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ネトゲ女  作者: kaji
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第十話「約束」

ついに10話になりました。今回は少し時間に余裕があったので気合を入れて書きました。

 ねこねここねこのレッドウィングと組むことを決意したのだがねこねここねこが素直にこの申し出に頷いてくれるとは思わなかったので俺とケミカルアイカと惨劇のクマさんとで首脳会議を開いた。



ケミカルパンク 今回の議題は「ねこねここねこを落としましょう計画」です。幅広い意見を募集しています。では! スタート!

ケミカルアイカ  はい! はい! はーい!

ケミカルパンク それではアイカさんどうぞ。

ケミカルアイカ ラブレター作戦がいいと思いまっす。

ケミカルアイカ なんだそれは?

ケミカルアイカ ねこねこさんの下駄箱に手紙を入れるんですよ。そして放課後の校舎裏に呼び出すんです。

ケミカルパンク ……

惨劇のクマさん 実際にシュミレーションしてみましょう。簡単に脚本書いてみましたのでお願いします。

ケミカルパンク お前いつの間に?

ケミカルアイカ 面白そうっすね。やりましょうー。私がねこねここねこさん役をやりまっすね。

惨劇のクマさん じゃあ僕はナレーター役をやりましょう。



ケース1「告白で落とそう」



惨劇のクマさん 突然の手紙により呼び出されたねこねここねこ。校舎裏に行くとケミカルパンクが待っていた。

ケミカルパンク 悪かったな。突然呼び出して。

ねこねここねこ(アイカ) ううん。いいの。話って何かな?

ケミカルパンク 俺と付き合って欲しいんだ。

ねこねここねこ(アイカ) え!

ケミカルパンク 前から俺は思っていたんだ。パートナーにするならお前しかいないってな。

ねこねここねこ(アイカ) そんな。急に言われても私困るよ。

ケミカルパンク 頼む! 俺と付き合ってくれ。俺にはお前しか居ないんだ。

惨劇のクマさん ケミカルパンクはねこねここねこに迫った。ねこねここねこの表情は戸惑いでいっぱいのようだ。

ケミカルパンク 頼む。……。

ねこねここねこ(アイカ) 分かった。付き合ってあげる。

ケミカルパンク おお! ありがとう。これで青空のやつに勝てる! 一緒に青空を倒そう!

ねこねここねこ(アイカ) 青空って何?

ケミカルパンク 限りなく青い空のことだよ。お前もよく知ってるだろ。

ねこねここねこ(アイカ) ファンタジークエストの?

ケミカルパンク ああ。そうだ。それしかないじゃないか。

ねこねここねこ(アイカ) じゃあ付き合うってのは?

ケミカルパンク チーム対抗戦トーナメントで一緒に組むのに付き合ってくれっていうことだよ。やだなあ。ってかセリフ違くない?

ねこねここねこ(アイカ) お前! 一回死ね!

ケミカルパンク え?

惨劇のクマさん ねこねここねこの右ストレートがきれいに決まり、そのままねこねここねこは去って行った。その後ケミカルパンクはねこねここねこと組むことはなかった。終わり。



ケミカルパンク おい! だめだろこれ。しかもなんで急にアドリブでバッドエンドになってるんだよ。

ケミカルアイカ すんません。なんだか途中からねこねここねこさんが乗り移ったみたいっす。

ケミカルパンク とにかくこれはダメだ。こんなのでアイツを落とせるわけがない。

惨劇のクマさん ではこの作戦ではどうですか?



ケース2「遺言」



惨劇のクマさん ケミカルパンクが車に引かれたということを聞いて、急いで病院まで駆けつけたねこねここねこ。病室のドアをすごい勢いで開ける。

惨劇のクマさん がらがらがらがらがら。

ねこねここねこ(アイカ) 大丈夫?

ケミカルパンク ああ。とりあえず大丈夫そうだ。

ねこねここねこ(アイカ) 危機的状況でバリアが張れるか実験してみたんだって? 何馬鹿なことしてるの。

ケミカルパンク 今日なら行けるかなと思ってさ……。

ねこねここねこ(アイカ) とにかくよかった無事でさ。

ケミカルパンク ……。

ねこねここねこ(アイカ) どうしたの?

