第四話彼女の出した条件
「ファンタジークエスト」は有名どころのオンラインのゲームよりは知名度は低いが独自の路線を歩んでいた。従来からある戦士、魔法使い、牧師、弓師、槍師に加えて先日、巫女が実装された。これは多くのユーザーの失望を買い、多くのユーザーがこのゲームから離れていった。噂では今後ロボットが実装されるという噂があり、裏では「カオスクエスト」などと揶揄されていた。しかし、一部のユーザーからの熱狂的なまでの支援に支えられてなんとか運営しているようだった。俺もその中の一人だった。ちなみに巫女は不具合が見つかりずっとメンテ中で今は使えない。
俺は、朝ギルドが乗っ取られるという衝撃的な事実が発覚したがなんとか学校に行った。里美に会ったらなんて文句を言ってやろうかと思ったが本人を見たら何も言えなくなった。俺を見てニヤニヤして、軽くガッツポーズをしていた。
俺は頭に来たので惨劇のクマさんにメールを打った。
From ケミカルパンク
Sub
本文
今日学校が終わったら即効インしろ!
怒りのケミカルパンクより
俺は授業が終わって里美の席にノートを置いてすぐにアパートに帰った。おれはその辺はしっかりとやることにした。一応ノートにでかでかと見開き1ページに赤で「覚えてろよ」と書いておいてやった。
急いでアパートに帰ってPCを起動させてインするとクマさんはもうインしていた。俺はクマさんに俺たちだけの秘密の座標に移動するようにメッセージを送った。ちなみにその座標の場所とはソルトランドの東の芋虫が沸く所だ。ここなら人がほとんど来ないし、チャットしながら腹いせに芋虫を倒し放題なので俺とクマさんはこの場所を気にいっていた。
クマさんも来たのでこれからのことを相談することにした。
ケミカルパンク ねこねこのチームと戦うことになったんだけどよ。ぶっちゃけ俺たちのチームでまともに動けるのって俺とお前だけじゃねえか?
惨劇のクマさん んー。かもねえ。100人くらいはいるけどほとんど幽霊部員だし、動けたとしてもレベルが低いからね。
ケミカルパンク だよなあ。そうすると俺たちだけで頑張るしかないんだけど。あっちはかなり戦力充実してるからな。ファンタジー倶楽部のやつもいるしよ。
惨劇のクマさん どうしたらいいかなあ。
ケミカルパンク どうしたらって今それを考えるために集まったんじゃねえかよ。少しは考えろよな。
惨劇のクマさん 考えてるよ。そういえばさ。なんでこんなことになったの?僕ら何かしたっけ?
ケミカルパンク 俺が知るかよ! 朝起きたら上位がお前以外抜けてて、ねこねこが返して欲しかったら勝負しろって俺に言って来た以外のことは俺にはわからん。
惨劇のクマさん ねえ。話し合いとかでなんとかならないの?
ケミカルパンク 今さらなるわけねえじゃねえかよ。勝手に脱退されてその上主力を抜かれて新しいチームを組まれてんだぜ。戦う理由としては十分だろ。
惨劇のクマさん 確かにそうだけどさ。今まで一緒にやってきた仲間でしょ。話し合ってみようよ。
ケミカルパンク お前の脳みそにはゴブリンでも詰まってるのか? 仲間とか言ってるけど裏切られてるんじゃねえか。通報されないだけましだろ。
惨劇のクマさん 通報ってそんな大げさな……
ケミカルパンク 大げさでもなんでもねえよ。俺が本気を出したらな。通報どころか。ネット中に晒しまくってやるぜ。あいつをこの世界で生きていけなくさせるなんて俺には簡単なんだからな。
惨劇のクマさん さすが半廃人(笑い)
ケミカルパンク うるせえよ! まあ伊達にファンタジークエストと共に歩んではいないぜ。俺はこのゲームができてからずっといるんだからな。
ケミカルパンク よし。この手を使うしかないな
惨劇のクマさん この手って?
ケミカルパンク 外国人選手を入れる!
惨劇のクマさん 外国人選手?
