ですね!右側の刺身へ行きましょう!」
『ん?!』
「な!な!な!何ですかこれはー?!ここまでお魚の味が違う物なのですか!?」
お魚の味がしっかりしていてお魚の脂もしっかりのって要るので、凄く美味しいですね!先程の刺身も好みでしたが、こちらの方が大好きですね!食べた瞬間に、お魚の身がトロっとなってお魚の味が口の中全体にひろがって行きます!もう、心も身体も蕩けそうですね!
「ケイジさん!どうゆう事なんですか?教えて下さい!ケイジさん!」
『えっ?!』
「わかった!わかった!っから、そんなに顔を近ずけるな!?」
『あっ?!』
「すいません!」〈ポ。〉
「えーと?じゃあ、何故同じ魚なのに?、これたけ魚の味が違うのかは?こう言う事です!」
「マジックボックス❗」
〈ドン!ドン!ドン!〉
『エッ?!』
「同じお魚ですか?!どうみても違うお魚にしか、見えないですよ?!」
「どうゆう事ですか?!ケイジさん?」
「えーと?説明をするとまず話が長くなるから省くけど、あとで鑑定スキルを使ってみたら良いよ!」
「えー!ケイジさんのイジワル!」