ケミカルパンク 俺もう一回手術しなければいけないらしいんだ。

ねこねここねこ(アイカ) え!

ケミカルパンク どうやら難しい手術らしいんだ。それで手術の前にねこねこに頼みがあるんだけどいいかな?

ねこねここねこ(アイカ) 何? 今だったら私にできることなら聞くよ?

ケミカルパンク チーム対抗トーナメントに一緒に出て欲しいんだ。それだけが俺の心残りなんだよ。

ねこねここねこ(アイカ) ……。

ケミカルパンク おい! どうした。

ねこねここねこ(アイカ) こんなときに頼みってそんなことか! 早く手術に行ってその馬鹿を直してもらって来い! 

ケミカルパンク ええ! 台本と違う。

惨劇のクマさん マスタはその後馬鹿を治す手術をしてもらいました。



ケミカルパンク おい。お前ら何か俺に不満でもあるのか?

ケミカルアイカ まさか。そんなことないっすよ。

ケミカルパンク とにかく却下だ。こんなのが成功するはずがない! 正攻法で行くぞ。クマ! ねこねこと話し合いをするから段取りを取って置いてくれ。

惨劇のクマさん 分かりました……。まだ転校編とか通り魔事件編とかあるのにな。

ケミカルパンク もういいから。頼むぞ。

惨劇のクマさん 了解です。



 次の日ねこねここねこを呼んで話し合いをした。場所は首都から西の洞窟の中でやることにした。低レベルのMobが沸くので暇つぶしに狩ながら話せるので持って来いの場所だった。立ち会ったのは「ケミカルアイカ」と「惨劇のクマさん」だ。向こうは「ねこねここねこ」だけだった。「なかなか来てくれるって言ってくれないから苦労しました」とクマは言っていた。



ねこねここねこ で。話って何なの?

ケミカルパンク 回りくどいことは言いたくないからはっきりと言おう! 俺と組んでチーム対抗トーナメントに出て欲しいんだ!

ケミカルアイカ さすがケミカル兄さん男らしいっす。

ねこねここねこ ……。はあー。

ケミカルパンク な。なんだよ。組んで欲しいって言ってるんだ。

ねこねここねこ なんであんたらと組まないと行けないのよ。意味がわからない。よく頼みに来れるわね。私はあんたの所からメンバーを引き抜いたのよ?

ケミカルパンク ああ。わかってる。でもどうしても青空のやつを倒したいんだ。

ねこねここねこ 青空って? あの限りなく青い空のこと?

ケミカルパンク ああ。あの限りなく青い空のことだ。どうしてもアイツを倒したいんだ。頼む!

ケミカルアイカ お願いしまっす! ねこちゃん。

惨劇のクマさん ねこねこさんお願いします。

ねこねここねこ 話にならないわね。何の話かと思って来たけど私は組む気は無いから! 以上。またね。

ケミカルパンク あ! 



 そう言うとねこねこねこはログアウトしてしまった。予想はしていたがこれほど取り付く暇が無いとは思わなかった。俺たちは再び作戦を練りなおして説得に行こうということになって今日は解散した。



 次の日、学校では「ねこねここねこ」の中の人の前田里美がいつも通りにぎりぎりに登校していつものように机の上で寝ていた。これは放課後勝負するしかないなと思って放課後リアルで直接対決することにした。


 昼間、内藤君に後輩のかわいい女の子が呼んでると言われたので行ってみたらショートカットの栗毛の小柄な女の子が教室のドアの所で立っていた。よく見ると「ケミカルアイカ」の中の人、桐原愛華だった。


