契約完了
色々忙しくて書けませんでした。すみまsん
午前九時、彼女の待ち合わせ時間よりも一時間早めに集合することになった。
朝霞はそれよりも早めに向かったつもりだったが、それよりも先に榊は到着していた。
「あらっ、早かったのね、待ち合わせ時間まで少し時間はあるけれど…」
「待たせるよりも、待つほうが好きなんだ。それよりも…君、そんな格好するんだね。以外だったよ」
「私だって女の子よ?失礼じゃないかしら?」
二人の仲に笑いが生まれた。榊が言った。
「あいつと会う前に、君に会えていたならこんなことになっていなかったのかな…」
「私と会っていても何も起きないわ…そう意味なら、変わっていたかもしれないわね…」
「君は面白いことを言うね」
「こんな所で話していると彼女らに見つかってしまうわ。場所を変えましょう」
そういって二人は、近くのファーストフード店に入った。そこから彼女が来るまで、何気ない榊の話を聞いていた。
二十分経ったのか、三十分経ったのか、気が付くと彼女の浮気相手と思しき人物が現れた。
「あいつじゃないか?あいつの浮気相手って…」
「そうね、彼女が来たら私たちも行きましょうか」
「そうだね」
そこから十分後、彼女が来た。この時点で彼女の罪は確定しているが、彼女の望みは今ここにいる彼に全て押し付けること、だがもうすでに準備は整っている。
「行きましょうか」
二人はそういって、店を出た。
彼女の行き先は、ショッピングモールだった。普通に歩いていたなら、言い訳の一つもでき8田かもしれないが、二人は仲良く手をつないで歩いていた。
しばらくして榊は言った
「なぁ、あいつらを尾行して何をするんだ?問い詰めるならいつでもいいだろ?」
「あなたは何を言ってるの?私たちはデートしているのよ?」
朝霞は満面の笑みで言った。
「何を言ってるんだ!?」
「私はあなたに罪を押し付けて別れさせて、と言われたの。だからこうして私があなたの浮気相手を勤めているわけ、彼女も、あなたも、両方浮気をしていたことになるわ。ただ、彼女はあなたに見られていることに気が付いていないようだけれど…」
気が付けば、周りの人間に注目されていた。ある程度目立てば彼女に気づかれることは必死だった。
朝霞は彼女を見ていった。
「これで契約は完了よ」
がんばります