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ジャンク屋メグの紡ぎ歌  作者: 六人部彰彦
第10章

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10-07 監察官側の接触と拷問と

※暴力的な表現を含みます。苦手な方はご注意ください。

(ケイト視点)


 マルヴィラと共に宇宙軍に投降した後、軍医の診察を受け、入院治療が必要と診断された。

 私はそのままマルヴィラと離され、担架のまま宇宙軍艦に載せられた後、睡眠薬を投与され眠ってしまった。


 気が付くと、私は病院の集中治療室に居た。

 心拍や呼吸を計測するセンサーが体のあちこちにつけられている。


「あ、意識が戻られましたか」


 近くにいた女性の看護師が、私が目覚めた事に気付いた。


「足の怪我の手術は終えましたが、まだ全身麻酔が効いていてぼんやりするかと思います。とはいえ意識が戻りましたので、これから一般病棟に移動する手続きをしますね」


 看護師に言われて、私は頷いた。

 ただ彼女に言われたように、目は覚めてもまだはっきり考える事ができない。

 しばらくして、移る先の一般病棟の空きベッドが確保できたらしく、看護師たちが体につけられたセンサー類を外していく。そして彼女達は私の病衣を整え、寝ているベッドごと移動を開始した。

 集中治療室を出ると、そこでは軍の兵士が数人待ち構えていた。


「おい、待て! 停まれ!」


 兵士達が、私の移動を妨げようと進路に立ちふさがる。


「何なのですか、貴方達は! どいて下さい!」

「煩い! その女に用があるのだ!」


 ベッドの動きが停まり、看護師たちと兵士が言い争う。

 兵士の一人が、ベッドの傍へやって来て私の病衣の胸倉を掴む。


「3区の生存者の奴等は、どこへ行った! 吐け!」


 3区の生存者? えっと……メグちゃん達?

 まだ麻酔が効いているのか、頭がうまく働かない。


「さあ……」


 そもそもメグちゃん達に渡したメッセージの意味を、私は知らないし。

 麻酔が残るぼんやりした頭で、そう思った。


「さあって、おい! お前が知らない訳ないだろう!」

「いい加減お止めください!」


 胸倉を掴んでいた兵士は、集中治療室から出て来た数人の応援の看護師たちに引き剥がされる。

 そして私はベッドのまま一般病棟へ運ばれていった。


 一般病棟では、追加料金の無い大部屋のベッドも空いていたけど、病院としては個室に入って欲しいみたい。さっきみたいに兵士が突然来たりもするし、仕方なさそう。

 人工血液の輸血も終わっているけど、内部の筋肉や血液などの組織の結合が馴染むまでは入院が必要みたい。

 その間の一般病棟の入院費と個室の追加料金は、持っていたクーロイ住民カードに事前登録していた口座から引き落としされる。手術費用は宇宙軍が持ってくれていたみたいだけど、一般病棟の入院費は持ってくれないらしい。宇宙軍もケチね……。

 あと手続き中に知ったのだけど、ここってクーロイの中核病院、クーロイ市民病院だった。

 宇宙軍も怪我したら、この病院に運ばれるのかしら。


 それから数日間は、個室からあまり出ずに過ごした。どうしても動く必要がある時は、車椅子が置かれていたので、それに自力で乗って移動した。

 病室でテレビ放送を見たけど、流れているニュースは宇宙軍がやって来る前とあまり変わらない。式典の話も殆ど放送されず、監察官側が意図的に差し止めているのでは、と思った。


 日に一回、宇宙軍の兵士達が数人、病室まで尋問に来た。

 ただ、周りには別に数人の男性看護師が付いてくれたのもあり、兵士達に強く詰め寄られたり暴力を振るわれたりという事は無かった。

 尋問では3区の奥へ行った目的や、メグちゃん達との接触について尋ねられたけど、投降前にマルヴィラと打ち合わせた通り、置き去りにされたマルヴィラを助けに行くために奥に行ったのであって、3区に本当に行方不明者がいたとは知らなかった、との主張を繰り返した。



 一般病棟に移って二日目の昼。

 病棟受付からコールが掛かる。


「エインズフェローさんに面会の申請があります。面会者は三十代くらいの男性で、申請書には、キーフェン・シェルトン様とありますが、どうされますか?」


 キーフェン・シェルトン? それは一体誰でしょうか?

