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REMEMBERーWorld Memorialー  作者: CODE393⇒紫晶 朔実
第Xx章
16/77

ヒエンソウー男子共の興味本位探検その7

2個め()

【地下3階ー??】

「…寒っ!!」

 パウロスはその階段を降りた途端にそう言って身震いをした、生身には少し苦しい室温だろうか。

 床には冷気が漂い、部屋は寒い。まるで冷蔵庫だ。明かりは足元が心細い程薄暗い。

「…向こうになにかある、行こう。」

 フィヨはそう言いながらどんどん進んでいく、まるで寒さを感じていないようだ。

「あぁ寒ぃ…ってパウロス、大丈夫か?」

「さっ寒い…!」

 パウロスはその場で縮こまり震えている。そう言えばとディフはパウロスにSから森で受け取ったマフラーを渡した。パウロスはそれを身に着け、2人でフィヨの後を追った。

 そこには何か棺のような物体と…唖然と目を見開き呆然と立ち尽くすフィヨの姿があった。棺は蓋だけ透明で機械チックだ。

「…棺か。誰のだr…!!」

 ディフはフィヨの目線の先を覗き込むと、はっと息を飲み込んだ。

ーそこには服はぼろぼろなものの、あの鏡の少女が棺の中で眠っていたのである。

「な…なんで此処に…!」

「わからぬ……。」

「な、なんだ2人共…此奴がどうかしたのk」

 するといきなり

ー不法侵入者発見!直ちに排除します!ビー!ビー!

 とブザーとアナウンスが聞こえた、天井から音が聞こえる。…大きな針が天井と共に落ちてきている。

「…侵入者って僕らかな。」

「そうじゃないかこれは。」

 最初は冷静で居たものの、はっきりと針が見えるようになると焦りが見えてきた。と

「ーーおいお前らしゃがめ!!」

「「!!」」

「え!?あっ。」

 フィヨとパウロスはその声に反応し反射的にしゃがみこんだが、ディフは少しおくれてしゃがんだ。…音はガアァン!となった後になにも聞こえなくなった。

「…だ、大丈夫か…お前ら…。」

 顔をあげると、Sが落ちてきていた針付きの天井を支え立っていた。その表情は苦虫を噛み潰したように辛そうである。

「…!大丈夫か。」

 ディフはそういうと立ち上がって、なんと片手でその天井をひょいと持ち上げてしまった。

「な…!」

「ん?あ、これ意外と軽かったんだな。焦らなくても良かったじゃないか…。」

 Sはあげていた腕を下げると、唖然とした表情で立っていたが…。

「あ!お前ら此処で何してたんだ!!」

 と、思い出したかのように怒鳴った。そのまま置くの棺の横にある機械に触れると、天井が元に戻った。

「あ…やっぱり入っては行けなかったか。」

「…全く、早々に此処に入られるとは…。戻るぞ。」

「な、なぁ、あの棺の…。」

「此処で見たことは他言禁止だ、もし話そうものなら…。」

 とSは振り返って殺気立った視線を3人に向けた。

「わ、分かった、忘れるよ…。」

 Sはそのままその長い青髪を揺らして先に上がっていった…。


【あー危なかった。また仕事が増えるところだったよ…。】

おはこんばんにちは、CODE393です。

本日2つ目、伏線と言いますか…なんと言いますか…みたいな回になってしまった…。

そろそろ、正体ばらしても…あ、いやあの場面にしようか。(ということで未定

ではまたこの世界でお会いいたしましょう。

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