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嫌がらせ同盟

 おっと仲間が来たようだ。


 とりあえずドアを開けて俺の友人を部屋に入れる。


 彼の名前は小枝 拓(こえ だ たく )だ。


 俺と拓の関係は幼稚園の親同士の関係から始まった腐れ縁みたいなやつだ。


 説明はほどほどにさっきの発言、「ゲームを潰す」発言の説明をしよう。


 ずばりこのゲームのプレイヤーに嫌がらせをすることである。

 

 嫌がらせといえば聞こえは悪いし、事実害悪であるだろうがやらずにはいられない。


 『新たな世界』にはデスペナルティが存在し、ゲーム内で死亡すると経験値の一部ロスト、アイテムのランダムロスト、2時間のログイン制限があるのだ


 そしてこのゲームは 新たな世界 を探索する個人同士の駆け引きや衝突も売りの一つであるため、PKが認められているのである。


 ここまでお膳立てがあればある程度の人数はこのスタイルをとるだろうし、運営が奨励しているようなものだ。


 パッケージの絵から察するに事実そうなのであろう。

 

 とりあえずはゲームを始めよう。


 なんだかんだと 『新たな世界』 を批判してきたが俺もそんなゲームの恩恵にあやかろうとしているユーザー予備軍の一人だ。


 別に夢はラーメン屋だったがそれが潰されたからといって憤慨したわけではない。


 少しむかついただけだ。本当に少しだけ。


 そして拓が今ここにいるのもこのゲームを一緒にプレイするためだ。


 しかし目標はある。


 ただ楽しむというのも悪くはないが、最短でこのゲームを攻略しようというわけだ。


 そしてこのゲームを中から壊してやろうというわけだ。


 別にゲーム内で規約の範囲で遊ぶだけだし運営に対処されることはないだろう。


 そんなわけで俺はソファー、拓はベッドの上に寝っ転がってゲームを起動した。


 

更新をおまちください。

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