 恐らく偽名だと思うのですが。三十代くらいの男性という事なら、恐らく……。


「受理して頂いて構いません。面会場所は、受付前のロビーでお願いします。

 個室での面会の必要はありません」

「了解しました。では、シェルトン様にはこちらでお待ち頂きますので、早めにお願い致します」


 了承の意を伝えると、受付からは早めに来るように言われた。

 病衣のままでは恥ずかしいので、車いすに座って膝に毛布を掛け、上着を羽織って移動する。

 病棟受付のロビーまでやって来ると、そこには、帽子を目深にかぶっているものの、やはり見覚えのある顔があった。


「事務局長。大丈夫ですか?」


 そう話す男性は……眼鏡を掛けて印象を変えているけど、予想通りシェザンさんだった。


「足を撃たれて手術したけど、命に別状は無いわ。立ち話も何ですから、あちらで話しましょう」


 そう言って、ロビー隅のベンチを見やる。


「できれば、個室で話せるほうが……」


 そうシェザンさんは言うけど、私は首を振る。


「個室に入って話す方が、却って目立つわ」


 そう言って、ベンチの方へ車椅子を動かしていく。

 ここのベンチは受付から離れていて、会話を聞かれる心配はないけど、受付から目は届く。

 シェザンさんも付いて来てベンチに腰を下ろす。私は車椅子を彼の向かい側に動かす。


「貴方、宇宙軍に捕まらなかったのね」

「ええ。何とか逃げ延びて、いまは潜伏中です。生存者達はどうなったのですか」


 シェザンさんは顔を動かさず目だけで周りを見回しながら、小声で話す。


「何とか、脱出できたみたいね」

「ということは、上手く情報を渡せたのですね」


 シェザンさんはほっとした表情で言う。


「あら? 私は、3区の奥に取り残された従業員を迎えに行っただけよ」

「……そう言う事にしておけという事ですか」


 シェザンさんは肩を竦める。


「それで、今日は何の用かしら」


 私が本題に切り込むと、シェザンさんはさらに声を落として言う。


「事務局長を助ける為のお手伝いができないかと思いまして」


 私は首を傾げる。


「どういうこと?」

「ですから、事務局長が宇宙軍の駐屯地ではなく病院にいる間に、抜け出すための手引きを」


 シェザンさんはそう言うが、私は首を振る。


「会長やジャスパー、他の事務局メンバーも一緒に助からなければ意味が無いわ」


 私だけ逃げ出しては、今まで巻き込んだ色んな人達に対する責任が果たせない。

 シェザンさんは、やはり……。


「……ではせめて、私を使いっ走りにでもお使い頂ければ」


 使いっ走り、ねえ。

 入院中に必要な物は病院の売店で買えるし、今は別に、彼に何かを頼む必要性は無いわね。


「必要無いわ」

「し、しかし。皆が捕まった以上、事務局長もお困りではないかと」


 やけに食い下がって来るわね。


「今は何も。それより、この病院は監視されているわ。貴方の身の方が危ないのではなくて?」

「いえ、あの監視は節穴ですから」


 そう言いながらも、シェザンさんは少し焦った様子を見せる。


「私は特に困って無いから、今は貴方の身の安全を最優先にして頂戴」

「……わかりました。また来ます」


 そう言って、シェザンさんは帰って行った。


 でも、彼がもし次来ても、今と同じ対応しかしないわ。

 貴方が監察官側のスパイだってことは、とうにお見通し。

 前総務長官のメモで、カルロス侯爵との秘密会談の事が監察官側に筒抜けになっていたのを知って、中将との連絡役だった貴方がスパイだって思った。

 シェザンさんがスパイだとしたら、元締めは准将かしらね。

 そういう前提でジャスパーが、他の事務局の皆が動いてくれて。

 式典が始まる迄は、中将閣下との中身の無いやり取りに貴方を振り回したの。


 今だって、私から何か情報を引き出す目的で来たのでしょう?

 いずれ、私が気付いているってバレると思うけど、それまで精々振り回されていてね。



 一般病棟に移って五日目。

 尋問もいつも通りやり過ごし、退院ももう少し掛かると医師から聞いた。

 消灯時間前、そろそろ寝ようかと思ってベッドに横になった時、病室外の廊下からドタドタと大きな足音が複数聞こえて来た。


「面会時間外です! 入って来られては困ります!」


 当直の看護師らしき女性が止める声も聞こえるけど、足音は段々近づいてくる。

 嫌な予感がしてベッドから起き上がるのと、病室の扉が開けられるのがほぼ同時だった。

 そこに姿を現したのは……!

「お前には、場所を移って貰う」

 そう言ったのは、式典当日に3区の会の皆で縛り上げた、警護隊もどきの五人組の一人。残りの四人も素早く病室に入って来て、私の四肢をベッドに押さえつける。

 それから私の鼻と口を覆う様に、何か薬品がしみ込んだ布を押し当てる。

 私は必死に抵抗したけど、筋骨隆々の男達には敵わず、段々意識が遠のいて行った。


 気が付けば、5m四方程の殺風景な部屋の中。

 部屋には窓が一切なく、私の左側の壁に扉が一つあるだけ。ここはどこ?

