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現地集合は危険

分かりづらい箇所ありましたらご報告ください。

よろしくお願いします。

 気の抜けた効果音が消えたあと街にいることが分かった。おそらく拓だろう声が俺を呼ぶのが聞こえる。

 

 今このタイミングで誰かを呼んでいる初心者っぽいのと言ったら俺たちくらいだろう。


 そして拓も見た目からして俺と同じ悪魔を選らんだらしい。


 「おーい!おー--いこっちだ!⋯⋯⋯おー-い⋯」


 リアルの名前で呼びかけるのはまずいし、かといってゲーム内での名前を事前に決めているわけでもなかったので全く伝わっていない。


 俺が呼んでることくらい雰囲気でわかるだろうって言いたい。


 仕方ないから歩み寄る。


 「よぉ」


 声をかけた。


 「あ、やっと来た。結構時間かかったんだね。」


 「ああ、まぁ好みのアバターを作りたかったからな。待たせてすまん。」


 「しゃべり方どうしたの?」


 こいつは何をいってるのだろうか。


 いつも拓としゃべるときはこんな感じなのに。

 まぁお店とかでは敬語だが、そういうことなのか?


 「おいおいいつも通りなんだが?この前行った店の時の話でもしてるのか?」


 「あなたもしかしてさっちゃんじゃない方ですか?」


 「あ、え?もしかして人違いでしたか。」

 

 「絶対人違いですね。」


 なんということだ。人違いだったらしい。


 「えーと、なんかすみません」


 「あ、はい、こちらこそ」


 そう言って俺はその場を離れた。


 あんな気まずい体験久しぶりだよ。


 「おーい」


 後ろから声が聞こえた。


 「うわっ」

 

 振り返れば拓と似た雰囲気の悪魔の男がいた。


 「お前だよな、えー-と⋯⋯今日はお前んちに行って、俺がベッド、お前がソファーでやってる

  ⋯だよな?」


 たぶんこいつは拓だ。


 「お前と幼稚園からの付き合いの俺だ」


 「一応確認するからこっそり言うぞ」


 「俺は拓だ」


 「そうだ俺は茂だ。」


 とてつもなく苦労したがやっと会えた。


 というか俺、アバターとか現実と全く違うのによくわかったな、拓。


 おれ、気づかなかったんだが。。。


 「それじゃあとりあえずフレンド登録して、あとはチュートリアル通りに街のそとに出ようぜ。

  そもそも悪魔なのになんで街スタートなんだし。」


 俺は拓にそう言って街の外に向かった。


 拓が出店の人に声をかけても無視されてバグか?とか言ってるの尻目に開いている通りの向こうに見える門にむかう。


 


 


  



 


 

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