作詞家と青朝顔
旗なき反抗
空き缶を踏みつけて
愛ある創造
万年筆をそっと立てた
夕闇の中を猫が駆け抜ける
伸びる影と子供の泣き声
耳をふさぐ自分に嫌悪した
友なき逃走
土壁を蹴り倒し
花ある酔狂
青朝顔が凛と笑う
新月の夜は風が唄うのさ
わらべ歌を一人奏でる
耳を澄ませ心を開いた
紡いだ言葉にしか素直になれない
両極端な感情が揺らめいて
去りゆく他人も当たり前
遅寝早起き
朝顔の土に水を注いだ
ほら、綺麗な声聴かせてよ
旗なき反抗
空き缶を踏みつけて
愛ある創造
万年筆を振るえ
さあ、青朝顔
この唄を一つ贈ろうか