「なんだ。愛華。何しに来た。」

「何しにってひどいじゃないですか? 兄さん。いえ俊介さん」


前に俺の本名が知りたいと言われて俺は咄嗟に中村俊介だと答えたので愛華は俺の本名は中村俊介だと思っているようだった。俺は面白いのでそのままにしていた。


「聞いてます? 俊介さん」

「ああ。聞いてる聞いてる。それで何だ? 俺は今から行く所があるから忙しいんだが」

「そうなんですか? えと放課後って暇ですか?」

「忙しい。じゃあな」


そのまま教室を出て行こうとしたら愛華に制服の袖を引っ張られた。


「ちょっと。兄さんひどいですよ。話くらい最後まで聞いてくれてもいいじゃないですか」


愛華はお得意の潤んだつぶらな瞳攻撃を仕掛けてきた。参ったな。これは。とりあえず教室のドアの前で話しているからクラスメイトの視線が痛いので俺は移動したかった。


「わかった。とりあえず歩きながら話そう。ここだと他の人の邪魔になる」

「すいません。そうですね。気付きませんでした」


俺と愛華は廊下を歩きながら話すことにした。


「んで放課後暇かってことだけど、今日は無理だ。今日はねこねこの説得に行こうかと思ってるんだ」

「そうなんですか? 説得ってネット上でですよね? じゃあ私もご一緒しますよ」

「いや。リアルで説得しようと思ってる。今まで言わなかったがねこねこの中の人はこの学校の生徒なんだよ」

「ええ!! マジですか! それは知らなかったっす」


愛華はやたらと驚いていた。それとキャラ変わってるからな。


「ああ。誰かは一応個人情報保護法に則って伏せるがこの学校の生徒だ。教えられないから俺は一人で説得に当たるからお前は連れて行けない。すまんな」

「そうですか。残念です」


愛華はひどくがっかりしたようでうなだれて俯いていた。


「悪いな。またネットで会おう」

「はい。またです」


俺は愛華と別れて里美を説得するための餌を買いに行くために町に出た。目当てのものが見つかったので俺は勝利を確信していた。


 放課後、俺は教室で寝ている里美を無理やり起こして屋上まで連れて行った。この学校の屋上は一応入ることは禁止されていたが鍵を掛けてはいなので誰でも入ることができた。ドアを開けると眩しい光が目前に迫ってきた。禁止にされている割には定期的に整備されているらしく意外ときれいだった。不自然な亀裂が地面にあったのが気になったが。


「それで話って何? 私眠いんだけど」


里美は自分の髪の毛が風で飛ばされるのを押さえつけながら言った。


「俺とお前で話というとひとつしかないだろう。頼む俺と組んでチーム対抗トーナメントに出てくれ!」

そう言うと俺は里美に土下座した。

「……」

「またそれなの? もういい加減にしてよ。組まないって言ってるでしょ」

「……。お前はそう言うと思ったよ。ただとは言わん。これを見てから返事してくれ」


俺は秘密兵器を用意していた。それは「完全数量限定版飲む生キャラメル」だ。某牧場生産の生キャラメルを使った限定版だ。俺は今日入荷するという情報を掴んでいたのでなんとか一つだけ確保することができた。これを飲まずに手放すのは非常に惜しいが青空に勝つために俺は泣く泣く手放すことにした。これを見てさすがの里美も顔を真っ青にして震えていた。里美は俺と同じく飲むキャラメルの愛好家なのでこれに食いついて来ないはずはないのだ。


「これどこで手に入れたの?」

「あるルートから情報を入手して今日ある店で買って来たんだ。たぶんもう売ってないぞ」

「そうなの。残念ね。それでこれをくれるの?」

「ああ。ただし、俺と組んでチーム対抗トーナメントに出るのが条件だ」

「くっ。卑劣な手出来たわね」


里美は飲むキャラメルを握り締めながら悔しそうにしていた。たぶん里美の中では飲むキャラメルと俺と組むべきかということで頭の中の天秤が激しく揺れているに違いなかった。


「どうだ! 悪い条件では無いと思うがな」

「そうね。でもこんな卑怯な手を使うケミカルパンクを見たらラズベリーはさぞ悲しむでしょうね」

「なん……だと」


なぜか里美は「ラズベリー」のことを言い出してきた。「ラズベリー」はファンタジークエストの里美の別IDのキャラで里美は他人の振りをしてブルーウィングの新入ギルド員として入ってきて、俺をまんまと騙した経緯があった(第八話チャーム参照)。俺はやっと忘れられたと思っていたので意外な所で言われたので俺はひどく動揺していた。そして、それを見逃さない里美ではなかった。


