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REMEMBERーWorld Memorialー  作者: CODE393⇒紫晶 朔実
第Xx章
11/77

アキノキリンソウー女子の森狩その1

出来ましたよぉ。今回から女子編。

【男子共が探索している一方…Earth-宝石の森】

「…なぁ、本当に大丈夫か?」

「大丈夫だと言っているだろう。」

 Sとルナは2人で森の中を歩いていた。相変わらず雪景色だが所々にキラキラと石が落ちている。2人は防寒着を着けていないようだが、寒く感じてはいないようだ。

「…んでさ、獲物は何処に居るんだ?」

 ルナはSの言葉を聞いた後、そんなことを言いながらその鋭い牙を見せて笑った。しかし、その目は明らかに『狩りをする獣』そのものだ。

「さぁな。歩いていたら出てくるだろう…やむおえん場合を除いて殺しはなしだぞ。」

「わかってるさ!…皆帰すんだろ?」

「…分かっているならいい。上から行くか。」

 そう話しながら、2人は木の上へ素早く登っていった。手慣れているようだ。

 枝には葉以外に実が実るように宝石が様々な大きさで枝にぶら下がっている。色も様々で宝石の向こう側がぼんやりと見えるほどの透明感である。

「…なにか聞こえる…。」

 ルナが止まった。耳がピコピコと動き、何かを聞き取っているようだ。彼女は聴力、嗅覚が非常に優れ、おそらく『かくれんぼ』で彼女の右に出るものは居ないだろう。

「…何十人居る?」

「…1…4…8…。…3方向に30人とかずつ、90人位。でも皆、帰るつもりは無いほどに殺気立ってるな。」

「…ほう…。はて、私は何をしたかなぁ?」

 わざとらしく陽気にSがそう返した。緊張感はまるで無い。

「…どうする?」

「…とりあえず一つずつ『潰す』。」

「わかったー。」

ーーー

 森、銀世界の床の上に数十人の『人間』が殺気だって何かを探している。手には銃、猟銃、ナイフなどが握られていた。まるで『狩りに出かける集団』だ。…『狩られるのはこいつら』だが。

 すると

「…えーものはどーこだ♪どーーーこだー?♪」

 と、木の上から声が聞こえる、『人間』共は焦るように周りを見回している。

「…ミーツケタ♪」

 後ろから可愛げな女性の声だ。しかしその声は『普通のモノではない』。

「…不届き者が…その武器は狩り用か?」

 前を見れば青髪の目的のモノが顔をアメシストの仮面で隠して立っている。『人間』共は震え上がるような素振りを見せたが、すぐに武器を構えた。逃げるつもりは無いらしい。

ーり、リデルだ…!こっちに現れやがった…!

 一人の『人間』がSに銃を構えたまま、震える声でそう吠えた。銃は震え、標準が定まっていないようだ。

「…どうした、くればいいじゃないか。」

 ズガァァンン…一人が発砲した。

【戦闘開始ー第1ターン】

ルナー『牙狼族の瞳』

  ー戦闘開始1ターン目最初に発動。敵の回避力の減少、味方の『能力者』の攻撃力の上昇。

Sakumiー『冷気体』

    ー戦闘ステージEarthボーナス。周囲の気温が低いため、暴走確率が低くなる。また、攻撃の命中率が格段に上がり、敏捷も速くなる。

[ルナのターン]

「グアァァオ!!」

 踏み込みも殆どしていないように見えたのに、異常な脚力で前へ飛び上がり敵に鋭い爪の攻撃をお見舞いした。

 『人間』はその獣に狙われているような瞳に怖気づき硬直していたため、殆どの者が避けること叶わず、数人はざっくりと深手を負うはめになった。

ー敵数名、戦闘不能。

[緊急行動ー敵のターン]

「うわあぁぁ!!」

 殺気に怯え吹っ飛んだのか『人間』の一人が銃を乱射した、ルナの方向へほぼ全ての銃弾が飛んだが狙いが定まっていないため避けきれなくても頬をかする程度で収まった。

 他のものは座り込んで震えているか、武器を構え機会を伺っているようで、攻撃してくる様子はない。

[Sakumiのターン]

「…おいおい、お目当てに背を向けてどうするつもりだ?…『CODE0215』FIRE!」

 Sは暇そうに木にもたれかかりながら何かを操作していた。すると、周りに黒い丸が現れその中からミサイルが放たれた。

 ルナは音に気がつくと一旦退き、木の陰でしゃがんで耳を塞いだ。後ろからは轟音が聞こえるが背にしている木が倒れる気配はない。

ー…戦闘終了、前敵兵戦闘不能。


【…男子はおとなしいのに女子ときたら…まぁ彼女ららしいけどね。この後どうするのかしら…。】

おはこんばんにちは。CODE393です。

今回から女子。もとい、リデル組中心に話を進めていきます。戦闘は今回のを基本に進行。

そろそろ男子共にも戦って貰いたいけど…あの人達結構強いからもうちょっと進んでからですかね。

では、次回もこの世界でお会いいたしましょう。

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