 部屋の真ん中に机が置いてあり、私はその傍の肘掛つきの椅子に座らされていた。

 しかし服は病院にいた時の病衣のまま、両手足は肘掛や椅子の脚に縛り付けられていて、身動きが取れない。

 何とか腕を抜こうとして藻掻いてみても、きつく縛られていて、全く手足が抜ける気配が無い。


 暫くして、扉を開けて部屋に入って来たのは、私を病院から連れ去った五人。

「よくも俺達をブタ箱送りにしやがったな。一切の手加減はしないから覚悟しておけ」

 3区の会事務所でも私達と話していたリーダー格の男が言う。

 四肢を椅子に固定されている私の正面にそのリーダーが座り、二人が私の左右、残り二人が私の後ろに立つ。

 この連中、恐らく3区の会事務所で私を誘拐しようとしていた筈。

 手口からして、私に暴力を振るったりすることに躊躇する連中では無い。

 なかなか、不味い状況ね。


「まず、お前が保護された時の宇宙服を調べた。外から見えない様に、テキスト表示パネルが貼られていたが……暗号通信でテキストを受信するだけだったみたいだな。誰と通信していた?」

「知らないわ」


 左にいた男が、私の目の前の机に拳を振り降ろし、激しい音を立てる。


「脅されても、本当に知らないわ」


 推測はあるけど、はっきりした情報では無い。


「……まあいい。あと、宇宙服の脚に付いていた筈の錘が無くなっていた。あれは、3区の生存者に渡したのか」


「マルヴィラよ。ずっとあそこに居て、錘がすり減ってしまったらしくてね。撃たれて歩けなかったから、渡しただけ」


 これは、投降前にマルヴィラと打ち合わせた内容。

 不意に、拘束されている右脚のふくらはぎを蹴られる。


「んんっ!」


 撃たれた傷に響き、痛みに顔が歪む。

 しかし四肢を拘束されていて身を捩ることさえできない。


「下らん嘘をつくな。3区のあの辺りを捜索したが、擦り減った錘らしい物は見つかっていない」

「……そう、言われて、も……っ。擦り、減った、錘は……外に、捨て、たって……。」


 痛みを堪えながら答える。

 当時メグちゃん達は、コロニーの回りにデブリを撒いていたから、この答えで問題ないはず。


「……じゃあ、単刀直入に訊く。お前が撃たれた後、アンドロイドに渡したメッセージは何だ。奴等はどこに行った」

「何の、事、か……知ら……ない」


 まだ痛みが響くけど、何とか答える。

 しかし今度は、右の男が撃たれた所を拳で直接押さえつける。


「あああああっ!!!」


 先ほどとは比べ物にならない激痛が走り、思わず叫び声を上げる。


「言え! 奴等に何を伝えた!」

「ああああ! な、何のことだか……ああああ!」


 白を切ると、右の男が更に拳を捻り、傷を刺激する。

 更に痛みが増し、叫び声が止まらない。


「奴等に伝えたメッセージは何だ!」

「ああああ!」


 段々、痛みで頭が朦朧としてくる。すると右の男が手を引っ込める。


「はぁ、はぁ、はぁ、……」

「聞きやすい所から聞くか。お前は、3区の会の生存者と面識はあるか」


 息が荒く、言葉にならないし、思考ははっきりと形を取らない。

 だけど、これ位は答えて問題無い筈だろうと、ぼんやりと考えて。

 私は頷いた。


「ラジオの女は、3区の会の会長の孫娘なのか」


 もう、そこまで調べられているのか。


「はぁ、はぁ、はぁ、……さあ……知らない」


 私は息を荒げながら、なんとか白を切る。


「女の父親は、ライノ・ルマーロか」

「さあ……はぁ、はぁ、……」


 身元確認は、まずい。白を切らないと。


「残りの3人の名前は、グンター・シュナウザー、セイン・ラフォルシュ、ライト・ミヤマか」


 ……しまったな。面識があるって答えてしまった。

 ここまで調べられていると、彼等の家族にも影響が……!


「さっさと答えろ!」

「ああああ!」


 また右の男が傷口を拳でグリグリ押さえ、激痛に叫び声を上げてしまう。


「はぁ、はぁ、はぁ、……」


 右の男は拳を引っ込めたが、痛みで頭が働かない。


 このままでは、不味い……!