「お兄ちゃんって本当はひどい人だったんですね。見損ないました」


里美は「ラズベリー」を装って話し出した。俺は騙された時のことを思い出したのか頭痛がしてきて里美の声がうまく聞き取れなくなっていた。


「ぐっ」

「お兄ちゃん。これもらっていいでしょ。ラズベリーこれ大好きなの。ねえ。いいでしょ」

「わ。分かった。持って行っていいぞ」

「ありがとうお兄ちゃん。じゃあもらうね。悠一。ありがとう。お大事にね」


里美はまんまと俺から飲むキャラメルを入手して屋上から消えていた。俺は頭痛が治まるのを静かに待った。頭痛が治まると俺には何も残っていなかった。残ったのは「ラズベリー」と飲むキャラメルを失ったという喪失感のみだった。


 放課後自分のアパートに帰り、パソコンの前でファンタジークエストの画面を見ながら俺は悩んでいた。


「まさかあんな手を使って来るとは思わなかったな」


俺は思わずそんな独り言を呟いていた。そういえば里美はここ数日、俺のアパートに来ていなかった。もしかしたらこうなることを予想していて来ないようにしているのかも知れない。俺はパソコンの前で今までのことを思い返していた。青空とチームを組んでから考えの違いから俺と「ねこねここねこ」と「惨劇のクマさん」とで新しいギルド「ブルーウィング」を組んだときのことを。そして、その時どんなことを思ってチームを結成したのかを思い返していた。


「最初からこの方法で行けばよかったな」


その時、俺の中で完璧なシナリオができていた。

俺は「約束の場所で待つ」と一方的に「惨劇のクマさん」と「ねこねここねこ」にメッセージを送って待っていた。「約束の場所」とはレッドウィング結成の場所で首都から出て東の森の中の池の前のことだ。言葉にすると分からないがあの時に交わした約束を覚えているのならきっと分かると思い待っていた。しばらくすると「惨劇のクマさん」がやってきた。こいつは何月何日にどのチームと対戦したかなど細かいことを色々覚えているやつなので必ず来ると思っていたがどうやら来たようだった。俺と「惨劇のクマさん」とで「ねこねここねこ」を待った。途中何回か諦めかけたがクマさんの後押しもあり、辛抱強く待ち続けた。深夜12時を過ぎて日付が変ってしばらくしてから「ねこねここねこ」がやってきた。ゲームのキャラの動きではあったが明らかに不本意そうに緩慢な動きだった。「ねこねここねこ」が近くまで来たので俺はあの約束の日を思い起こすようにチャットした。



ケミカルパンク ねこねこ、クマ覚えてるか? この場所で誓った約束を。

ねこねここねこ ……。

惨劇のクマさん うん覚えてるよ。



俺は昔を思い起こすように「ねこねここねこ」と「惨劇のクマさん」に語った。俺と青空とで作ったチーム「Blue Science Reaction」 略して「B.S.R」が順調に大きくなっていたが低レベル帯も構わず入れてたから問題が出てきていた。それは低いレベル帯のやつらが狙われて俺たちのチームは思うように勝てなくなっていたのが原因だった。そしてついに業を煮やしたマスタの「限りなく青い空」は副マス以上の幹部を集めてこう宣言した。


「Blue Science Reaction略してB.S.Rのチーム戦は2PTに限定して、他は2軍、3軍に分けることにした」


 つまり上位14人以下は補欠扱いでチーム戦には出れないという話だった。さすがにそれには俺は黙っていられなかった。その時は俺がこのゲームに誘った「惨劇のクマさん」はまだレベルが低くてとても上位14人には入れそうになかったし、「ねこねここねこ」に至ってはゲームを初めたてで3軍で間違いなかった。俺の持論としてゲームなんだからみんなが楽しめるものにしたいというのは常にあったので反対した。


