第11章11-3魔法教室
俺達は、あれから川に到着したら直ぐに昼食の準備をして食事をした。
「ケイジ君ご馳走さま!」
「うん、ごちそうさま。」
「どういたしまして。」
「そうじゃケイジ君、魔法の練習をしようか。まずは、僕が見本を見せるから観ていてね。」
「はい、わかりました。マサさん。」
「まずは、ファイアーボールだよ!それ!」
ドーン!
スゴイ!?崖に、あんな大きな穴が開くなんて!
「ケイジ君、次は同じ様にあの崖に向けてファイアーボールを撃ってみて。」
「はい!ファイアーボール❗」
ドカーン!!
『『『………』』』
「あの~マサさん、マキさん。」
「あっ!?ゴメン、ケイジ君。次は、風魔法だよ!」
「はい、わかりました。」
今、一瞬マサさんが現実逃避したよね?今はいいか。
「じゃあ、風魔法を行くよ!ウィンドーカッター!」
スパンスパンスパン!
今度は、風魔法で木の枝を切りましたね。でも、枝が切れただけで木自体は切れてない。
「ケイジ君、次は君の番だよ。」
「わかりました。ウィンドーカッター❗」
スパン!スパパパパパパーン!
『『『………』』』
ヤってしまった。同じ魔法で、先生より生徒の方が強すぎるとか有り得ないだろ。その生徒は、ここに居るが。
「せっかくなので、回収して来ます。」
「あっ!?ううん。わかったよ。」
マサさんは、またフリーズしているか。マキさんは、直ぐに意識を回復したが。これだとマサさんの精神的ダメージが計り知れない。
それから数時間後
「ケイジ君?」
「はい、マサさん。」
「君の場合、どの様にして魔法を使って居るのかな?」
「そうですね、うーん?ファイアーボールは、魔力と威力が塊となって居るイメージですね。ウィンドーカッターは、円の外側に細かな刃をイメージして居ますね。他の魔法も同じ要領でしました。」
「なるほど!イメージが大切な訳か、僕はそこまでイメージをしていないからね。イメージの訓練も取り入れてみようかな。あのウィンドーカッターの切れ味にはビックリしたけども、初めは何を見本にイメージしたら良いかな?」
「ウィンドーカッターでしたら、初めはノコギリの刃をイメージしたら良いと思います。マサさんのウィンドーカッターは、扇状なのでブーメランをイメージして刃先に細かい刃をイメージしたら良いと思いますよ。」
「なるほど!ケイジ君みたいにするにはどうしたら良いかな?」
「そうですね?一番良く見かけるのは食器や荷車の車輪をイメージしたら良いと思います。これもノコギリの刃をイメージしてすると良いと思います。」
「そうか、ケイジ君ありがとう。これで僕もまた強くなれるよ。」
「僕の方こそ、ありがとうございます。色々な魔法を教えて貰えて助かります。」
「良いよ!僕の方も勉強になったしおあいこだよ。」
「明日は、私がケイジ君に光魔法を教えてあげるからね!」
「宜しくお願いします。マキさん。」
「うん!じゃあ、そろそろ帰ろうか。」
「はい!」