表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
副作用  作者:
再会編
4/4

episode4.データ

あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。相変わらずのスローペースでの更新にはなりますが、最終回までの流れに関しては頭のなかでぼんやりと出来上がっていて、ゆっくりでも確実に終わりまで書いていくつもりなのでよければお付き合いお願いします。


「落ち着いた…?」


「うん…ありがとう、才子ちゃん」


 私は不思議なくらい落ち着いていた。


「昨日学校に来ていなかったから、めいちゃんも心配してた。今日は来れそう…?」


「めいちゃんが…うん、今日は行くね」


 才子ちゃんは私の言葉を聞くと微笑んで、立ち上がりスマホを取り出す。


「りなちゃんは学校の準備を…お母さんとお父さんのことは私が警察に連絡しておくね」


「ありがとう…」


 私は階段を上がり、扉を開き、制服に袖を通す。


(死因はなんだろう…考えてもわからないけど、やっぱりもやもやする)


 階段を下りると警察の人がいて、少し驚いている私に気づいた才子ちゃんが言う。


「準備できた…?」


「うん…お母さんとお父さんはどうして死んじゃったのかな」


「……どうしてだろうね」


 私と才子ちゃんは玄関を抜け、学校に向かって歩みを進める。




 才子ちゃんは歩きながらときどき私をじーっと見つめる。気にしてくれているのかな。


「りなちゃん、あれから未来を視ることはあった…?」


「え…視てないかな、でも…その、少しおかしなことを言うんだけど、私しか居ない部屋で誰かに話しかけられて…」


 それを聞くと才子ちゃんは少し驚いたような表情をしたあと、考え込んでいた。


「えっと…やっぱり変だよね」


 深く考えるような素振りをした後に才子ちゃんが口を開く。


「もしかするとりなちゃんの未来視のようなものなのかもしれないね……」


「そ、そういうこともあるのかな……?」


「さて…ただの仮定だよ、りなちゃん」


 私はどう返せばいいのかわからず、少し黙りこんでしまう。そのとき、あの感覚と同時に通りかかった男性が突然私を殴り飛ばし、光景が遡る。


(またあれだ……でも、今のは一体?)


 振り返るとあの男性がこちらに向かって歩いてきている。


(来る……)


 私は男性が殴りかかってくると同時に身を跳ねて横に躱す。


「才子ちゃん、逃げて…!」


 才子ちゃんは逃げることなくその場に留まり、口を開く。


「りなちゃんなら出来るはずだよ……イメージして」


(イメージ……未来視のことだよね、あの感覚を………才子ちゃんを守らないと)


 再びあの感覚が田中りなに訪れる。


「…!」


 男性は再び殴りかかり、田中りなはそれを受けてしまう。


(痛く……ない)


 光景が遡り、男性が殴りかかる直前になる。田中りなはそれを躱し、拘束しようと両腕を押さえる。


(力が強い…!押し返されちゃう…)


 男性は田中りなを軽々と突き飛ばし、田中りなは地面に転がる。

??の研究メモ

身体強化……自身の様々な身体能力を向上させる能力。運動能力から体の硬度、若干程度ではあるが、再生能力もまで向上している。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