 でも、四肢が拘束されていては、どうしようもない。

 そう思っていると、 再度傷口が刺激される。


「ああああ!」

「答えがイエスなら頷け。そうすれば、その拳は止めてやる」


 余りの痛みに意識が飛びそうになり、思わず頷いてしまう。


「そうやって素直に答えれば、あまり無体はしないぞ」


 向かいの男が言うが、もう大分、体力が、抗う気力が削がれてしまっている。

 これはもう、尋問ではなく、拷問と言っていい。

 だからと言って、私には成す術が無いけれど。


「さて本題だ。お前は、彼等がどこに逃げたか知っているか?」


 私は首を振る。

 途端に、また右の男が拳で傷口をグリグリと押さえる。


「うああああ! し、知らない! 本当に知らない! ああああ!」


 私は何かの計算式を渡しただけ。あれが何なのか、本当に知らない。

 しかし、彼等は手を緩めない。


「じゃあ、奴等に何を渡した!」

「あああ! し、知らない! ああああっ!」


 この質問には気力を振り絞って、私は白を切り続ける。

 しばらく苛まれたが、白を切り通し、やがて傷口を押さえる手は止まった。


「……なかなか強情だな。では仕方ない。最後の手段だ。やれ」


 正面の男の言葉を合図に、両脇の男から手が伸び……病衣が引き千切られる。


「! ……はぁ、はぁ……な、なに、を……!」


 今の私は、上半身は下着だけ。

 何をされるのかがわかり、手足の自由を取り戻そうと身を捩るが、手足の拘束はびくともしない。

 どうにもならない絶望感に、血の気が引いて来る。


「どうしても口を割らないのなら、お前の体に聞いてみようか」


 正面の男が、下卑た目線で言う。

 そして、両脇の男の手が伸びて来る。

 何もできずに、このまま成すがままにされるのか……!

 怖くて、悔しくて……思わず目を閉じる。


 そこに突然、左から大きな音がする。

 驚いて見ると、部屋の扉が破られ、何人もの人間が乱入してくる。


「だ、誰だ……ぐえっ」

「ぎゃあ!」

「うぐっ!」


 乱入して来た者達は、私を取り囲む五人をあっという間に殴り倒し、彼等を後ろ手に拘束していく。

 何が起きているのか分からず、呆然としていると、私の体に毛布が掛けられた、

 そして、左右に一人ずつしゃがみこみ、私の四肢を椅子に括りつけていた拘束を解いていく。


「お久しぶりです。エインズフェローさん」


 声を掛けられた方を見ると、どこかで見た、マルヴィラくらいの体格の大柄な女性。


「……ハイヴェ大尉、でしたかしら」

「覚えて頂いていましたか」


 確か自治政府との話し合いの際に、自治政府側の嫌がらせを跳ね除けてくれた、近衛隊の人。


「入院中の病院から、貴女が兵士達に強引に連れ去られたとの通報を受けて、探していたのです。監察官の言うような犯罪が行われたかどうかもはっきりしていない中で、拷問の様な取り調べを行う法的根拠など有りません。事の次第がはっきりするまで、近衛隊にて貴女を保護し、適切な治療を受けて貰います」


 ……ひとまず、助かったのかしら。


「他にも、このような不当な取り調べをされている人が……」


 私がそう言うと、ハイヴェ大尉は頷いた。


「貴女と一緒に投降したマルヴィラ嬢、それに3区の会事務局の面々も、私達が身柄を保護しています。何人かは治療が必要な状態でしたので、同じ様に適切な治療を提供します」


 大尉の言葉に、私は頭を下げた。


「有難うございます。貴女は近衛隊だとの事ですが、どうして私達にそこまで……」


 私は疑問に思ったので、彼女にぶつけてみた。


「私達近衛隊は、国に仕えているのであって、監察官の私兵ではございません。

 帝室のやり方が間違っていれば、体を張って止めるのも近衛隊の役目ですので」


 つまり、私達を拷問している事が明らかになると、それこそ帝室が、国が揺らぐ可能性があると判断したのですね。

 ひとまずは、信頼できそうです。


 それから私は、再びクーロイ市民病院に入院する事になりました。

 あの兵士達がさんざん甚振ってくれたので、撃たれた痕は傷口が開いただけでなく、中の組織の結合もグチャグチャになってしまっていて、再手術となりました。

 手術後に病棟に移ると……そこには四人部屋で、会長とマルヴィラ、クレアさんと一緒の病室でした。


 会長は顔に殴られた痕があり、左腕も折られたそうです。

 マルヴィラも顔に殴られた痕があり、更に腕と足を折られたと言います。

 クレアさんは、顔と両腕です。

 退院は別々になる可能性がありますが、四人で一緒の部屋で安心です。

 ここは女性用の病棟ですが、男性用の病棟にはジャスパーもいるようです。


 近衛隊の女性兵士が、病室の外に二人、中に二人、常についていることになり、監察官の手の者からの接触は全て防いでくれました。中の二人は監視も兼ねているのでしょうけど。

 時々、近衛隊の女性の尋問というか、式典の時の事で質問を受けたり、連れ去られた時の事、その前の3区の会で襲われそうになった事について質問をされたりしましたが、激しい尋問ではなく、私達は穏やかに治療を受ける事が出来ました。


いつもお読み頂きありがとうございます。


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