ケミカルパンク ああ。俺の今までの友達リストを使って一時的にブルーウィングに入れることにするぜ
惨劇のクマさん な! それは汚いんじゃないかな。
ケミカルパンク 何が汚いだって? ねこねこの方がよっぽど汚いじゃねえかよ。あいつは俺のチームを乗っ取ったんだぞ。お前はどれだけお人よしなんだよ。
惨劇のクマさん しかし、それはどうかな……
ケミカルパンク じゃあこの案に替わる案を出して見ろよ。俺はこれしかないと思うぜ
惨劇のクマさん 確かにそれしかないような気がするけどさあ
ケミカルパンク じゃあ決まりだ。これからは人集めするからな。お前も友達に声かけて集めて置けよ
惨劇のクマさん う。うん。わかったよ。友達に声掛けてみるから
これからの方針が決まった俺たちは誰を誘うかなど相談していた。そうしていたらねこねここねこ(前田里美)がインしてきたのでこちらに呼びつけた。最初彼女は嫌がったが俺は無理やり来させた。呼びつけるというか本体はそこにいるんだけどね。最後は直接交渉してここまで来させた。
ねこねここねこはしばらくしてから来た。見ると元ファンタジー倶楽部のマスター『ニートは人間国宝』も来ていた。今はねこねこのチームの副マスターらしい。とりあえず今回の件について聞いてみることにした。
ケミカルパンク ねこねこ。お前今回の件について言うことがあるんじゃないのか?
ねこねここねこ 言うことって?
ケミカルパンク お前あそこまでのことしてそれはねえんじゃねえのか? 俺のチームから人を引き抜いて新しいチームを作ったことについてだよ!
ねこねここねこ ああ。そのことね。
ケミカルパンク ああって(怒り)
ねこねここねこ で。勝負するの? 私たちはいつでもいいけど。やるんなら一ヶ月後くらいにしよっか? あんたらにも色々準備あるだろうしね。
ケミカルパンク おい! おい! 勝手に話を進めんなよ! 俺のチームから勝手に引き抜いといて俺に対して何もないのかって聞いてるんだよ!
ねこねここねこ 何もないって?
ケミカルパンク 謝るとかだよ!
ねこねここねこ はあ! なんで私があんたに謝らなくちゃ行けないの? あんたに隙があったからメンバーを抜かれたんでしょ?
ニートは人間国宝 そうだ! お前が悪いんだぞ。このリストラが!
ケミカルパンク うるせえ! ニートは黙ってろ! お前も丸め込まれやがって
ニートは人間国宝 丸め込まれただって。馬鹿言うな。お前がリアルが忙しくなるから引退するって言うから俺は新しいギルド作りを手伝ってるんだぞ
ケミカルパンク 引退だって誰がそんなことを言ったんだ? 俺が引退するわけないだろうが
惨劇のクマさん ケミカルさんちょっと落ち着きなって。
ケミカルパンク これが落ち着いてられるかよ。んで誰が引退するって言ったんだ。
ねこねここねこ まあそれはいいじゃない? それで私たちのレッドウィングとやるの? やらないの?
ケミカルパンク よくねえって! 誰がそんなデマ流したんだ。お前か。ねこねこ。
ねこねここねこ 私はやるかやらないかって聞いてるんだけどなあ。私は別にいいよ。勝負しなくたって。
ケミカルパンク 何言ってんだ。やるに決まってるだろ!
ねこねここねこ じゃあ決まりね。せっかく戦うんだから何か条件を決めましょうよ。
ケミカルパンク 条件だって?
ねこねここねこ そう条件。私たちが勝ったらそうねえ。ブルーウィングはレッドウィングに吸収ってことにしましょう
ケミカルパンク な!
惨劇のクマさん え!
ケミカルパンク お前ふざけるなよ。なんだ。その条件は。
ねこねここねこ 負けなければいいじゃない? 何? ケミカルパンク様が負けることを怖がってるの? あなたも落ちたものね。
ケミカルパンク なんだと。
ねこねここねこ 落ちたものねって言ったのよ。あなた前から言ってたじゃないの。俺が本気を出せばトップを取ることなんて訳無いって。それが今やこの程度の勝負にびびってるなんて。
ニートは人間国宝 ほんとに情けないな。あの生きた伝説とも言われたケミカルパンクがこんなものだとは思わなかった。
ケミカルパンク くそ。誰もやらねえなんて言ってねえじゃねえか。ああ。分かったよ。その条件飲んでやるよ。もちろん俺らからも条件を出していいんだな。
ねこねここねこ ええ。どうぞ。なんでもどうぞ。どうせ私たちが負けるはずがないもの。
ケミカルパンク あとで後悔しても知らねえからな。
そのあと俺たちはお互いに条件を出し合った。まとめるとこのようなものだった。
俺が勝った場合
○レッドウィングはブルーウィングが吸収する
○『ねんねここねこ』と『ニートは人間国宝』は平チーム員に格下げ
○俺の狩りサイトに謝罪文を載せること
○全体会話(そのフィールドにいる人全員に聞こえる会話)で私はレッドウィングのケミカルパンクさんに負けました。私はもう一生ケミカルパンクさんに付いて行きますというのを10回流す
俺が負けた場合