 しかしその時の会議で反対の声を挙げたのは俺だけだった。今考えると「限りなく青い空」のやつがうまく手回しした節があったがその時は夢中で気が付かなかった。最終的には多数決で決めることになってその案は可決された。俺はその案を実行するのならとても付いていけないからこのチームを辞めるからなと宣言した。「青空」は好きにしろと言っていた。俺は宣言通りにチームを抜けることにした。


 後日、新しいチームを作るから誰か付いてこないかと声をかけて見たが俺に付いて来たのは「惨劇のクマさん」と「ねこねここねこ」と他数人だけだった。



ケミカルパンク 俺たちは誓ったよな。この場所で。俺たちの方が正しかったということを見せてやるんだって。それでブルーウィングという名前を付けた。俺たちの翼で青空を越えて見せるという意味を付けてな。

ねこねここねこ ……

惨劇のクマさん マスタ……。

ケミカルパンク それがどうだ。俺たちは内輪もめをしている場合じゃないんだよ。青空を倒せる機会が廻って来たんだ。今こそ俺たちの力を結集して青空のことを倒さなければいけないと思うんだが。どうだ?

惨劇のクマさん うん。僕もそう思うよ。倒そう。青空をB.S.Rを。

ケミカルパンク そうだろ! どうだ? ねこねこは?

ねこねここねこ もっともそうなことを言ってるけど私はその手には乗らないよ。

ケミカルパンク な!

惨劇のクマさん ねこねこさん。お願いします。僕たちと一緒に戦いましょう。

ねこねここねこ でもまあ。私たちも出ようとは思ってたし、出るなら勝ちたい。正直な所私たちのチームの戦力では心もとないって思ってたから組んであげるよ。飲むキャラメルももらったしね。

ケミカルパンク ほ。ほんとか? ねこねこ!

惨劇のクマさん やったあ! ありがとう。ねこねこさん。

ねこねここねこ ただし!!

ケミカルパンク うん?

ねこねここねこ 組んでもいいけど出場は私のチームのレッドウィングの方で出てもらうからね。それが条件。嫌だったら私は別に構わないからね。

ケミカルパンク ぐ! 相変わらず卑劣な手を使うな。

ねこねここねこ どうするの? 面倒だから今から5秒で決めて。

ねこねここねこ 5

ねこねここねこ 4

ねこねここねこ 3

ねこねここねこ 2

ねこねここねこ 1

ケミカルパンク わ。わかった。レッドウィングでいいから。それで頼む。

ねこねここねこ 決まりね。じゃあ私他のメンバーにも伝えてくるからね。じゃあまたね。

ケミカルパンク ああ。よろしく頼む。

惨劇のクマさん またね。ノシ。



 とりあえず俺たちはレッドウィングと組んで出ることになった。レッドウィングのチームとしてでだが。やはりねこねここねこはただでは済まない女だった。それとも素直に応じられないのでああ言った方法を取ったのだろうか。色々な疑問もあったがまあ一応よしとして惨劇のクマさんと別れて俺はログアウトすることにした。


 後日、俺の「ケミカルパンク」と「惨劇のクマさん」、「ケミカルアイカ」、「君は夢を見る」、「サイキッカー」、「加重300%」、「ロマンチストジャニー」の7名がレッドウィングに期間限定で移籍することになった。チーム対抗トーナメントに参加表明もして後は組み合わせを待つのみとなった。


待っていろよ。「限りなく青い空」率いるB.S.R。必ず俺たちはお前を超えて見せるからな。


ご拝読ありがとうございました。ネットとリアルで里美を揺さぶって見ましたがどうでしたでしょうか?なんだか最初の話と大分変ってきたような気もします。

 次回「死のH組」(仮)です。次回はじっくり構想を練りたいと思っているので一週間空けまして4月26日に更新したいと思います。

 うまく話がまとまって書くことができたら4月19日に更新することもあるかもしれません。

次回もご拝読いただけたらうれしいです。どうもありがとうございます。

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