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【改稿前】「序章の序章」4

 斯くして、世界は神様の手によって新しく創り変わった。

 あれから時は経ち、現在は冬、一月の七日である。

 この世界には様々な種族、時代背景、新しい知識や多数のシステム、政治経済の存在が確立された。

 前地球の時に生きていた人類はジ・アースに来れたことを深く喜び、本来ならば来れずに終わる異世界転生もの展開に嬉しさが溢れている。


 同じ星に住む日本人だけ見たとしても、昔に憧れ"侍"をしてたり今まで通り"平社員"をしていたり、ファンタジー地域に住んで"冒険者"をしているというのは目が丸くなる事象だろう。

 もちろん世界のバランスは程よく保たれるように地域毎に法律が全く違う。銃刀法で例えるなら、この国だと銃を持っても大丈夫だが、別の国だと所持するだけで逮捕といった具合だ。

 批判の声が圧倒的に多いものがあったりすると、神様が通るとは思っていなかった修正設定で、変更することにされた。これによってバランス調整が保たれているのだ。

 逆にそれを利用して、新たなアイデアが生まれ、どんどん発展していった。


 エルフや人魚や獣人、悪魔などの人間によく似た仮説のみだった存在も増えていった。何故か、この手のものとなると日本人が圧倒的に強い意見を出すのだが、それは何故だろう?

 『流石は好きな事には全力の日本人!』と言われるくらいには話題が生まれている。

 言語は神様の日本好きがあり、こっそり気づかれないように、標準言語を現日本語に統一。 

 誰も疑問に思わず日本語で喋っている。

 そして、文明の発展、本来居ない種族の追加により人口爆発、人間の死亡率も極端に高まる傾向になってしまった。


 生憎、人口爆発における土地問題や食料不足は広い世界、便利な魔法や道具により土壌の良い場所の多い世界なのでその点は安心出来る。しかし、死亡率は相変わらず……そこで、神様は生命を持つもの全員に"命を三つにする"という法を作成。最高、二回の死だけは全員生き返る事にした。それにより、天国、地獄、冥界等の死後の世界も存在が証明され、様々な契約が結ばれた。前地球に死んでいた生命やここで三回目に死んだ生命は冥界で留まるか、本人の同意や死者が深い理由も無い犯罪者等の極悪人の移送先の手配書がある場合は天国や地獄に必ず送られるのだ。


 ……他には戦闘で関わってくる魔法や必殺技なんかにはカッコイイ羅列や長い口上があればあるほど、威力が上昇するシステムを導入もした。その分、消耗や時間が掛かるなどのデメリットもある為、無言で戦うことも出来るだろう。

神様が言うには、『幻想ファンタジー感を出す為には技名言うのがカッコイイよねー』らしい。


 ざっくりとこの世界を説明したけれど、一回では分からないだろうから、適当に覚えて実際に見てくれたほうが早くて分かりやすいと思う。


 果たして最初は誰から始まるのだろうな……

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