○ブルーウィングはレッドウィングに吸収される
○クマさんは副マス、ケミカルは見習い
○公式のBBSで負けましたと書き込むこと
○狩りブログを閉鎖
○一ヶ月ねこねこの奴隷になること 狩り支援など
条件を出し合ってねこねことニートとは師ねと言い合って解散した。本当の文字で打ち込めないのが残念だった。とにかく負けられない戦いが一ヵ月後に決まった。特に俺にとってはブログの閉鎖が痛い。ねこねこは「あんたのブログは前から思ってたけど目障りなのよ。いい機会だから閉鎖させてあげる」などと言っていた。あいつ意外とチェックしてたのか。
まあそんなことはどうでもいいがこのままだと新コーナー『今一番熱い露天』が無駄になってしまう。それは絶対に避けなければならない。俺はクマさんに「絶対に負けられないからな。お前も気合を入れろよ」と言って今日はこれで解散した。明日からは人集めだ。里美を見るとまだ画面に向かって何かをやっていた。俺たちを倒す作戦でも練っているのだろうか。本当になんでこんなことになったのだろうか。考えても分からないので俺は寝ることにした。
次の日、学校に行って帰ると早速メンバー集めをすることにした。まず誰から声を掛けるか考えていたら向こうからメッセージを送ってきたやつがいた。名前を見ると『ケミカルアイカ』となっていた。
こいつは『ピンクウィング』のマスターで 元『ブルーウィング』のメンバーである。なんでか俺のことを異常に尊敬しているらしく。名前を半分くださいとか言ってきたので俺はあげてやった。それと独立するときにウィングの名前が欲しいんですけどなんて言うからチーム名にウィングを付けることを許可した。結果、ケミカルの名前とチームの名前をあげることになった。
ケミカルアイカ様から ケミカル兄さん。こんにちはー。
ケミカルアイカ様へ ああ。こんにちは。早いな。お前
ケミカルアイカ様から えへへ。ケミカル兄さんに早く会いたくって急いでインして来ちゃいましたよ
ケミカルアイカ様へ それはどうでもいいけど。何の用だ。俺は今忙しいんだが
ケミカルアイカ様から スルーしないで! 最近兄さん冷たいっすよー。全然遊んでくれなくて寂しいっすよ。
ケミカルアイカ様へ ああ。悪い。ちょっと色々あってな暇がなくって。で。用は何なんだ?
ケミカルアイカ様から 聞きましたよ。兄さん。ねこちゃんにギルド乗っ取られたらしいじゃないすか。
ケミカルアイカ様へ む。何でお前が知ってるんだ。
ケミカルアイカ様から 兄さんのことなら私はなんでも知ってるっすよ。好きな狩場から兄貴が萌えるシチュエーションまで
ケミカルアイカ様へ おい。おい。なんでお前そんなことまで知ってるんだよ。
ケミカルアイカ様から 知ってるも何も兄さんがブログに書いたんじゃないすか。私兄さんのブログのファンですから。一日10回はアクセスしてますよ。
ケミカルアイカ様へ 俺そんなことまで書いていたのか……。気をつけねばならんな。
ケミカルアイカ様から 萌えるシチュエーションっていうのは嘘っすけどね。まあそれはいいとしてチーム乗っ取られたんすよね?
ケミカルアイカ様へ ああ。そうだよ。それがどうした! 俺は乗っ取られたさ。
ケミカルアイカ様から そんな自暴自棄にならないでくださいよ。それでねこちゃんを倒すためにメンバーを探してるんすよね?
ケミカルアイカ様へ お前なんでそんなことまで知ってんの? ちょっと怖いんだけど……
ケミカルアイカ様から いきなり引かないでくださいよ。クマちゃんから聞いただけっすよ。メンバー探してるから協力してくれないって。
ケミカルアイカ様へ それでお前なんて返事したんだよ
ケミカルアイカ様から 協力してもいいけどその言葉兄さんから直接聞きたいから保留にするっすっていいましたけど。
ケミカルアイカ様へ そうかじゃあ協力してくれるんだな?
ケミカルアイカ様から ただ条件があるっすけどいいすか?
ケミカルアイカ様へ また条件付きか。なんだ言ってみろ。
ケミカルアイカ様から 兄さんののアドレス教えて欲しいっす。ていうかぶっちゃけ一回会いたいっす。
ケミカルアイカ様へ またそれかよ。俺はそうゆうのやだって言ってるだろ。お前だけじゃなくて他のやつともやってないんだから。
ケミカルアイカ様から じゃあ私協力しないっすよ。それでもいいんすか。
ケミカルアイカ様へ ああ。別にいいよ。他当たるから。じゃあな。
ケミカルアイカ様から ええ!! ちょっと待ってくださいよおー。兄さんそれは冷たいんじゃないんすか。あんまりっすよー。
ケミカルアイカ様へ うっとおしいなあ。お前はよお。なんだお前はどうしたいんだ。
ケミカルアイカ様から じゃあ会うっていうのは我慢しますからアドレスだけでも教えてくださいっすよ。兄さんが教えてくれなくてもどうせクマさんから聞くっすよ。
ケミカルアイカ様へ クマか。アイツなら教えそうだな。うー。分かった。教えればいんだろ?
