第1章1-6異世界の人?
〈ガサガサガサ〉
「何だ?!」
「ま!ま!待って下さい!」
「あなたは先程助けた女性ですね?」
「は!はい!先程は助けてくれて、ありがとうございます!」
「いえいえ!ちょうど食料を取っていて、悲鳴が聞こえたので急いでこちらに向かって正解でしたね!」
「ありがとうございます!あ!私ったら名前も告げずに居ましたね!私の名前は、ベルって言います。改めて助けて頂き、ありがとうございました!」
「俺の名前は?」
俺って、一度死んで異世界へ移転して来たから、今までの名前は捨てよう!
「どうかなされました?」
「いや。ごめんなさい!俺の名前はケイジです。」
「ケイジさんですね!」
「はい。」
「先程も言いましたが、ケイジさん。助けて頂きありがとうございます。」
「いえいえ!当然の事をしたまでですし。それよりベルさんは、何故?こんな所に?」
「それは、綺麗な川に生息する魚を取りに来て、綺麗な川が何処にあるのか迷っていたら、先程の魔物に襲われてしまって!」
「そうなんですか?僕は、罠の仕掛けに掛かった動物を取りに行っていた所を、悲鳴が聞こえたので、急いでこちらに来たので。」
「そうなんですか。私は運が良かったんですね!」
「そうですね!」
〈ぐぅー〉
「あっ?!」
「お腹が減って要るのでは?」
「大丈夫です!」
〈ぐぅー〉
「聴かないで下さい!」
危ないです!このままじゃ本当に危ないです!
「ベルさん?本当に大丈夫ですか?」
「ケイジさん!大丈夫ですってばー!?」
〈ボン!♪〉
「エッ!あなたは一体何者ですか?」
「あちゃー!?やってしまいました!どうしよう?どうしよう?どうしましょう!」
「あ?あの?ベルさんは一体何者ですか?」
「私ですか?仕方ないですね。私は、妖精族のベルです!あの姿は、私が妖精と知られるとまずいので、何か取りに行く時は必ず魔法で人の姿になって行くのです。」
「なるほど!初めて人と合うのが初めてで、まさか!?初めての人が妖精族の人だとは気付かなかったので驚きました!」
「エッ!ケイジさんは、人とあった事が無いんですか?それに、その魔道具は一体何ですか?剣や槍等に変化していましたが?」
「あー?これですか?これは、僕しか使用出来ない固有魔道具ですね!」
「固有魔道具ですか?初めて聴きましたね?他にどの様な機能が有るんですか?」
「あー?これは、色々な機能が或ると思います?」
「思います?それは、ケイジさんの魔道具ですよね?何故?魔道具の機能を、知らないのですか?」
「あー?何故って言われても?困ったなー?」
「怪しいですね!」
〈ぐぅー♪〉
「あ!?」
「まずは、安心して休める場所へ行きましょうか!」
「はい。行きましょう!行きましょう!」