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罪の贖い~最終話~

**

瞬間、白い光が弾けた。

頭の中に、いくつもの映像が流れ込んできた。

あの日、見捨てた結衣の顔。

泣き叫ぶ由紀の手。

そして、今、俺を許さないまま震える両親の姿。

すべて、すべて──

俺の罪だ。

**

だが。

たとえそうだとしても、

俺は、最後に"選べた"んだ。

もう、逃げない。

最後くらい、誰かを守るために、

この命を使っていいはずだ。

**


意識が、遠のいていく。

耳の奥で、かすかに"@匿名"の声が聞こえた。

「君は、やっと──本物になったね」

──そうか。

俺は、

ようやく、贖えたのか。

**

世界が、

音も色も、消えていった。


エピローグもあるよ

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