ケミカルアイカ様から え! まじっすか。ほんとに教えて貰えるとは思わなかったっす。やった。ラッキー。
ケミカルアイカ様へ ああ。まじっすよ。じゃあ一回だけ流すからな。逃したら教えないからな。
カミカルアイカ様から 絶対逃さないっすよ。やった。やった。
ケミカルアイカ様へ じゃあ行くぞ。
ケミカルアイカ様へ ○×○×@○××○×△□
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様から あ。兄さんそれはないんじゃないすか。
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様から ちょと! 兄さん―。
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ
ケミカルアイカ様へ ふうー。どうだ。アイカ。書き留めたか。
ケミカルアイカ様から 相変わらずやり方が汚いっすね。幸いなことにぎりぎりログが残ってたので書き留めたっすよ。
ケミカルアイカ様へ ちっ。甘かったか。まあいいか。アイカ。メールは一日一回しか認めないからな。それ以上するようなら、俺はアドレスを代えるからな。ちなみにお前のパソコンのアドレスは俺のパソコンの設定では迷惑メールフォルダに行くようになってるからな。
ケミカルアイカ様から あ。兄さんそれはあんまりにもひどいんじゃないすか。しかもメールが一回だけなんて私には無理っすよ。撤回してください。
ケミカルアイカ様へ ひどいのはお前だろ。一日に何十件も送ってきやがってよ。迷惑メール以外の何者でもないだろ。教えてやるだけ感謝しろって言ってるんだ。いいな。一回だけだからな。
カミカルアイカ様から わかりました。一回だけにします。
ケミカルアイカ様へ ああ。そうしてくれ。アドレス変えるのも面倒だからな。じゃあチーム戦は一ヵ月後だからな。頼んだぞ。
ケミカルアイカ様から はいっす。任せてください。私兄さんのために頑張りまっす。
俺はアイカとの会話を打ち切って次のメンバーを探すことにした。部屋を見ると里美のやつが俺のアパートにいた。あいつ、いつの間に来たんだ。全然気付かなかったんだが。
「おい。里美。俺の部屋に勝手に入ってくるのはいいけど、声くらい掛けろよ。びっくりするじゃねえかよ」
彼女はこちらを見ずに言ってきた。
「ん。うん。一応声は掛けたんだけど。なんだか集中してるっぽかったからそのままにしてたんだけど。これから気をつける。ごめん」
「ああ。気をつけろよ」
彼女は基本ゲームの外では素直だ。なんでゲームではあんなになるんだろうか。
「ねえ。悠一」
「なんだよ。何か用かよ」
「私絶対負けないからね」
彼女はなんだか妙なことを言ってきた。言ってることはゲームの中と同じなんだが含みのあるような言い方に聞こえた。
「それはどういう意味だ?」
「そういう意味よ」
彼女はそう言うと黙ってゲームに戻った。何なんだか一体。
アイカからは早速メールが来た。
「兄さん。早速メールさせていただきました。これで兄さんとはいつでも連絡が取れますね。一日一回というのが残念ですけど……。私一ヶ月後のチーム戦兄さんのためだけに頑張りますからね。これから廃上げして絶対に兄さんのお役に立って見せます。期待しててくださいね。それから今度は会って…… 省略」
相変わらず長いメールが来た。読むのが面倒になったので途中で止めてしまった。俺はとりあえず「分かった」とだけ返信しておいた。
チーム戦まで後数日となったある日、ついにメンバーが集まった。
いろんな人に貶され断られながらもなんとか満足できる人数を集めることができた。
「よおしゃあああ」
「ひゃほおおおぅう」
俺は叫んだ。部屋には里美がいたが俺は歓喜の雄叫びを上げた。
このメンバーなら俺は勝てる。そう思っていた。彼女はそんな俺を可哀相なものを見る目で見ていた。
ここまで読んでいただきありがとうございます。次回はブルーウィングとレッドウィングのチーム戦の予定です。予期せぬ事故が無い限り3月8日更新を予定してます。
次回「彼女の切り札」全部チャット形式で書こうかと思っております。ご拝読のほどよろしくお願いいたします。